第二種電気工事士を活かせる仕事10選!転職先の求人例や有利な進め方も紹介

電気工事士の仕事・転職

目次[閉じる]

第二種電気工事士を取得すると、電気工事や、保守点検、サービスエンジニア業務など、さまざまな仕事で活躍できます。

なぜなら、電気設備にまつわる作業の大半は、電気工事士の資格がないと取り扱えないものだからです。

今回は、第二種電気工事士を活かせる仕事や転職先について詳しく解説していきます。

求人例もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

電気工事士の求人なら工事士.com

    工事士.comのトップページ    

  

■電気工事士の求人なら工事士.com!!

  1. 電気工事業界に特化した求人が多数
  2. 資格が活きる仕事が見つかる
  3. 気になる企業から応募歓迎機能あり
   

▶ 無料で電気工事士求人をさがす

   

≫工事士.comが選ばれる理由



第二種電気工事士を活かせる仕事10選!

第二種電気工事士ができることは、600V以下で受電する場所の配線や電気設備を取り扱う業務です。

そんな第二種電気工事士の資格を活かせる仕事は、主に下記の10種類です。

第二種電気工事士を活かせる仕事10選


では、一つずつ解説していきましょう。



一般電気工事

電気工事作業

一般電気工事とは、コンセントや空調設備といった建物の設備を動かすための電気工事です。

主な仕事内容は、下記のとおりです。

一般電気工事の主な仕事内容
  • コンセントの取付、配線
  • 照明器具の取付、配線
  • 空調設備の取付、配線
  • その他機械設備の取付、配線


第二種電気工事士が手掛ける現場は、一般住宅や小規模な店舗がメインです。

では、一般電気工事の求人には、どのようなものがあるのでしょうか。

工事士.comでは一般電気工事の求人を多数掲載中です。

実際に掲載されている求人情報の一部をご紹介しましょう。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:A社の求人情報

地域 神奈川県
仕事内容 集合住宅のリフォーム・改修に伴う電気工事
(コンセント取付、エアコン設置、設備の取り替えなど)
応募条件 第二種電気工事士必須/経験不問
給料 未経験者:月給20万円~30万円
経験者:月給30万円~40万円


例:B社の求人情報

地域 愛知県
仕事内容 公共施設や工場のプラントなどの配線・配管工事、
コンセント・照明・受変電設備工事
応募条件 第二種電気工事士必須/経験不問
給料 未経験者:月給26万円~30万円
経験者:月給30万円~40万円


一般電気工事の場合、第二種電気工事士を持っていれば未経験でも月給20万円〜25万円以上を提示する求人が多いです。

また、入社後にキャリアを積んだり第一種電気工事士を取得したりすることで、大規模工事に携われる求人もあります。

工事士.comでは、上記の求人例以外にも、一般電気工事の求人を多数掲載中です。

ぜひあなたに合った企業を探してみてください!

▶ 一般電気工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

電気通信工事

電気通信工事作業

電気通信工事とは電気を情報伝達のために使ったり電力を制御したりする「情報通信設備」に関する工事です。

一般電気工事と仕事内容や扱う電力の大きさが異なるものの、電気設備の設置や配線といった根本的な業務は変わらないため、第二種電気工事士を活かせます。

電気通信工事の仕事内容は下記のとおりです。

電気通信工事の主な仕事内容
  • LAN・インターネット工事
  • 携帯電話基地局工事
  • アンテナ工事
  • 放送設備工事
  • テレビ共聴設備工事
  • 弱電設備の設置工事


なお、電気通信工事の現場は屋外の場合も多くあります。

携帯電話基地局作業やアンテナ設置といった業務があるためです。

電気通信工事に従事するには、どのような企業に転職できるのか気になりますよね。

工事士.comで、実際の求人例を見てみましょう。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:C社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 公共または民間案件の放送設備工事、
防犯カメラ工事、

LAN・光ファイバー工事など
応募条件 資格経験不問
給料 月給23万円~45万円
手当等 資格手当あり(1万円~5万円)


例:D社の求人情報

地域 静岡県
仕事内容 光ケーブルの家庭への引き込み作業、
携帯電話基地局の建設、

高速道路の通信工事など
応募条件 資格経験不問
★電気工事の資格や経験がある方は優遇
給料 月給30万円~48万円


電気通信工事は第二種電気工事士を十分活かすことができる仕事です。

そのため、資格取得者を優遇する求人も多いです。

また、電気通信工事には「電気通信主任技術者」や「陸上無線技術士・陸上特殊無線技士」などの資格もあるため、入社後これらの資格を取得すれば、さらに活躍の場を広げることができます。

▶ 電気通信工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

太陽光発電工事

太陽光発電工事作業

需要拡大中の太陽光発電工事は、太陽光パネルの設置、配線・分電盤の取り付けなどの電気工事が発生するため、電気工事士の資格が必要です。

では、太陽光発電工事の仕事内容について見ていきましょう。

太陽光発電工事の主な仕事内容
  • 太陽光パネルの設置
  • パワーコンディショナー、接続箱、分電盤の取り付け
  • 各装置の配線


接続箱とは、各太陽光パネルで発電された電気をまとめる装置です。

接続箱でまとめられた電気は、パワーコンディショナーへ送られ、使用電力に変換されます。

したがって、電気工事士は太陽光発電の一連の流れに携わる重要な存在なのです。

なお、太陽光発電工事は屋外作業が中心となります。

太陽光発電工事は、工事士.comでも注目度が高い求人です。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:E社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 一般電気工事(照明、コンセントなど)、
太陽光発電システム
応募条件 資格経験不問
★電気工事の資格や経験がある方は
活かせます
給料 月給24万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士2万円)


例:F社の求人情報

地域 兵庫県
仕事内容 電気設備工事全般
(ブレーカー交換、電気配線工事、
太陽光パネル設置など)
応募条件 第二種電気工事士必須
電気工事の実務経験(1年以上)
給料 月給30万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士2万円)


第二種電気工事士を【必須】や【活かせる】とする求人が目立ちます。

太陽光発電工事は第二種電気工事士が活躍できる分野であることが分かりますね。

▶ 太陽光発電工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

消防設備工事

消防設備工事点検作業

消防設備工事とは、建物の消防設備の設置・保守・点検を行うものです。

主な消防設備は下記のとおりです。

消防設備の例
  • 火災報知器
  • スプリンクラー
  • 消防ポンプ
  • 消火器
  • 消火栓
  • 非常警報設備
  • 誘導灯
  • 各種センサー など


消防設備工事の場合、第二種電気工事士の資格だけでは業務を行えません。

「消防法」に基づく消防設備工事を行うには、「消防設備士」の資格が必須だからです。

しかし、消防設備工事も第二種電気工事士を活かせる仕事です。

消防設備士には、乙種(おつしゅ)と甲種(こうしゅ)の2種類があります。

そのうち、「甲種」の受験資格に「第二種電気工事士の免状交付者」が含まれているため、第二種電気工事士の資格があれば、実務経験なしで受験できます

つまり、第二種電気工事士の場合、すでに甲種の受験資格を持っている状態でスタートできるというわけです。

では、消防設備工事の求人例を見てみましょう。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:G社の求人情報

地域 神奈川県
仕事内容 工場や学校などの消防設備の工事、点検
応募条件 資格経験不問
★第一種or第二種電気工事士を
お持ちの方は活かせます
給料 月給20.8万円~


例:H社の求人情報

地域 大阪府
仕事内容 マンション、オフィス、商業施設などの
消防設備や防火対象物の点検
応募条件 資格経験不問
★第一種or第二種電気工事士を
お持ちの方は活かせます
給料 月給22万円~


資格不問の求人も多いですが、その場合は入社後に消防設備士の応募資格を目指すところから始めるため、第二種電気工事士を持っていたほうが有利になります。

実際、求人例のように第二種電気工事士取得者を歓迎する企業も多いです。

▶ 消防設備工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

計装工事

電気通信工事作業

計装工事とは、電気設備が効率的に動くように、測定機器や制御装置(制御盤など)を取り付けてコントロールする業務です。

電気機器を扱うため、第二種電気工事士があれば業務範囲を広げられます。

計装工事の主な仕事内容
  • 計測制御システムの組み立て
  • 計測制御システムの配線・配管工事
  • 計測制御システムの保守・点検


計装工事は、工場や病院、倉庫など大規模な現場が多いです。

では、計装工事の求人例を見ていきましょう。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:I社の求人情報

地域 神奈川県
仕事内容 オフィスビル、商業施設、工場、
倉庫の計装工事や電気工事
(コンセントや照明の配線・取り付け、
電灯盤・動力盤の据付)
応募条件 資格経験不問
★第一種or第二種電気工事士を
お持ちの方は活かせます
給料 月給25万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士5,000円)


例:J社の求人情報

地域 滋賀県
仕事内容 工場の生産ラインなどの制御盤の組み立て、
配線、設置工事
応募条件 資格経験不問
★電気工事の資格や経験がある方は
活かせます
給料 月給20万円~
手当等 技術手当あり(~2.5万円)
※第二種電気工事士対象


計装工事関連の資格に、工事現場の監督業務に携われる「計装士」というものがあります。

「計装士」の取得には実務経験が必要なため、応募段階では資格不問としている企業が多いです。

そんな中、第二種電気工事士を優遇する求人も多数あります。

▶ 計装工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

仮設工事

仮設工事現場の風景

仮設工事(仮設電気工事)とは、建設・土木現場などの工事現場で、電気を使うために一時的に電力を引き込むものです。

電気設備を扱うため、もちろん電気工事士の資格が必要です。

仮設工事の仕事内容は下記のとおりです。

仮設工事の主な仕事内容
  • ケーブルや分電盤の設置・配線工事
  • 工事終了後に設備の撤収
  • 設備のメンテナンス


仮設工事は、電力を供給することで、照明設備や搬送用エレベーターの利用、電動工具の充電などを可能にするため、工事現場で重要な役割を担っています。

また、現場によっては屋外作業が発生します。

なお、工事士.comでは仮設工事の求人も多数掲載中です。(2024年3月19日時点の情報です。)

例:K社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 ビルや工場などの電気・空調設備工事、
現場の仮設電気工事
応募条件 第二種電気工事士必須/経験不問
給料 月給21.5万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士5,000円)


例:L社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 トンネルやダムなどの土木現場での
電力供給設備の構築、

ケーブル配線などの電気設備工事
応募条件 資格経験不問
★第一種or第二種電気工事士を
お持ちの方は活かせます
給料 月給25.4万円~


仮設工事の求人を見ると、一般電気工事も手掛けている企業が多いです。

電気工事士として幅広いスキルを得たい方は、仮設工事も経験できる企業に入社するのも効果的でしょう。

▶ 仮設工事の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

ビル設備管理(ビルメンテナンス)

施工管理現場

電気工事士はメンテナンス業界でも活躍できます。

代表的なものが「ビルメンテナンス」ですが、その中で第二種電気工事士を活かせる業務は「設備管理」です。

ビル設備管理の主な仕事内容は、建物が安全で快適な状態を長期的に保てるよう、設備の点検やメンテナンスを行うことです。

主な設備は下記のとおりです。

ビル設備管理で扱う設備の例
  • 電気通信設備
  • 空調設備
  • 給排水設備
  • 消防用設備
  • 昇降機設備


ビル設備管理は、分電盤や照明設備など電気設備を扱う機会も多いため、第二種電気工事士の資格は欠かせません。

さらに、業界ではビル設備管理に役立つ4つの資格(通称「ビルメン4点セット」)があると言われてますが、そのうちの1つが第二種電気工事士です。

ビル設備管理で役立つ「ビルメン4点セット」
  • 第ニ種電気工事士
  • 2級ボイラー技士
  • 危険物取扱者乙種4類
  • 第三種冷凍機械責任者


こうした面から見ても、ビル設備管理は第二種電気工事士を活かせる仕事だと言えます。

工事士.comでは、メンテナンス業の求人も多数掲載しています。

例:M社の求人情報

地域 埼玉県
仕事内容 ビルや商業施設の
LED照明設置工事やメンテナンス工事
応募条件 資格経験不問
★電気工事の資格や経験がある方は
優遇します
給料 月給24万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士対象)


例:N社の求人情報

地域 大阪府
仕事内容 オフィスビルなどの中央監視設備や
照明制御設備の取り付け、メンテナンス
応募条件 資格経験不問
★第一種or第二種電気工事士を
お持ちの方は活かせます
給料 月給26万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士3,000円)


「資格不問・未経験OK」の求人が多数ありますが、第二種電気工事士を優遇する企業も多いです。

特に資格を持っていない方は、入社後に「ビルメン4点セット」を順番に取得していかなければならないため、入社時点で第二種電気工事士を持っていれば一歩リードした状態で始められますね!

▶ ビル設備管理の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

サービスエンジニア

サービスエンジニアの仕事内容は、医療・セキュリティ機器といった機械製品の保守や、不調・故障時の修理のため、第二種電気工事士を活かせます。

案件によりますが、現場はビルやマンションの場合が多いです。

早速、サービスエンジニアの求人例を見ていきましょう。

例:O社の求人情報

地域 埼玉県
仕事内容 マンションやビルの修繕などの
緊急対応、トラブル対応

(大手不動産管理会社から依頼を受ける)
応募条件 資格経験不問
★第二種電気工事士をお持ちの方は
活かせます
給料 月給23万円~
手当等 資格手当あり(第二種電気工事士5,000円)


例:P社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 機械メーカーが開発する製品の調整、
システム管理、工事作業のデータ測定
応募条件 資格経験不問
★第二種電気工事士をお持ちの方は
活かせます
給料 月給23万円~
手当等 資格手当あり


サービスエンジニアも、第二種電気工事士を歓迎する求人が多いです。

ちなみに、ネットなどでは「サービスエンジニアの年収は電気工事士よりも高い」との声もありますが、実際の求人を見ると、特別高いわけではありませんでした。

しかし、担当する機械の種類や依頼先の企業の規模などによって、年収が変動しやすいです。

▶ エンジニアの求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

施工管理

施工管理現場

施工管理は、工事計画から現場の安全管理まで、電気工事全般の管理に携わる職業です。

施工管理は電気工事の仕事内容と異なり、見積書の作成や資材発注などのデスクワークも発生します。

施工管理の主な仕事内容
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 安全管理


施工管理の業務は「電気工事施工管理技士」の資格が必須のため、電気工事士の資格だけではできません。

一方で、電気工事施工管理技士の資格だけでは現場の施工作業を行えないため、電気工事施工管理技士は電気工事士の資格も持っている場合が多いです。

工事士.comでは、施工管理の求人も多く掲載しています。

例:Q社の求人情報

地域 千葉県
仕事内容 大型商業施設の照明工事の施工管理
(施主と打合せ、見積作成、業者の手配など)
応募条件 資格経験不問
★第二種電気工事士をお持ちの方は
活かせます
給料 月給26万円~
手当等 資格手当あり


例:R社の求人情報

地域 東京都
仕事内容 電気・通信設備工事の現場監督
(施主と打ち合わせ、資材・作業員の調整、
原価・工程管理など)
応募条件 第二種電気工事士必須/経験不問
給料 月給26.5万円~


施工管理は、管理・監督という責任重大な仕事に携わるため、一般的には電気工事よりも月給が高い傾向にあります。

また、電気工事と施工管理を同時募集している企業もあるため、まずは電気工事士として入社し、経験を積んでから電気工事施工管理技士へキャリアアップする選択肢もあるでしょう。

▶ 施工管理の求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

独立開業

第二種電気工事士をお持ちの方の中には、「将来的には独立したい」と考えている方も多いかと思います。

電気工事士の独立開業にはいくつか条件があり、その1つが「第二種電気工事士の取得」です。

【電気工事士 独立開業の条件】

第二種または第一種電気工事士の免状取得後、
3年以上の実務経験
引用:電気工事士が独立してこうなる(工事士.com)

つまり、第二種電気工事士は独立に向けての第一歩と言えます。

なお、「今すぐは無理だけど、将来的には独立してみたい」という方は、「独立支援」を行っている企業に転職するのも一つの手です。

工事士.comでは「独立支援」を行う企業の求人も掲載しています。

▶ 独立支援ありの求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

第二種電気工事士を活かせる転職先8選!

第二種電気工事士を活かして働ける、主な転職先は下記のとおりです。

第二種電気工事士を活かせる転職先8選


それでは、一つずつ解説していきます。

電気工事会社

第二種電気工事士を活かせる転職先の1つ目は「電気工事会社」です。

電気工事会社に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 職人としてスキルを高めたい

■ 将来、独立や起業したい



電気工事会社の特徴は、何と言っても幅広い電気工事に携われることです。

コンセント工事から、空調設備、太陽光発電まで、電気工事全般を手掛ける企業も多く、その場合、さまざまな工事を経験できます。

また、電気工事業に特化している分、職人として独立や起業するために必要な経験を効率的に積んでいけます。

そのため、電気工事会社は、特に「電気工事士のプロフェッショナルを目指したい」という方におすすめです。

鉄道工事会社

一般的に、鉄道工事会社には「保線・土木(建設)部門」「建築部門」「電気設備部門」の3部門があります。

電気設備部門は、電車に電気を送る「架線工事」や「信号システム工事」などを行うため、電気工事士の資格が必要です。

鉄道工事会社に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 社会貢献度の高い仕事をしたい

■ 収入面を重視したい



鉄道工事の電気設備は、電車を安全に運行させるにあたって無くてはならない存在です。

そのため、多くの人々の移動手段を支えているという、大きなやりがいを感じることができます。

また大抵の鉄道工事は、電車が利用されない時間帯に行われるため、夜勤は当たり前の世界です。

夜勤をキツイと感じる方もいるかもしれませんが、その分夜間手当がつくため、むしろ収入が上がって嬉しいという方も多くいます。

鉄道工事の詳しい仕事内容や、良いところ・大変なところは「鉄道工事|詳しい仕事内容や必要な資格をまとめて解説」にてご確認ください。

建設会社

建設会社が手掛ける建物には電気設備が設置されるため、技術職として電気工事士を採用する企業もあります。

建設会社に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 仕事量が安定した環境で働きたい

■ ワークライフバランスを重視したい



主に自社の案件を担当するため、複数の取引先から受注を受ける電気工事会社と比べ、仕事量が安定する傾向にあります。

また、大手の建設会社に転職すれば、休日数や福利厚生が充実した環境で働くこともできます。

工務店

建設会社同様、工務店によっては自社の建築物の電気設備を担当する電気工事士を採用しています。

工務店に向いているタイプは下記のとおりです。

■ お客様とコミュニケーションを取りたい

■ 1つ1つの作業にこだわりたい



建設会社と工務店は規模が異なります。

建設会社は総合的な建物を手掛けますが、工務店は戸建て住宅がメインで、地域密着企業も多いです。

そのため、時にはお客様から感謝の言葉を直接もらえることも。

また、小規模現場が多いため、1つ1つ丁寧に作業しやすい環境の場合も多いです。

設備管理会社

第二種電気工事士を活かしてメンテナンス業務を行いたい方には、設備管理会社がおすすめです。

設備管理会社に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 保守点検に関する知識を身につけたい

■ 働きやすさを重視したい



ビル管理会社の場合、自社が担当するビル内の電気設備の保守点検や交換・工事などを行うため、保守点検の専門知識が身につきます。

特に、消防設備のメンテナンスも行うのであれば、「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格を取得することで、さらに業務の幅を広げられるでしょう。

また、トラブルなどが無ければ、残業はほぼなく休日数も多い企業がほとんどなため、「働きやすい」と言われています。

しかし、中には夜勤が発生する企業もあるので、場合によっては「きつい」と感じてしまう方もいるかもしれません。

夜勤が気になる方は、求人情報で夜勤の有無を事前に確認しておくといいでしょう。

警備会社

警備会社では、防犯カメラなどの電気設備の施工や保守点検、メンテナンスを担当する電気工事士が必要です。

警備会社に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 社会貢献度の高い仕事をしたい

■ 体力的な負担が少ない環境で働きたい



警備にまつわる電気設備を取り扱うため、自分の手で人々の安全を守っているというやりがいを感じられます。

また、決まった現場で保守点検を行うため、屋外で工事を行う電気工事と比べると体力の負担は軽く、生活リズムも安定しやすいです。

一方、企業によっては夜勤がある場合もありますので、気になる方は求人の詳細情報を確認しておきましょう。

メーカー

電気工事士は、エンジニアとして電子機器メーカーで活躍することもできます。

特に、医療機器メーカーなどが技術者を募集している場合が多いです。

メーカー勤務に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 自社製品の機器を取り扱いたい

■ 臨機応変な対応力を身につけたい



メーカー勤務の電気工事士は、基本的に自社製品を扱うため、覚えるべき知識の範囲が明確で取り扱いやすいメリットがあります。

また、エンジニア業務は自ら考え検証していくことが必要です。

したがって、単純作業よりも試行錯誤するのが好きな方は、特にやりがいを感じられるでしょう。

一方で、故障や不具合といったトラブルに対応しなければならないため、突発的な仕事が発生する可能性もあります。

官公庁(公務員)

各自治体が管理する公共施設担当の電気工事士として、官公庁へ転職する選択肢もあります。

官公庁(公務員)に向いているタイプは下記のとおりです。

■ 安定した環境で働きたい

■ ワークライフバランスを重視したい



官公庁の電気職の特徴は、何と言っても「安定感」です。

公共施設の電気工事のため、景気の影響を受けず、仕事量も安定しています。

また、公務員ということで、休日や福利厚生も充実している場合が多いです。

一方、官公庁で働くには公務員試験などを受験しなければいけない場合が多く、転職するまでのハードルが高いとも言えます。

第二種電気工事士の資格を活かして転職を有利に進める方法は?

ここでは、第二種電気工事士を活かして転職を有利に進める方法を3つ説明していきます。

第二種電気工事士を活かした有利な転職方法


ぜひ、転職活動の参考にしてみてください!

専門的な求人サイトを活用する

求人サイトには、あらゆる業界の求人が掲載されている「総合求人サイト」と、特定の業界のみの求人が掲載されている「専門求人サイト」の2種類があります。

第二種電気工事士を活かせる仕事を効率的に見つけたいなら、「専門求人サイト」がおすすめです。

転職活動に「専門求人サイト」がおすすめの理由
  • 特定の業界に特化している分、第二種電気工事士を活かせる求人が多い
  • 専門求人サイトにしか求人を掲載していない企業もある
  • 自分に合った求人を見つけやすい


総合求人サイトと比べ、専門求人サイトは業界を絞っている分、その業界の求人が集結しています。

そのため、第二種電気工事士を活かせる仕事の求人数だけを比べると、総合求人サイトよりも専門求人サイトのほうが充実している傾向にあります。

一方、企業側も「専門求人サイト」のユーザーは業界知識や志望度が高く、求める人物を採用しやすいと考えるため、専門求人サイトにのみ求人を掲載する場合も多いです。

工事士.com』は、電気工事に特化した求人サイトですので、第二種電気工事士を活かせる仕事ばかりです。

選択肢が豊富なため、きっと自分に合った求人を見つけられますよ!

▶ 無料で電気工事士求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

求人活動が活発な時期を狙う

企業の採用活動は一般的に、年度末などに活発化します。

それに加え、電気工事士の求人は、第一種・第二種電気工事士の合格発表後にも動きが活発化する傾向にあります。

これは、新たな資格取得者が転職活動を始めるからです。

そのタイミングを狙って求人掲載を始める企業も多いため、電気工事士の合格発表前後は要チェックです!

では2024年度の電気工事士合格発表日はいつなのでしょうか。

通常、合格発表日は事前公表されませんが、例年のスケジュールから考えると、技能試験の約1ヶ月後に合格発表が行われています。

■ 2024年度 第二種電気工事士の試験カレンダー

第二種電気工事士2024受験カレンダー

引用:電気工事士の資格試験スケジュールカレンダー2024(工事士.com)

■ 2024年度 第一種電気工事士の試験カレンダー

第二種電気工事士2024受験カレンダー

引用:電気工事士の資格試験スケジュールカレンダー2024(工事士.com)

2024年の場合、第二種電気工事士の合格発表日は【8月下旬頃】【2025年1月中旬頃】第一種電気工事士の合格発表日は【8月上旬頃】【12月下旬頃】だと予想されます。

これらの時期に電気工事関連の求人活動も活発化する可能性が高いので、ぜひ注目してみてください。

他の資格取得にも挑戦する

電気工事に関連する資格は第二種電気工事士以外にもたくさんあるため、他の資格を取得することも転職を有利に進める方法として効果的です。

主な電気工事関連資格


特に第一種電気工事士は、第二種よりも大きな規模の電気工事に携われるため、さらなる武器になります。

また、第二種電気工事士を含めた「ビルメン4種」(2級ボイラー技士、危険物取扱者乙種4類、第三種冷凍機械責任者)のいずれかを取得しておくと、ビルメンテナンスへの転職で、より有利になるでしょう。

資格を取得したい方は、資格取得支援制度を導入している企業へ転職するのもいいでしょう。

▶ 資格取得支援ありの求人をさがす

※登録不要で求人を探せます

第二種電気工事士からキャリアアップするには第一種電気工事士取得がおすすめ!

電気工事士として長く活躍したい方は、第二種だけでなく第一種電気工事士も取得するのがおすすめです!

第一種電気工事士取得のメリット
  • 仕事の幅が広がる
  • 評価アップに繋がる
  • 年収アップに繋がる


第二種電気工事士が取り扱える電気工事は600V以下ですが、第一種電気工事士になると500kW未満の電気工事もできるようになります。

■ 第一種・第二種電気工事士の業務範囲の違い

第一種電気工事士第二種電気工事士
最大電力が500kW未満の
電気工事
(配線や電気設備工事)
電圧が600V以下の
電気工事
(配線や電気設備工事)

引用:第一種電気工事士の仕事内容(工事士.com)

したがって、第一種電気工事士を取得すれば、より大規模な電気工事にも携われ仕事の幅が広がりますし、重要な案件を任される機会も増えて自身の評価アップにも繋がります。

また、業務範囲拡大による昇給や資格手当など、第一種電気工事士を取得することでさらなる年収アップも期待できます。

第二種電気工事士と第一種電気工事士の年収差については「電気工事士の年収公開!」にて詳しく解説しています。

まとめ|第二種電気工事士は多様な仕事に活かせる!

今回は、第二種電気工事士の資格を活かせる仕事や就職・転職先、また就職・転職活動を有利に進める方法やキャリアアップについてご紹介しました。

この記事のまとめ
  • 第二種電気工事士を活かせる仕事や転職先は幅広い
  • 第二種電気工事士を優遇する求人や未経験OKな求人も多数ある
  • 専門求人サイトを活用すると、第二種電気工事士を活かせる仕事を効率的に探せる

皆さんも第二種電気工事士を活かせる仕事に挑戦してみてください!

まずは、実際の求人情報を見て、ご自身に合った企業を探してみてはいかがでしょうか。

電気工事士の求人なら工事士.com

    工事士.comのトップページ    

  

■電気工事士の求人なら工事士.com!!

  1. 電気工事業界に特化した求人が多数
  2. 資格が活きる仕事が見つかる
  3. 気になる企業から応募歓迎機能あり
   

▶ 無料で電気工事士求人をさがす

   

≫工事士.comが選ばれる理由



その他の条件で電気工事士の求人を探す

資格試験スケジュールカレンダー