第二種電気工事士の合格率は60.1%!難易度と必要な勉強時間を徹底解説

電気工事士の資格・試験

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第二種電気工事士の合格率は、学科(筆記・CBT方式)60.1%、技能(実技)70.7%(過去6年平均)です。

第二種電気工事士は、国家資格の中でも合格率が高く、比較的合格を狙いやすい資格と言えます

資格取得には学科試験と技能試験の両方に合格する必要があるため、不安に思う方もいるかもしれません。しかし、学科も技能も基礎的な内容が中心であり、難易度はそれほど高くありません。

そのため、しっかりと事前に勉強を進めれば、十分に合格が狙える資格です。

この記事では、第二種電気工事士の合格率や難易度、さらに資格取得に必要な勉強時間や効果的な勉強方法について詳しく解説します。


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【最新版】第二種電気工事士(学科・技能)の合格率は?

第二種電気工事士の試験は、【上期】と【下期】の年2回開催されます。

筆記またはCBT形式で行われる【学科試験】と、実技形式で行われる【技能試験】に合格すると第二種電気工事士の免状が交付されます。

そんな第二種電気工事士の合格率は、学科(筆記・CBT方式)60.1%、技能(実技)70.7%(2019年〜2024年の過去6年間の平均)となっています。

第二種電気工事士の平均合格率

では、6年間の合格率推移について詳しく見ていきましょう。

学科試験(筆記・CBT方式)

第二種電気工事士【学科試験(筆記・CBT方式)】合格率の推移は下記のとおりです。

■第二種電気工事士(学科試験)の合格率

年度 合格率 受験者数(人) 合格者数(人)
平均 60.1% 132,546 79,376
2024年度 58.2% 132,462 77,045
2023年度 59.4% 134,025 79,655
2022年度 56.0% 145,088 81,179
2021年度 59.2% 156,553 92,640
2020年度 62.1% 104,883 65,114
2019年度 65.9% 122,266 80,625

参考:試験実施状況の推移(第二種電気工事士試験)

※参考:第二種電気工事士試験の推移(一般財団法人 電気技術者試験センター)


2019年度〜2024年度の学科試験(筆記・CBT方式)合格率は、平均60.1%です。

最も高い年が65.9%、最も低い年が56.0%と、年度により合格率に多少バラつきがあります。

■ 関連記事

学科試験のCBT方式については「『CBT方式』は電気工事士試験の新システム!従来の『筆記方式』との違いも解説」にて詳しく解説しています。


技能試験(実技)

次に【技能試験(実技)】合格率の推移を見てみましょう。

■第二種電気工事士(技能試験)の合格率

年度 合格率 受験者数(人) 合格者数(人)
平均 70.7% 96,148 67,987
2024年度 70.3% 94,238 66,215
2023年度 71.1% 95,337 67,749
2022年度 72.6% 97,659 70,888
2021年度 72.8% 116,276 84,684
2020年度 72.4% 72,997 52,868
2019年度 65.3% 100,379 65,520

参考:試験実施状況の推移(第二種電気工事士試験)

※参考:第二種電気工事士試験(一般財団法人 電気技術者試験センター)

2019年度〜2024年度の技能試験(実技)合格率は、平均70.7%と、学科試験(筆記・CBT方式)よりも高い合格率で推移しています。

実技は、問題が事前に公表され、その中から出題されます。

したがって、試験当日までに候補問題を繰り返し練習することで、合格の確率をグッと高めることができます。

第二種電気工事士の技能試験に落ちた場合の原因や対策については「第二種電気工事士の技能試験に落ちた原因は?よくある失敗や再試験への対策を解説!」で詳しく解説しています。


第二種電気工事士技能試験の道具


ちなみに、世の中には数多くの国家資格がありますが、難易度が中間あたりに位置づけられるものでも20%台〜40%台の場合が多いです。

【合格率20~40%台の国家試験 一例】

賃貸不動産経営管理士:約28%

衛生管理者第1種   :約45%

※参考:賃貸不動産経営管理士の合格率(資格の学校TAC)
    衛生管理者の合格率や難易度(生涯学習のユーキャン)


それぞれの受験資格によっても異なりますが、この数値を目安とすると、第二種電気工事士の合格率は比較的高い方に含まれると言えます。

ちなみに、第二種電気工事士の上位資格となる、第一種電気工事士の合格率は、学科(筆記・CBT方式)56.0%、技能(実技)63.2%です(2019年度〜2024年度の平均)。

学科(筆記・CBT方式)・技能(実技)共に、第二種電気工事士よりも合格率がやや低いのが特徴です。

詳しくは「第一種電気工事士の合格率」をご覧ください。

   

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第二種電気工事士の難易度が低い理由

第二種電気工事士は、電気工事に関する国家資格の中でも比較的取得しやすいとされています。

第二種電気工事士の難易度が低い主な理由は、試験の仕組みや勉強のしやすさにあります。


1つずつ見ていきましょう。

電気に関する専門的な学歴や職歴が不要

第二種電気工事士の試験は、受験資格に制限がありません。

電気に関する学歴や職歴がなくても、誰でも受験できるため、未経験者でも挑戦しやすい資格です。

通常、国家資格では「実務経験〇年以上」や「専門学校の卒業」が条件となることがありますが、第二種電気工事士はそうした条件がないため、独学でも取得が可能です。

また、基礎的な電気知識がなくても、参考書や講習会を利用すれば十分合格を狙える試験内容になっています。



学科試験(筆記・CBT方式)は4択問題のため、消去法で正解を絞れる

第二種電気工事士の学科試験(筆記・CBT方式)は、すべて4択問題で構成されているため、完全に分からない問題でも、消去法を使えば正解を選べる可能性が高まります。

学科試験の出題形式は下記のとおりです。

■ 第二種電気工事士 学科試験(筆記・CBT方式)の出題形式

項目 内容
解答方法 マークシート式(4択問題)
問題数 50問
配点 1問2点(すべて共通)
試験時間 120分
満点 100点
合格ライン 60点

※合格ラインは、年度により多少異なる場合があります。

例えば、次のような方法で正解率を上げることができます。

■ 第二種電気工事士の学科試験で正解率を上げるコツ

  • 明らかに違う選択肢を除外する
  • 数値や単位が極端に違うものを外す
  • 過去問を研究し、よく出るパターンを覚えておく

こうしたテクニックを活用すれば、知識が不完全でも合格ラインに届くことが可能です。

暗記問題のみで合格ラインに近づける

第二種電気工事士の学科試験の出題範囲には、計算が必要な問題も含まれていますが、多くの問題は暗記だけで解ける内容になっています。

学科問題は例年下記のような内容で構成されています。

■ 第二種電気工事士学科試験(筆記・CBT方式)の暗記問題の割合

科目 内容 問題数
(1)電気に関する基礎理論 計算 約5問
(2)配電理論および配線設計 計算 約5~6問
(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 暗記 約7問
(4)電気工事の施工方法 暗記 約5~6問
(5)一般用電気工作物の検査方法 暗記 約4問
(6)配線図 暗記 約20問
(7)一般用電気工作物の保安に関する法令 暗記 約3問

参考:第二種電気工事士試験(一般財団法人電気技術者試験センター)

したがって、第二種電気工事士の試験は、計算問題が苦手な人でも、暗記問題を重点的に学習すれば合格ラインに近づくことができます。



技能試験(実技)は候補問題を事前に練習できる

第二種電気工事士の技能試験(実技)では、「候補問題」が事前に公表されています。

つまり、試験に出題される問題が事前に分かっているため、試験対策がしやすいのが特徴です。

技能試験の出題形式は下記のとおりです。

■ 第二種電気工事士技能試験(実技)の出題形式

項目 内容
解答方法 配線図に従って、基本的な配線の作業・施工を行う
問題数 事前公表問題の中から1つ出題
試験時間 40分
合格ライン 欠陥がなければ合格


したがって、第二種電気工事士の技能試験(実技)は、 候補問題を繰り返し練習しておけば本番で初めて見る問題はなく、余裕を持って試験に臨めます

実際、多くの受験者は候補問題の練習を十分に行っているため、学科試験よりも技能試験のほうが合格率が高い傾向にあります。



50問中30問正解すれば合格できる

第二種電気工事士の学科試験(筆記・CBT方式)は、全50問のうち30問(60%)正解すれば合格できます。

国家資格の中には、70%~80%の正答率が求められる試験もありますが、それに比べるとハードルは低めです。

さらに、過去問と同じ問題が出題されることも多く、試験対策をしっかり行えば、十分に合格を狙えます。

電気設備業界に特化した求人サイト「工事士.com」では、第二種電気工事士の過去問を解ける「過去問クイズ」を公開中です。

スマホから気軽に取り組めるため、スキマ時間などの勉強方法として有効的です。

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受験者の声から見る第二種電気工事士試験の難易度

第二種電気工事士の難易度は高くないと言われても、「受験するにあたってはやっぱり不安…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、第二種電気工事士を過去に受験した経験者の生の声をご紹介します。

いずれも当サイト工事士.comの利用者で、現在は電気工事士として活躍している方々です。

先輩の体験談を試験勉強の参考にしてみてください!

未経験者でも合格できる!

『私は第二種の免状をとって電気工事会社に就職し、その後さらに高度な第一種電気工事士の免状も取得することができました!

筆記試験はとにかく過去問。
過去問を5年分ぐらい、繰り返し解いておけば合格できます。

問題は4択なので、暗記が通用します。
なかには、全く一緒かと思うような問題も試験本番で出ました。

過去問を解いているうちに問題に慣れていくし、明らかに間違っているという選択肢も早く分かるようになりました。

私は電気工事士として現場に出ているわけではないので、技能試験にはやや不安がありました。

そこで、試験で使う工具や材料を揃え、公表されている候補問題を繰り返し練習しました。

テキストにはDVDがついていて、動画で手の動かし方を学べたので、技術に自信のない人でも頑張れば独学で合格できると思います。

せっかく電気工事士に興味を持っているなら、個人的には迷わず受けて欲しいです。

試験を突破して、免状が届いたときの喜びは言葉にならないほどです!
(30代/第二種・第一種電気工事士取得)』



計算が苦手な人は暗記を頑張ればOK!

『全く勉強せずに合格することはできないですが、事前の勉強さえやれば、受かる試験だと思います。

僕の場合は計算に苦手意識がとてもあって、中学生の時も数学のテストが全くダメだったんです。

筆記の計算問題は捨ててもOKと聞いたので、とにかく覚えれば解ける問題に集中して勉強しました。

そのおかげで、実際に筆記の過去問で70点程度とれるようになり、合格もできました。
計算問題がもうちょっと出来れば、もっと簡単に合格できたのかなと思います。

技能試験では欠陥に注意しながら、とにかくコツコツ練習しました。

僕は電気工事会社に勤めているので、すでに合格した先輩にコツを教えてもらいました。

DIYなどで工具を使ったことのある人なら実技の方が苦労しないと思います。

特別な技術が必要なわけではなくて、時間内にミスなく作業することが求められる試験です。

落ち着いてやれば大丈夫!
(20代/第二種電気工事士取得)』


いかがでしたか。

実際に合格した先輩の生の声を聞くと、勇気が出てきますね。

お二人の体験談から、第二種電気工事士は「勉強すれば受かる」ということを改めてお分かりいただけたかと思います!

文系で電気工事士試験を目指すという方は「文系でも電気工事士になれる!合格者の体験談や未経験者向けの勉強時間と勉強法を解説」もあわせてご確認ください。


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第二種電気工事士合格に必要な勉強時間は?

第二種電気工事士の難易度は高くないとご紹介しましたが、やはりある程度の勉強は必要です。

では、実際に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

第二種電気工事士試験の合格者に勉強期間を調査したところ、最も多かった解答は1ヶ月〜3ヶ月、電気についての知識が一切ない方で、50〜150時間程度のようです。

勉強時間について、もう少し詳しく見ていきましょう。

勉強時間の目安・イメージ

学科試験で最低限必要だと思っていた方がいい勉強時間は約50時間です。

「約50時間」だけ聞くと、時間の確保が難しそうと思う方も多いかもしれません。

そこで、50時間の勉強時間を確保するために必要な期間の目安をまとめました。

勉強タイプ 勉強内容
毎日コツコツ取り組みたいタイプ 平日1時間+土日1時間

(週7時間×7週間)

【49時間/約2ヶ月】

土日に集中したいタイプ 平日0時間+土日5時間

(週10時間×5週間)

⇒【51時間/約1.1ヶ月】


毎日コツコツ頑張りたいという方であれば、1日1時間勉強すれば約2ヶ月、土日に集中して勉強したいという方は土日のみ5時間すれば約1.1ヶ月間で、50時間を達成できます。

なお、仮に2ヶ月かける場合は、初めの1〜2週間でテキストなどを使い基本的な知識を頭に入れ、その後「過去問を解く ⇒ 自己採点・解説の読み込み」を繰り返す、という進め方がいいでしょう。

また、受験を考えている方の中には「自信がないからもう少し勉強時間を確保したい」という方もいらっしゃいますよね。

そこで 「約120時間」の勉強時間を確保するために必要な期間もご紹介します。

勉強タイプ 勉強内容
毎日コツコツ取り組みたいタイプ 平日1時間+土日1時間

(週7時間×17週間)

【119時間/約4.1ヶ月】

平日1時間+土日2時間

(週7時間×13週間)

【117時間/約3ヶ月】

土日に集中したいタイプ 平日0時間+土日5時間

(週10時間×12週間)

⇒【120時間/約3ヶ月】


120時間の勉強時間を確保しようと思うと、やはり50時間のときよりも長期間が必要です。

1日1時間ずつだと4ヶ月ほどかかってしまいますが、土日の勉強時間を2時間にすれば約3ヶ月で117時間を確保することができます。

<暗記が得意or不得意>タイプごとの勉強時間を紹介

一般的な勉強時間の目安をお伝えしましたが、実際に必要な勉強時間は人によって異なります。

これは、1人ひとりの覚えるスピードや勉強時の集中力によっても変わってくるためです。

ということで、「暗記の得意・不得意」によって勉強時間の目安をご紹介します。

判断の一つとして参考にしてみてください!

■ 暗記は比較的得意/テストや試験は要領よくやってきたという方

50時間のイメージで勉強を始めてみましょう。

実際に勉強を始めてからの手応えで、勉強時間を増やす・減らすを調整してください。



■ 暗記や勉強に苦手意識がある/なんとしても確実に一発合格したいという方

70〜100時間をイメージして始めましょう。

「なんとしても一発合格したい!」という方は、試験本番で少々のミスをしても合格ラインの60点を超えられるような準備をしておくことが大切です。

試験当日は緊張したり、時間に追われたりするかもしれません。

事前準備で80〜90点ぐらいまで対策できていれば、「少しくらい間違えても大丈夫」と気持ちの面でも余裕が持てますよね。



遅くても試験2ヶ月前までには勉強を始めよう!

第二種電気工事士の受験を決めたら、遅くとも試験当日の2ヶ月前には勉強を始めるのが良いでしょう。

過去問を解いたり、暗記内容を確認したり、まずは何かしら手をつけてみることが大切です。

第二種電気工事士の試験は【上期】【下期】と年2回開催されるため、各試験の2ヶ月前は下記のとおりです。

試験日程 遅くとも勉強を始めたほうがいい時期
上期 CBT方式

2025年4月21日~5月8日

2月下旬
学科試験

2025年5月25日

3月下旬
下期 CBT方式

2025年9月19日~10月6日

7月下旬
学科試験

2025年10月26日

8月下旬

一度取り掛かってみて、「1ヶ月もあれば十分だ」と感じたら時間を空けてもOKです。

また、「50〜100時間も勉強できるかな…」と不安な方もいるかもしれませんが、 コツは「スキマ時間を使う」ことです。

移動時間、誰かに会うまでの待ち時間、夜寝る前の少しの時間、こうした10〜30分の中でも1つ2つの用語や図を覚えることで勉強がはかどります。

最初は初めて見る言葉や図ばかりかもしれませんが、見たことのある内容や理解できることが増えていくと、徐々に楽しくなっていくものです。

次第に波に乗っていきますので、まずはそれまで頑張りましょう!

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第二種電気工事士試験合格のためのおすすめ勉強方法と準備

第二種電気工事士の試験に合格するためには、下記の勉強方法や準備を行っておくことがおすすめです。

合格のためのおすすめ勉強方法・準備


では、順番にご紹介していきます。

勉強の順番は配点が高いところから

効果的な勉強方法を選ぶことで、より短い時間で効率よく合格ラインに近づけます。

 

第二種電気工事士の学科(筆記・CBT方式)の場合は、「覚えれば正解できる問題」も多く出題されるため、まずは暗記ものから勉強を始めるといいでしょう。

暗記問題の中でも特に、「(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」と「(6)配線図」は問題数が多く配点が高いため、点数を取りやすい科目です。

過去問を繰り返し解く

「受験経験者の声」でもご紹介したとおり、学科(筆記・CBT方式)は過去問と似た内容が出題されることが多いため、過去問を繰り返し勉強すると非常に効率的でしょう。

工事士.comの『過去問クイズ』では、第二種電気工事士の過去15年分の過去問を解くことができます。

スマホから片手でできるクイズ形式になっているため、移動中などのスキマ時間などで気軽に試験勉強対策を行えます!

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自分に合ったテキストを使う

第二種電気工事士に関するテキストは数多く出版されています。

見やすさや分かりやすさは人それぞれ異なりますので、自分にとって最も使いやすいテキストを見つけましょう。

学科試験対策で人気のテキストは「第二種電気工事士(学科・技能試験)のおすすめテキスト一覧」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、「第二種電気工事士のおすすめ勉強サイト4選」では第二種電気工事士の学習に役立つ学習サイトについて詳しく解説しています。

なお、平日は移動が多く、テキストで勉強するのは難しいという方は、アプリで勉強するのもいいでしょう。

第二種電気工事士の試験対策におすすめのアプリ」でおすすめのアプリをご紹介していますので、あわせてご確認ください。

また、スマホで過去15年分の過去問を解ける『過去問クイズ』も、工事士.comで無料配信しています。


工具セット・材料セットを揃える

技能試験では、試験会場に自身の工具や材料を持ち込まなければなりません。

そのため、学科試験に合格したらまずは工具や材料の一式を揃えて、本番までに手に馴染ませておきましょう。

技能試験で使用する工具は下記7つです。

技能試験で使用する工具7点セット
  1. 電工ナイフ
  2. ペンチ
  3. 圧着ペンチ
  4. ドライバー(プラス)
  5. ドライバー(マイナス)
  6. ウォータポンププライヤ
  7. スケール


この他に、電線ケーブルや接続機器といった、配線を組むための材料も必要です。

なお、工具や材料は、第二種電気工事士・技能試験向けとして、工具メーカーからセットが発売されています。

■ 関連記事



実技は複線図の描き方から覚える

技能試験対策については、作業を練習する前に、複線図を描けるようにするのがおすすめです。

特にイチから勉強を始める方は、いきなり実技の候補問題を見てもよく分からないかと思います。

そのため、まずは複線図を描いて回路を正しく理解することから始めましょう!

技能試験の詳しい勉強方法については、「技能試験の勉強方法と進め方」で解説しています。

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よくある質問

第二種電気工事士の受験に関する、よくある質問をまとめました。

第二種電気工事士は独学でも合格できますか?

第二種電気工事士は独学でも合格できます。

工学科卒業といった学歴や電気工事関連の職歴がない方でも、事前準備をきちんと行えば独学で合格を狙えます。

独学のメリット・デメリットや体験談については「独学で第二種電気工事士にチャレンジ!」で詳しくご紹介していますので、ご確認ください。



第二種電気工事士の申し込み方法は?

第二種電気工事士の申込方法は、主に【インターネット申し込み(個人/団体)】です。

それぞれの申し込み方法は下記のとおりです。

申し込み方法 手順
インターネット申し込み(個人) 1. マイページ作成
2. 試験の申し込み手続き
3. 支払い方法の選択と支払い手続き
インターネット申し込み(団体) 1. 団体アカウント作成
2. 試験申し込み手続き
3. 試験料の支払い

2025年(令和7年)第二種電気工事士の申込方法と試験日」では、各申し込み方法を画像付きで詳しく紹介していますので、申し込みを行う際に是非参考にしてください。



第二種電気工事士の取得に必要な条件は?

第二種電気工事士は受験資格がありません。

学歴・職歴・年齢に関係なく、誰でも受験できる資格ですので、「やってみたい」と思ったタイミングで挑戦するのがおすすめです!

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まとめ

今回は、第二種電気工事士の合格率や難易度、受験経験者の声や合格に必要な勉強時間、勉強方法などをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • 第二種電気工事士の合格率は学科(筆記・CBT方式)60.1%、技能(実技)70.7%
  • 第二種電気工事士の難易度は高くない
  • 第二種電気工事士合格に必要な勉強時間の目安は1~3ヶ月程度(50~150時間)
  • 学科試験は暗記問題だけでも合格ラインに近づける
  • 技能試験は事前に公表される候補問題を練習すれば合格できる

第二種電気工事士は、勉強方法やコツがハッキリしており、難易度はそれほど高くはありません。

皆さんも、試験合格に向けて、ぜひ頑張ってくださいね!

なお、第二種電気工事士の合格発表後は電気工事会社へ転職を考える方々が集中します。

そのため、一足早く試験勉強中に気になる企業を見つけてみてはいかがでしょうか。

応募時には資格の有無を問わない企業もあるため、第二種電気工事士取得前に入社することも可能です!

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