工事担任者の難易度一覧!総合通信・デジタル・アナログの合格率や勉強法を紹介

電気通信の工事担任者

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工事担任者の資格は5種類ありますが、難易度が最も高いのは「総合通信」、最も低いのは「第二級アナログ通信」です。

工事担任者の資格を取得することで、さまざまな通信設備の設置や保守などの業務ができるようになります。

この記事では、工事担任者の資格について、その難易度や勉強方法、実際の受験者の声などを詳しく解説していきます。


資格取得を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。


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工事担任者とは?

工事担任者とは、電気通信設備の設置や維持、管理を行うための国家資格です。

具体的には、電話回線やインターネット回線の敷設、保守、修理などを担当します。

工事担任者の資格は5種類あり、種類によってできることが異なります。

資格ごとの違いは下記のとおりです。

■ 工事担任者 各資格の業務範囲

資格名 業務範囲
第一級・第二級
アナログ通信
(旧:AI種)
アナログ信号やISDN回線を扱う工事を担当
(例:電話機、FAXなど)
第一級・第二級
デジタル通信
(旧:DD種)
デジタル信号やインターネット回線を扱う工事を担当
(例:ルータ、LANなど)
総合通信
(旧:AI・DD総合種)
アナログ通信とデジタル通信の両方を扱う工事を担当


工事担任者はさまざまな電気通信設備の工事に携われますが、その中でも「総合通信」の資格所持者は【アナログ通信】【デジタル通信】両方の工事に従事できるため、電気通信の「最上位資格」であると言われています。

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工事担任者の難易度の順番は?合格率から解説

工事担任者の資格は、それぞれで難易度に違いがあります。

合格率や試験内容などをもとに、工事担任者の各資格を難易度の高い順に並べてみました。

■工事担任者の資格 難易度一覧

資格名 合格率 難易度
総合通信 29.2% ★★★★
第一級デジタル通信 28.6% ★★★
第一級アナログ通信 36.5% ★★★
第二級デジタル通信 54.2% ★★
第二級アナログ通信 50.0% ★★

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報」のデータをもとに、直近6回の合格率から平均を算出

直近6回の平均合格率をみると、合格率が特に高いのは「第二級デジタル通信」、特に低いのは「第一級デジタル通信」「総合通信」です。

特に「総合通信」は、試験の出題範囲に【アナログ通信】【デジタル通信】の両方が含まれるため、総合的に見ると工事担任者の資格の中で最も難易度が高いと言えるでしょう。

ちなみに、電気工事系の資格として代表的な「第二種電気工事士」の合格率は60~70%台です。

したがって、第二種電気工事士と比べると、工事担任者の資格はどれも難易度が高いと言えます。

では、各資格の合格率推移と難易度を解説していきます。

総合通信(旧:AI・DD総合種)

総合通信の合格率推移(過去6回分)は下記のとおりです。

■ 総合通信の合格率

受験者数 合格者数 合格率
R3第1回 3,552名 1,099名 30.9%
R3第2回 3,542名 1,009名 28.5%
R4第1回 2,856名 818名 28.6%
R4第2回 3,112名 943名 30.3%
R5第1回 2,614名 719名 27.5%
R5第2回 2,917名 857名 29.4%

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報

総合通信の試験は、過去6回の中で合格率が最も高かった回でも「30.9%」と、全体的に20%台後半を推移しています。

また、総合通信の試験の場合は、【アナログ通信】、【デジタル通信】両方の知識が必要となります。

したがって、合格率、試験内容どちらを比べてみても、工事担任者の資格の中では総合通信の難易度が最も高くなっています。

デジタル通信(旧:DD種)

第一級デジタル通信・第二級デジタル通信の合格率推移(過去6回分)は下記のとおりです。

■ 第一級デジタル通信の合格率

受験者数 合格者数 合格率
R3第1回 1,917名 528名 27.5%
R3第2回 1,946名 608名 31.2%
R4第1回 1,419名 458名 32.3%
R4第2回 1,669名 469名 28.1%
R5第1回 1,171名 321名 27.4%
R5第2回 1,458名 368名 25.2%

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報

■ 第ニ級デジタル通信の合格率

受験者数 合格者数 合格率
R3第1回 4,174名 2,087名 50.0%
R3第2回 3,475名 2,061名 59.3%
R4第1回 2,135名 1,163名 54.5%
R4第2回 2,509名 1,372名 54.7%
R5第1回 1,881名 1,040名 55.3%
R5第2回 2,372名 1,213名 51.1%

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報

※令和3年度第2回以降の第二級デジタル通信は、半期ごとのCBT方式の受験者と、全科目免除申請者及び事情によりCBT方式の試験を受けられない申請者の合計

第二級デジタル通信の合格率は平均54.2%、第一級デジタル通信の合格率は平均28.6%です。

第二級デジタル通信は合格率50%を超えている一方、第一級デジタル通信の合格率はわずか20%台となっており、第一級デジタル通信の難易度が高いことが分かります。



アナログ通信(旧:AI種)

第一級アナログ通信・第二級アナログ通信の合格率推移(過去6回分)は下記のとおりです。

■ 第一級アナログ通信の合格率

受験者数 合格者数 合格率
R3第1回 675名 261名 38.7%
R3第2回 588名 209名 35.5%
R4第1回 449名 153名 34.1%
R4第2回 534名 192名 36.0%
R5第1回 378名 146名 38.6%
R5第2回 449名 162名 36.1%

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報

■ 第ニ級アナログ通信の合格率

受験者数 合格者数 合格率
R3第1回 1,726名 733名 42.5%
R3第2回 1,170名 514名 43.9%
R4第1回 711名 388名 54.6%
R4第2回 837名 395名 47.2%
R5第1回 552名 301名 54.5%
R5第2回 623名 354名 56.8%

※参考:一財)日本データ通信協会 電気通信国家試験センター「電気通信の工事担任者 統計情報

※令和3年度第2回以降の第二級アナログ通信は、半期ごとのCBT方式の受験者と、全科目免除申請者及び事情によりCBT方式の試験を受けられない申請者の合計

第二級アナログ通信の合格率は平均50.0%、第一級アナログ通信の合格率は平均36.5%で、第一級アナログ通信よりも第二級アナログ通信のほうが合格率は高いです。

なお、アナログ通信の試験は電気通信の基礎知識を問う問題が多いため、他の工事担任者の資格の中でも難易度は低めになっています。

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工事担任者はどの資格から取得するべき?

「工事担任者として活躍したい!」と考えた際、一体どの資格から取得していくのがよいのでしょうか。

工事担任者の5つの資格は、いずれも受験資格がないため、自由に受験することができます。

ということで、工事担任者の資格のおすすめ取得順は下記のとおりです。

各資格のおすすめ取得順
  1. 第二級デジタル通信(第二級アナログ通信)
  2. 第一級デジタル通信(第一級アナログ通信)
  3. 総合通信


最終的に「総合通信」の資格を取得すれば、工事担任者ができる業務に一通り携わることができます。

まず、着実に資格を取得していきたいという方は、「第二級」から始めるといいでしょう。

工事担任者の難易度の順番は?」でご紹介したとおり、第二級アナログ通信と第二級デジタル通信は共に平均合格率が50%以上あるため、工事担任者の資格の中でも難易度が低めとなっています。

なかでも、特におすすめの資格は「第二級デジタル通信」です。

デジタル通信は「インターネット」や「データ通信」を扱うため、今後ますます需要が高まる仕事です。

したがって、デジタル通信の資格を取得すれば、将来も安定した活躍が期待できます。

実際に、工事担任者の資格の中でも第二級デジタル通信の受験者数は特に多く、人気の資格になっています。

ある程度の知識を身につけたら、「総合通信」に挑戦しましょう。

総合通信は【アナログ通信】【デジタル通信】両方の知識を問われるため、工事担任者の資格の中でも難易度が高いです。

しかし、総合通信を取得すれば、アナログ・デジタル両方の通信工事を行うことができます。

そのため、工事担任者としてキャリアを築いていきたい方は、最終的には総合通信の資格を目指すのが理想です。

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工事担任者試験のおすすめ勉強法

工事担任者試験に合格するためには、効果的な勉強法を取り入れることが重要です。

ここでは、各試験に共通する基本的な勉強法を4点解説します。

各試験に共通する基本的な勉強法


ちなみに、工事担任者試験の「基礎」「技術・理論」「法規」の3科目を、すべて一発合格した方の勉強方法もご紹介します。

■工事担任者試験の勉強方法

1. 受験する資格の問題集・過去問集をひととおり解いてみる

2. 採点をする・自分の苦手科目/得意科目を理解する

3. 苦手科目に勉強時間を使って攻略する

4. 「過去問」⇒「採点」⇒「苦手科目を中心に勉強」を繰り返す



試験勉強の際に、参考にしてみてください。

3科目を網羅できるような勉強スケジュールをたてる

工事担任者の5つの資格は、どれも「基礎」「技術・理論」「法規」の3科目が出題されます。

そのため、3科目それぞれをきちんと勉強できるよう、時間配分に注意して勉強スケジュールを立てましょう。

工事担任者の資格は出題範囲が広く、覚えなければならないこともたくさんあります。

そのため、無計画に勉強を始めてしまうと、「3科目目がまだ勉強できていない!」などといったことになりかねません。

資格勉強を始める前に、まずはきちんと計画を立てておきましょう。

受験する資格のテキストを一通り読んで全体像を掴む

スケジュールを立てたら、テキスト一冊を一通り読んで全体像を把握しましょう。

工事担任者の各試験のテキストは、数多く出版されています。

あれこれ何冊も購入するよりも、自分にとって「分かりやすい」「使いやすい」と思うテキストを一冊購入しましょう。

なお、工事担任者のテキストは3科目全てを扱っている「標準テキスト」「科目別テキスト」があります。

工事担任者の資格に初めて挑戦する方は「標準テキスト」、免除制度などで特定の科目のみ受験すればいい方は「科目別テキスト」で勉強できます。

過去問を解いて得意科目・苦手科目を理解する

テキストを一周したら、過去問を何度も繰り返し解いていきましょう。

実際の問題を解いていくことで、自分の得意科目・苦手科目が分かり、より効率的に勉強することができます。

また、過去問を繰り返し解いていたおかげで、本番も過去問を解くような感覚で緊張せずにできたという方もいます。

試験に慣れるといった意味でも、過去問を解くことは重要です。

なお、工事担任者の各資格の過去問は、「電気通信国家試験センター」が無料公開していますので、ダウンロードして活用してみてください。

総合通信の場合は、「技術・理論」を重点的に勉強する

総合通信を受験する方は、特に「技術・理論」をしっかりと勉強しておきましょう。

総合通信の試験では、出題範囲の広い「技術・理論」の科目をいかに攻略できるかが、合格を目指す上でのポイントになります。

総合通信の「技術・理論」の科目には、第一級アナログ通信と第一級デジタル通信の全ての出題範囲が含まれるため、2分野分の勉強量が必要だからです。

実際に受験された方からは、「なんで『技術・理論』だけこんなに範囲が広いの?」「果たして試験までに対策が間に合うのか?」「3科目受験して『技術・理論』だけ落ちた…」などの声が上がるほどです。

したがって、総合通信の「技術・理論」は、特に十分な勉強時間を確保し、苦手な部分は何度も復習して攻略しましょう。

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工事担任者の勉強時間の目安は?

工事担任者の各資格合格を目指す上では、一体どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

一般的に、工事担任者の資格に合格するための勉強時間は「100時間前後」と言われています。

しかし、勉強時間は、覚えるスピードや生活スタイルによって一人一人異なりますよね。

そこで今回は受験勉強の進め方をタイプ別に分け、合計の勉強時間の目安をまとめました。

■ タイプ別の勉強時間目安

毎日コツコツ進めたいタイプ 平日30分~1時間
⇒【45~90時間/約3ヶ月】
休日にガッツリ進めたいタイプ 休日3時間~5時間
⇒【72~120時間/約3ヶ月】
1ヶ月間の短期集中型タイプ 1日2時間~3時間
⇒【60~90時間/約1ヶ月】


毎日コツコツ進めたいタイプは、仕事から帰ってきて寝る前の30分間に用語を暗記したり、朝30分だけ早く起きて計算問題を解いたりと、ちょっとした「スキマ時間」を有効活用することがポイントです。

休日にガッツリ進めたいタイプは、「平日は仕事で疲れているから、休日に勉強したい」方におすすめです。

また、勉強が苦手という方は、1ヶ月間の短期集中型タイプで効率的に勉強するのがいいでしょう。

なお、上記でご紹介した勉強時間はあくまで目安ですので、自分にはどんな勉強方法があっているのか考える参考にしてみてくださいね!

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工事担任者 受験者の実体験を紹介!

これまでに「工事担任者の難易度」や「工事担任者のおすすめ勉強法」などを解説してきましたが、やはり最も参考になるのは、実際に受験を経験した方々の体験談ですよね。

ということで、工事担任者試験を受けた受験者の実体験を紹介し、勉強法や試験当日の様子などを具体的にお伝えします。

ぜひ、試験勉強の参考にしてみてください!

■受験者の実体験①

仕事をする上で必要になったので、総合通信(旧:AI・DD総合種)の資格を取りました。

試験本番までは約5ヶ月程度の期間があったので、まずは試験日までの勉強スケジュールを組みました。 先に資格を取得していた友人に「どの辺を勉強したらいいの?」と訊いたところ、「計算問題のある『基礎』と出題範囲の広い『技術・理論』に時間をかけたほうがいいよ」とアドバイスをもらったので、最初の3ヶ月間くらいは「基礎」と「法規」にたっぷり時間を使いました。

買ったテキストは、「技術・理論」の専門テキスト1冊、標準テキスト1冊、実践問題集、過去問集の、計4冊。

基本的に、まず実践問題を一通り解いてみて、分からない単語はテキストを辞書代わりに使って調べ、過去問を解く、ということを3回くらい繰り返しました。

試験当日は、実践問題集や過去問集で解いた問題と似ている問題がたくさん出題されたので「やっぱり過去問やっておいてよかった!」と一安心。無事、試験に合格し総合通信(旧:AI・DD総合種)をGETすることが出来ました。

(42歳男性/インターネット接続のエンジニア)

■受験者の実体験②

自分は以前、第一級アナログ通信(旧:AI第一種)の試験を受けて合格していたので、総合通信を受験する際は「基礎」科目が免除され、「技術・理論」と「法規」の2科目だけを受けました。

「法規」の出題範囲は第一級アナログ通信の時と同じなので、以前購入したテキストで代用し、「技術・理論」の専門テキストと過去問集を買って勉強しました。いつも仕事で帰りが遅いので平日は特に勉強せず、土・日にミッチリ勉強していた感じです。でも仕事の休憩中や弁当を食べているときは、たまにテキストを開いて「法律」などの暗記を頑張っていました。

「技術・理論」が一番難しいと聞いていたので、試験本番までは「技術・理論」7割、「法規」3割くらいの比重で対策を進めました。

その甲斐もあってか、試験では「技術・理論」が80点越えで「法規」は60点台のギリギリ合格。「技術・理論」に時間を使ったことが勝因だと思います。

(24歳男性/電話工事会社社員)

■受験者の実体験③

過去問を繰り返し解いておくことが重要です。工事担任者の試験は出題範囲がとても広いので、暗記で覚えるのには限界があります。

特に「基礎科目」では、電気回路・電子回路・論理回路についての計算問題が出題されます。

マークシート方式で解答を選択する形ですが、問題の解答を暗記するのではなく、計算公式と解き方を覚えるのがコツです。

計算問題の配点が半分を占める場合もあるので「計算問題は苦手だから捨てよう…」とは思わずに、過去問を繰り返し解きながら計算公式と解き方を暗記しましょう!

(38歳男性/インターネット回線導入工事会社社員)

■受験者の実体験④

初めて総合通信(旧:AI・DD総合種)を受験したのですが「本当に難しい…」といった印象です。

個人的な見解ですが、一発合格を狙うのは相当難しいと思うので、「基礎」「技術・理論」「法規」のそれぞれ1科目ずつを集中的に勉強して、確実にひとつひとつ合格を狙っていくという受験の仕方もアリなのかなと思いました。

科目免除の制度を上手く活用していくことも、工事担任者の資格取得の上では必要になってくるのではないでしょうか。

(28歳男性/ルーターや複合機の設置工事会社社員)



いかがでしたか。

実際の受験者の話の中で特に話題に上がったのが「技術・理論科目」と「過去問」です。

総合通信の場合、「技術・理論科目」の出題範囲が特に広く、合否を分ける重要なポイントとなっています。

また、総合通信に限らず、工事担任者の試験に合格する上では「過去問を繰り返し解く」ということも重要です。

過去問対策をしっかり行っていた方の多くは、試験本番でも「似た問題が多く出たので落ち着いて解けた」とのことです。

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工事担任者の資格概要

工事担任者の資格は、通信設備の設置や保守を行うための国家資格であり、電気通信事業法に基づいて総務省が認定しています。

工事担任者の5つの資格の概要は下記のとおりです。

受験資格 なし
出題方式 第一級アナログ・デジタル通信、総合通信⇒筆記方式
第ニ級アナログ・デジタル通信⇒CBT方式
試験科目 基礎/技術・理論/法規
免除制度 科目を一部または全て免除あり


工事担任者の全ての資格において、受験資格はありません。

学歴や年齢、実務経験の有無も関係なく、誰でも受験することができます。

また、工事担任者の試験には「免除制度」があります。

例えば、一部科目を合格していれば、次回受験時はその科目を受けずに済むといったものなどです。

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よくある質問

この記事を読んだ方が気になる疑問をまとめました。

工事担任者の試験は難しい?

工事担任者の試験は、【普通~難しい】レベルです。

第二級アナログ通信・第二級デジタル通信は合格率50%台のため【普通】、一方で第一級アナログ通信・第一級デジタル通信、総合通信は合格率が30%前後のため【難しい】レベルに当たります。

しかし、「工事担任者試験のおすすめ勉強法」でご紹介した対策や、免除制度などを利用することで、より効率的に合格を目指すことができる資格でもあります。

工事担任者の種類は?

下記のとおり、工事担任者の資格は5種類あります。

■工事担任者の資格一覧

  • 第一級アナログ通信
  • 第二級アナログ通信
  • 第一級デジタル通信
  • 第二級デジタル通信
  • 総合通信

5種類の資格では、それぞれ扱える通信設備が異なります。

詳しくは、本記事「工事担任者とは?」をご確認ください。

工事担任者ができることは?

工事担任者は、住宅やビル、公共施設といったあらゆる建物において、電話やインターネットなどの通信設備が使えるよう、設置や保守・修理を行うことができます。

工事担任者でも取得している資格によって、できることに差がありますが、総合通信の資格を持っていればアナログ・デジタル両方の工事に携われます。

また、その他にも電気工事士などの資格を持っていれば、業務範囲をさらに広げることが可能です。

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まとめ

本記事では、工事担任者の5つの資格の難易度・合格率を中心に、取得すべき順番や勉強方法、実際の受験者の体験談などをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • 工事担任者の難易度の高さは「①総合通信 ②第一級アナログ通信・第一級デジタル通信 ③第二級アナログ通信・第二級デジタル通信」
  • 工事担任者の資格のおすすめ取得順は「第二級デジタル通信→第一級デジタル通信→総合通信」
  • 工事担当者のおすすめ勉強法は「過去問を繰り返し解く」「総合通信の場合は、技術・理論を重点的に勉強する」など

工事担当者の資格は、合格率50%台~20%台と、決して簡単な資格ではありません。

特に、アナログ通信・デジタル通信両方の業務が行える総合通信の難易度は高いです。

しかしながら、きちんと対策を行えば十分に合格を狙うことができる資格でもあります。

工事担当者の資格は、どれも受験資格がありませんので、興味のある方は積極的に挑戦してみましょう。

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