未経験で電気工事士を目指すとき、覚えておくと便利な5つのポイント

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目次

電気工事士になりたいけれど、未経験だし…雇ってくれる会社はあるのかな。

未経験から電気工事士になるには、どうしたらいいのか?

あなたは今、そんなモヤモヤした気持ちを持っているのではないでしょうか。


電気工事業界への就職・転職を真面目に考えているからこそ、疑問や気になることが出てきますよね。 この記事では、未経験から電気工事士になろうとする時に、必要となる情報をお伝えします。

関連する情報も都度、紹介しますので、時間がある方は合わせて見てくださいね。


もう一度確認!電気工事士とはどんな人?

電気工事士は、わたしたちの生活に無くてはならない「電気」を支えており、 建物や道路などにある電気設備の工事をする人を指します。

電気設備とは、主に電気の力を使って動く設備や電気を運ぶ設備のことで、身近にあるものだと、コンセント・照明・冷暖房設備・電柱などです。 電気工事士は、省略して「電工:でんこう」と呼ばれることもあります。


電気工事士の工事では電気を扱い、感電などの事故に気を付ける必要があるため、 電気工事士の国家資格を持つ方のみが作業できるように法律で決まっています。


この資格が「第二種電気工事士」と 「第一種電気工事士」です。第二種が電気工事士として最初に取る資格で、第一種は第二種の上位資格です。


建物がある限り電気設備の工事はなくならない為、 実務経験を積んで資格も持てば、電気工事士として長く活躍できることが魅力だと言われています。



未経験から就職できる企業ってあるのか?

結論としては「経験が無くとも、電気や機械に興味があるとか好きだったら採用するよ。あとはうちが育てるから。」 と話してくださる企業の社長や採用担当者の方は多いです。


「電気工事士 未経験 求人」とネットで調べてみると、案外「資格・経験不問!」という企業様が出てきます。 実際に、弊社で運営する電気工事業界専門の求人サイト(工事士.com)に掲載されている求人での、 応募条件を見てみましょう。


▽応募条件の内訳
「未経験OK」 ・・・ 75%
「経験必要」  ・・・ 25%


未経験で応募可能な求人は、全体の75%程でした。


近年、未経験の方が応募可能な求人は増えていると感じますし、実感に近い内訳です。 以前より未経験の方を募集する企業はいましたが、最近では、 企業が人手の確保に苦労していることから、未経験者募集が増えている背景があるようです。


まずは、この業界に興味を持っていることが優先」と考えられ、経験や年齢などの条件は、以前よりも緩和されている状況です。

また前職についても、接客業の方もいれば、販売職、ドライバー、営業職など様々です。正社員経験のない方や、 フリーターの方も、電気工事士へ転職して活躍している例はあります。

実際の現場実務では、専門的な知識や技術が必要となりますが、 入社時点では未経験でも電気工事士として働き始めることが可能です。


もちろん、「未経験の人を歓迎するけど、できれば経験者の人がいい」「未経験なら20代・30代の人がいい」 など、一口に未経験OKと言っても企業によって違いはあります。 気になる方は、『30代・未経験から電気工事士へ』、 『40代・未経験から電気工事士へ』も参考にしてみてください。


企業による違いはあるものの、現在は多くの求人で未経験者募集がされていて実務経験がない方にも、十分にチャンスがあります。 電気工事士に興味がある方は、是非、このチャンスを活かして頂きたいです。 あなたの力を必要としている、あなたの力を待っている企業がありますよ。




電気工事士の資格って、いつ取ったらいいのか?


電気工事士として、現場で工事をするには、資格を取得する必要があります。 (資格がない場合は、電気の接続には関わらない作業のみを現場で行います。) 資格を取得する時は、第二種電気工事士の受験からスタートします。 第二種電気工事士の受験資格は不問なので、学歴や職歴、実務経験に関係なく、どなたでも受験して取得することができます。



では、第二種電気工事士の資格は、いつ取得すればいいのでしょうか? タイミングは、電気工事会社に「入社する前」か「入社した後」のどちらかです。それぞれの違いを見てみましょう。




「入社する前」の場合

▽「入社する前」に資格取得する良い点
・転職活動の応募時に、資格必要の求人も選べる
・既に資格を取得していることが、転職活動時のアピールになる
・資格勉強をしながら、工事内容を一部イメージできる
・入社後、順調に現場実務を覚えていった後に、電気配線も作業可能


(注意点)
・1人で計画的に進める必要がある
・コツを押さえないと、合格までに時間がかかる
・合格しないと、転職するのが先延ばしになる

⇒ 入社する前に取得することが合っている人は、
「1人でも合格までの勉強ができる方」
「応募したい企業で、資格が必須になっている方」
「少しでも多く、転職活動時にアピールしたい方」 です。


「入社した後」の場合


▽「入社した後」に資格取得する良い点
・会社の資格取得支援制度を利用できる(受験費・講習費・参考書代などの負担)
・先輩社員からのアドバイスなどにより、効率的に勉強できる
・現場で実物の図面や設備、工具などを見ながら勉強できる
・同時に受験する社員がいれば、仲間と一緒に勉強できる


(注意点)
・資格必須の求人への応募は難しい
・新しい職場での現場仕事を覚えることと、試験勉強が重なる

⇒ 入社する前に取得することが合っている人は、
「すぐにでも転職したい、早く電気工事の仕事を始めたい方」
「短期間で集中して効率的に勉強したい方」
「資格取得支援制度を活用したい方」です。




■企業の考えは?
ここまで働く側の視点で考えてみましたが、一方で企業はどのように考えているでしょうか?


企業の生の声としては・・・

「現場は忙しいので、資格がなくても工具や資材を運んでくれたり、 簡単な取り付けや取り外しをしてくれたりするだけでも、とても助かる。」 「資格の勉強で覚える内容と、現場での実務は、全く別物。 ウチとしては、現場に慣れてもらいながら、資格を取ってくれればOKだし、それが一番早い。」


といったことが挙げられています。 これらの企業では、少しでも早く入社してもらい、現場にいること・現場の作業を覚えることを重視しているようですね。


一方で資格を必須としている場合は、「資格を持っていない人に任せられる仕事が、あまりない。」 「未経験者募集でも、資格は持っていて欲しい。」といった状況があるようです。


電気配線の仕事をするには電気工事士の資格が必要になりますし、遅かれ早かれ取得することになります。 未経験OK・資格不問の求人に応募する場合でも、資格があることはアピールになりますし、資格を持っているに越したことはないでしょう。


一方で、電気工事の現場に早く出たい気持ちがあるものの、 資格を取るために転職のタイミングが先延ばしになるのは、もったいない気もします。


資格を取得するタイミングは、上記した良い点・注意点を踏まえて、ご自身に合った時に受験すれば良いと思います。どちらでないといけない、ということはありません。また、実際に求人を見ることでもイメージが膨らむかと思いますので、電気工事士の未経験募集の求人をいくつか見るのも参考になるかもしれません。




就職した後って、どうなるのか?

就職したら、「見習い」から電気工事士としての仕事がスタートします。 おそらく初めは、現場での仕事の流れ、飛びかう専門用語など、分からないことだらけになると思います。


ほとんどの企業で、先輩社員と一緒に現場を回って工事をすることになります。 まずは、先輩社員の補助作業をしながら、工具や資材の名前を覚えること、仕事の流れを理解することが必要です。 慣れるまでは疲れるのも早いので、体力も奪われます。




「なんで、こんなに現場は慌ただしいんだ・・・」 「頑張っているのに・・・うまくいかない・・・」などの苦労もあると思いますが、初めが踏ん張りどころです! 「見習いとして、電気工事士の基礎を学ばせてもらっている」という感謝を忘れず頑張ってくださいね。


企業の社長や採用担当者と話をすると、「現場で実際に手を動かすこと、先輩の作業を間近で見ることが、一番の成長の近道」とよく聞きます。 最初の時期は大変ですが、ここを乗り越えれば、電気工事士として活躍していくことが可能です。


電気工事の仕事は覚えることが多いとよく言われますが、大変な分だけ、一度学んだことは、一生使えるあなたの武器となります。 これこそが、電気工事士として働いていく醍醐味でしょう。乗り越えることで、手に職をつけて将来も安定して仕事を持つことができますよ。


別記事の『電気工事士のやりがい』、 『電気工事士の仕事で大変なこと』、 ではもう少し詳しく仕事の様子が書かれていますので、参考にしてください。




どうしたら、内定をもらえるのか?うまく転職活動できるのか?

未経験から電気工事士として活躍していくまでのイメージは膨らんできましたか?


このページでは、ポイントをお伝えしていますので、紹介している別ページも是非、見てくださいね。 ここまで、電気工事士とは?/未経験からの就職先/資格を取得するタイミング/就職後の仕事内容、をお伝えしてきました。 最後にいくつか、未経験から電気工事士を目指す時の、転職活動のポイントをお伝えします。


社長・採用担当者は、「入社後に、頑張ってくれるか?」が気になる

電気工事士の仕事は、決して簡単ではないですし、楽ではないです。 その分、苦しい時期を乗り越えることで、本人に大きな利点がある仕事です。


そのため「苦しい時に、一緒に頑張ってくれるかどうか?」を企業は気にされています。 逆に言うと「この人は、真剣に電気工事士の仕事を頑張ってくれそうだな!」と思ってもらえたら、内定をもらい入社できる確率がグッと高まります!


その為には、「電気工事士のどんなところに、興味を持っているのか」を、ちゃんと自分の言葉で説明できるのが大切です。 企業からよく聞く話だと「電気工事に興味を持っている、電気工事へのやる気がある、そういう人ほど、のみこみが早い」のだそうです。


そういった経験があるため、本人から電気工事に対する興味や意欲をきちんと聞けると、頑張ってくれそうだと期待できるとのことでした。


真剣に電気工事士への転職を考え、このページをここまで読んでくれているあなたなら、必ずなにか興味を持った理由があるはずです。 に聞かれてもうまく答えられない、言葉にして伝えづらいという方は、こちらの電気工事士に向いている・活躍中なのはこんな人電気工事士の志望動機の伝え方、を是非見てくださいね。




求人の応募条件以外にも注目

求人の応募条件を見ると、未経験OKの求人があることは、既に伝えた通りです。 実際に応募する企業を選ぶ時には、応募条件以外の情報も参考にしてください。


例えば、

「これまでに未経験で入った方は、どんな経歴なのか?」
「最近、未経験の人は入社しているか?」
「未経験で入ったら、どんな風に現場に入り、仕事を教わるのか」


といったことです。未経験の方の入社を歓迎し、本人の頑張りを応援しようとしている企業ほど、これらの情報もより多く開示しています。 また、わたしたちが運営する求人サイトでもできる限り、企業から詳しい情報を集めて掲載するようにしています。


応募条件や、給料などの待遇面も大切ですが、未経験から始める場合は、会社の受け入れ姿勢や体制も大事になってきます。 「未経験でも、あなたの頑張り・やる気を応援します!」という企業が必ずありますので、そうした企業との良いご縁を是非、見つけて下さいね。

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