電気工事士におすすめの大手企業ランキング!年収や売上高&従業員数から分析

電気工事士の仕事・転職

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最終更新日:

電気工事会社は、さまざまな規模の企業が多くあるため、「どの企業が大手なのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

主な大手電気工事企業は下記のとおりです。

年収1位 コムシスホールディングス株式会社(約982万円)
売上高1位

エクシオグループ株式会社(6,276億円)

従業員数1位

コムシスホールディングス株式会社(17,512名)


今回は、電気工事士におすすめの大手電気工事会社を【年収】・【売上高】・【従業員数】別にランキング形式でご紹介していきます。

地域ごとの大手電気工事会社もまとめていますので、転職活動の参考にしてみてください。

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電気工事士におすすめの大手企業ランキング

電気工事士が活躍できる場はさまざまですが、メインとなるのは電気設備工事の会社です。

一般的に大手電気工事会社として代表されることが多いのは「株式会社きんでん」「株式会社関電工」「株式会社九電工」「株式会社トーエネック」「株式会社ユアテック」の5社ですが、実際はどうなのでしょうか。

そこで、本記事では電気工事会社を年収・売上高・従業員数ごとにランキング形式でまとめてみました。

電気工事士におすすめの大手企業ランキング


なお、各データは金融庁のEDINETで公開されている有価証券報告書(2022年4月1日〜2023年3月31日)に基づいています。

年収ランキングTOP10

給料明細

電気工事士におすすめの大手企業の年収ランキングは下記のとおりです。

■ 大手電気工事企業 年収ランキング

※2023年3月末時点

  企業名 年収額
1 コムシスホールディングス株式会社 約982万円
2 ダイダン株式会社 約898万円
3 株式会社きんでん 約850万円
4 東光電気工事株式会社 約824万円
5 住友電設株式会社 約816万円
6 日本電設工業株式会社 約779万円
7 エクシオグループ株式会社 約777万円
8 富士古河E&C株式会社 約773万円
9 株式会社中電工 約748万円
9 太平電業株式会社 約748万円

※参考:EDINET 有価証券報告書(2022年4月1日〜2023年3月31日)

2022年度の有価証券報告書を参考に比べてみたところ、大手電気工事会社の中で最も年収が高かったのはコムシスホールディングス株式会社でした。

上位10社の年収の平均額はおよそ820万円。電気工事の大手企業は年収が高いことが分かりますね。

では、年収TOP10にランクインした大手電気工事会社を順番に解説していきます。

年収ランクイン企業


コムシスホールディングス株式会社

※2023年3月末時点

設立 2003年
本社住所 東京都品川区東五反田2-17-1
売上高 連結:5,632億円(単体:142億円)
従業員数 連結:17,512名(単体:99名)
平均年収 約982万円
事業内容

情報通信工事事業、電気設備工事事業、

情報処理関連事業等を行う子会社の経営管理

会社HP https://www.comsys-hd.co.jp/index.php


大手電気工事会社の中でも特に高年収のコムシスホールディングス株式会社は、通信建設業界のリーディングカンパニーとして知られるコムシスグループの企業です。

また、情報通信基盤の運営で培ったノウハウを活かし、都市の環境整備、ICT関連工事、太陽光発電などのインフラ工事に精通しています。

ダイダン株式会社

※2023年3月末時点

設立 1933年
本社住所 大阪市西区江戸堀1-9-25
売上高 連結:1,859億円(単体:1,796億円)
従業員数 連結:1,830名(単体:1,645名)
平均年収 約898万円
事業内容

電気工事、空調工事、

水道衛生工事、消防施設工事

および機械器具設置工事の設計、監理、施工

海外事業
シンガポール、ベトナム、台湾などに拠点あり
会社HP https://www.daidan.co.jp/


ダイダン株式会社は、創業が1903年で歴史のある会社です。

「光と空気と水を生かす」をスローガンに掲げ、電気、空調、給排水衛生の設備工事を通して人々が快適に過ごせる社会の実現に取り組んでいます。

これまでに、 「蔵前JPテラス」や「大阪国際空港ターミナルビル」など、オフィスビル、大型施設、工場といった大規模現場を手掛けてきました。

株式会社きんでん

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 大阪市北区本庄東2-3-41
売上高 連結:6,091億円(単体:5,242億円)
従業員数 連結:12,704名(単体:8,328名)
平均年収 約850万円
事業内容

電気設備、計装設備、情報通信設備、

空調・衛生設備、内装設備、土木設備ほか

海外事業

シンガポール、ベトナム、タイ、アメリカなど

世界90ヶ国以上での実績あり

会社HP https://www.kinden.co.jp/


株式会社きんでんは、1944年の「電気工事業整備要綱」で工事会社6社が統合して誕生しました。

関西電力グループの関係会社として、地域密着事業はもちろん日本全国や海外にも展開しています。

商業施設の電気設備工事から景観デザインによる土木・造園工事まで幅広く手掛ける総合設備エンジニアリングのリーディングカンパニーです。

東光電気工事株式会社

※2023年3月末時点

設立 1947年
本社住所 東京都千代田区西神田1-4-5
売上高 連結:1,005億円(単体:944億円)
従業員数 連結:1,504名(単体:1,195名)
平均年収 約824万円
事業内容

内線事業、外線事業、再生可能エネルギー、

環境設備、事業開発など

海外事業
タイ、ミャンマー、ベトナムに拠点あり
会社HP https://www.tokodenko.co.jp/


東光電気工事株式会社の創立は大正12年。関東大震災後の電力復旧を目的として誕生しました。

外線工事から始まり、現在は、官公庁や商業施設などの電気設備工事や、風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーの施工も行っています。

住友電設株式会社

※2023年3月末時点

設立 1950年
本社住所 東京都港区三田3-12-15
売上高 連結:1,751億円(単体:1,293億円)
従業員数 連結:3,518名(単体:1,707名)
平均年収 約816万円
事業内容

電力流通、電気、環境・エンジニアリング、

情報通信、プラント・空調・衛生など

海外事業

インドネシア、中国、マレーシアなど

海外7ヶ国で実績あり

会社HP https://www.sem.co.jp/


住友電設株式会社は住友電工グループ会社です。

電気、架空送電や変電、工場設備の施工・メンテナンス、太陽光発電、無線LANなどの各種ネットワーク構築など電気工事全般を手掛けています。

第一種電気工事士400名以上、1級電気工事施工管理技士800名以上が在籍する同社は、「東京国際空港第2ターミナル」や「グラントウキョウサウスタワー」など実績も豊富です。

日本電設工業株式会社

※2023年3月末時点

設立 1942年
本社住所 東京都台東区池之端1-2-23
売上高 連結:1,721億円(単体:1,357億円)
従業員数 連結:4,738名(単体:2,509名)
平均年収 約779万円
事業内容 鉄道電気工事、一般電気工事、情報通信工事
会社HP https://www.densetsuko.co.jp/


日本電設工業株式会社は、元々鉄道電気工事の専門会社として誕生しました。

第一種電気工事士は800名以上、1級電気工事施工管理技士は1,400名以上が在籍しており、「北海道新幹線」や「上野東京ライン」などの施工実績もあります。

また、鉄道電気工事のスキルを活かし、電気設備工事やリニューアル工事、再生可能エネルギー工事、情報通信工事も行っています。

エクシオグループ株式会社

※2023年3月末時点

設立 1954年
本社住所 東京都渋谷区渋谷3-29-20
売上高 連結:6,276億円(単体:2,951億円)
従業員数 連結:16,772名(単体:3,851名)
平均年収 約777万円
事業内容

通信事業、電気事業、土木事業、

環境施設事業、システムソリューションなど

海外事業
フィリピン、シンガポールでの実績あり
会社HP https://www.exeo.co.jp/


エクシオグループ株式会社は情報通信事業がメインで、通信設備の設計から施工・運用保守までのサービスを全国展開しています。

さらに、電気・電力・通信工事のトータルエンジニアリング、太陽光発電、風力発電、非電柱化工事、トンネル化工事、上下水道、ごみ処理プラントの設計・施工など、手掛ける事業は多岐にわたります。

富士古河E&C株式会社

※2023年3月末時点

設立 1923年
本社住所 神奈川県川崎市幸区堀川町580
売上高 連結:881億円(単体:732億円
従業員数 連結:1,566名(単体:1,160名)
平均年収 約773万円
事業内容

電気設備工事、電気計装工事、

空調・給排水衛生設備工事、

情報通信設備工事、建築工事など

海外事業
タイ、ベトナムなど5ヶ国に拠点あり
会社HP https://www.ffec.co.jp/


富士古河E&C株式会社は創立100周年を迎えた企業です。

2009年には3社が統合し、プラント、送電、内線、建築・土木、情報通信、空調設備工事などを手掛けるメーカー系総合設備企業となりました。

さらに、東南アジアを中心に電気・機械・建築工事も行っています。

株式会社中電工

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 広島県広島市中区小網町6-12
売上高 連結:1,890億円(単体:1,482億円)
従業員数 連結:4,556名(単体:3,364名)
平均年収 約748万円
事業内容

電気・空調・給排水設備工事、

情報通信・環境関連工事など

会社HP https://www.chudenko.co.jp/


株式会社中電工は、中国電力のグループ企業です。

1944年の「電気工事業整備要綱」で、広島・岡山・山口・島根・鳥取の5県にあった12の電気工事会社が統合し設立されました。

事業内容も、照明・コンセント設備工事から配電線・送変電地中線工事、太陽光発電、リニューアル工事など業務の規模も幅広く、中国地域はもちろん東京や大阪にも展開しています。

太平電業株式会社

※2023年3月末時点

設立 1947年
本社住所 東京都千代田区神田神保町2-4
売上高 連結:1,257億円(単体:1,180億円)
従業員数 連結:1,899名(単体:1,548名)
平均年収 約748万円
事業内容

発電事業、国内工事事業、

海外工事事業、エンジニアリング・製作など

海外事業
アジア、中東、中南米など多数の国で実績あり
会社HP https://www.taihei-dengyo.co.jp/


太平電業株式会社は、主に火力発電所や原子力発電所などの建設工事、運転、保守メンテナンス、解体を行っています。

1960年代から世界各地の発電所建設も行うほど、海外事業にも積極的です。

また、現在は風力発電をはじめとする再生可能エネルギー発電も手掛けています。

売上高ランキングTOP10

電気工事会社

会社規模を表す指標の1つでもある【売上高】が高い電気工事会社は下記のとおりです。

■ 大手電気工事企業 売上高ランキング

※2023年3月末時点

  企業名 売上高
1 エクシオグループ株式会社

連結:6,276億円
(単体:2,951億円)

2 株式会社きんでん

連結:6,091億円
(単体:5,242億円)

3 コムシスホールディングス株式会社

連結:5,632億円
(単体:142億円)

4 株式会社関電工

連結:5,415億円
(単体:4,699億円)

5 株式会社九電工

連結:3,957億円
(単体:3,330億円)

6 株式会社トーエネック

連結:2,320億円
(単体:2,076億円)

7 株式会社ユアテック

連結:2,273億円
(単体:2,094億円)

8 株式会社中電工

連結:1,890億円
(単体:1,482億円)

9 ダイダン株式会社

連結:1,859億円
(単体:1,796億円)

10 住友電設株式会社

連結:1,751億円
(単体:1,293億円)

※参考:EDINET 有価証券報告書(2022年4月1日〜2023年3月31日)

大手電気工事会社の中で、売上高が特に高かったのは、連結では「エクシオグループ株式会社」、単体では「株式会社きんでん」でした。

大手電気工事会社は、総合設備会社が多く事業範囲も広いため、売上高も上がる傾向にあります。

それでは、新たにランクインした大手電気工事会社をご紹介していきます。

売上高ランクイン企業


株式会社関電工

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 東京都港区芝浦4-8-33
売上高 連結:5,415億円(単体:4,699億円)
従業員数 連結:10,320名(単体:7,682名)
平均年収 約747万円
事業内容

屋内線・環境設備工事、情報通信工事、

電力インフラ関連工事など

海外事業

ベトナム、シンガポール、インドネシアなど

アジアでの実績あり

会社HP https://www.kandenko.co.jp/


株式会社関電工は、1944年の「電気工事業整備要綱」による7社の統合で誕生し、首都圏を中心に戦後の電力復興を支えてきました。

東京電力の関連会社である同社は、東京ドーム、東京タワーライトアップ、麻布台ヒルズ森JPタワー、エスコンフィールドHOKKAIDOなど有名施設を多数手掛けており、その実績は首都圏トップクラスを誇ります。

事業内容は、屋内電気、空調・給排水、プラント設備工事、情報通信、配電線、工務関係工事など幅広いです。

株式会社九電工

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 福岡県福岡市南区那の川1-23-35
売上高 連結:3,957億円(単体:3,330億円)
従業員数 連結:10,504名(単体:6,472名)
平均年収 約684万円
事業内容

配電事業、電気事業、空調管事業、情報通信事業、

エコ事業、住宅エコ事業など

海外事業

シンガポール、マレーシア、ベトナムなど

東南アジアに拠点多数あり

会社HP https://www.kyudenko.co.jp/


株式会社九電工は、1944年の「電気工事業整備要綱」により九州の電気工事会社13社が統合し設立されました。

九州電力のグループ企業ですが、2008年には東京本社も設立しています。

配電線や屋内の電気設備工事をはじめ、空調管、情報通信設備工事、太陽光発電や風力発電事業まで展開しています。

株式会社トーエネック

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 愛知県名古屋市中区栄1-20-31
売上高 連結:2,320億円(単体:2,076億円)
従業員数 連結:6,038名(単体:4,808名)
平均年収 約709万円
事業内容

電力供給設備工事、電気設備工事、

情報通信設備工事、空調衛生設備工事、

エコソリューション事業、住宅関連工事など

海外事業

中国、台湾、フィリピンなど

アジアに拠点多数あり

会社HP https://www.toenec.co.jp/


中部電力のグループ企業である株式会社トーエネックは、1944年の「電気工事業整備要綱」により愛知・静岡・三重・岐阜県の東海4県の電気工事会社23社が統合し設立されました。

「技能五輪全国大会」入賞の従業員も多く、技術力も高いです。

配電線や地中線工事・保守・メンテナンス、電気・空調・換気・衛生・給排水設備工事、情報通信、太陽光発電、蓄電池・エコキュートなどの住宅設備工事など、幅広い規模の事業を手掛けています。

株式会社ユアテック

※2023年3月末時点

設立 1944年
本社住所 宮城県仙台市宮城野区榴岡4-1-1
売上高 連結:2,273億円(単体:2,094億円)
従業員数 連結:5,589名(単体:3,750名)
平均年収 約715万円
事業内容

電気・電力・空調管設備工事、

リニューアル・再生可能エネルギー関連工事、

情報通信・土木建築工事など

海外事業

ベトナムに拠点あり。

東南アジア、中近東、

アフリカなど世界20ヶ国以上で実績あり

会社HP https://www.yurtec.co.jp/


株式会社ユアテックは、1944年の「電気工事業整備要綱」で東北6県と新潟県の電気工事会社9社が統合し誕生した企業です。

東北電力のグループ企業で、東日本大震災で配電線工事などの復旧作業にも尽力しました。

電気・空調・給排水・情報通信工事やリニューアル工事、再生可能エネルギー工事など事業内容も幅広く、個人住宅からオフィスビル、病院、工場など手掛ける現場の規模もさまざまです。

従業員数ランキングTOP10

従業員

会社規模を表す指標の1つでもある【従業員数】が多い電気工事会社は下記のとおりです。

■ 大手電気工事企業 従業員数ランキング

※2023年3月末時点

  企業名 売上高
1 コムシスホールディングス株式会社

連結:17,512名
(単体:99名)

2 エクシオグループ株式会社

連結:16,772名
(単体:3,851名)

3 株式会社きんでん

連結:12,704名
(単体:8,136名)

4 株式会社九電工

連結:10,504名
(単体:6,472名)

5 株式会社関電工

連結:10,320名
(単体:7,682名)

6 株式会社トーエネック

連結:6,038名
(単体:4,808名)

7 株式会社ユアテック

連結:5,589名
(単体:3,750名)

8 日本電設工業株式会社

連結:4,738名
(単体:2,509名)

9 株式会社中電工

連結:4,556名
(単体:3,364名)

10 住友電設株式会社

連結:3,518名
(単体:1,707名)

※参考:EDINET 有価証券報告書(2022年4月1日〜2023年3月31日)

大手電気工事会社のうち、従業員数が特に多いのは、連結は「コムシスホールディングス株式会社」、単体は「株式会社きんでん」でした。

電気工事の大手企業は業績が安定しているため、多くの従業員を雇用することができます。

また、事業内容が多岐にわたるため、技術職以外の部署で働く従業員も多いです。

【地域別】大手電気工事会社の一覧を紹介

都道府県

転職する際には、お住まいの地域の大手企業を知りたいですよね。

ということで、地域ごとの大手電気工事会社をまとめました。

なお、工事士.comでは各地域ごとの電気工事会社の求人を調べることができます。

大手企業はもちろん、小規模でも大手企業や官公庁などを取引先に持つ企業も多数ありますので、ぜひ転職活動の際にご活用ください!

   

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関東

関東の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

関東の主な大手電気工事会社


電気工事士におすすめの大手企業ランキング」でご紹介した企業以外に、「日本リーテック株式会社」と「株式会社弘電社」も関東地域の電気工事の大手企業です。

日本リーテック株式会社は、鉄道電気設備工事がメインで、道路設備や屋内外電気設備、送電線設備工事も行う企業です。

株式会社弘電社は、三菱電機系の企業で、内線工事や発電所・変電所設備工事、高速道路管制監視設備・ビル電源設備工事などを行っています。

   

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北海道・東北

北海道・東北地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

北海道・東北の主な大手電気工事会社


「北海電気工事株式会社」は、北海道電力のグループ企業として北海道電力からの受注工事が売上の大半を占める安定企業です。

「株式会社北弘電社」は、札幌ドームをはじめ北海道のさまざまな建物の電気工事を手掛ける三菱電機系の企業です。

   

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甲信越・北陸

甲信越・北陸地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

甲信越・北陸の主な大手電気工事会社


「北陸電気工事株式会社」は、北陸電力グループの企業として、内線・空調管・配電線・送変電・外線工事や再生可能エネルギー事業など、北陸地域の電力設備工事全般を手掛けています。

   

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東海

東海地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

東海の主な大手電気工事会社


「株式会社シーテック」は、中部電力グループの企業として、管轄内の送電・変電、情報通信設備、土木建築、再生可能エネルギー事業などの工事を行っています。

   

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近畿

近畿地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

近畿の主な大手電気工事会社


「萬世電機株式会社」は、三菱電機の総合代理店で、電子デバイスや情報通信機器などを取り扱う企業です。

   

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中国・四国

中国・四国地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

中国・四国の主な大手電気工事会社


「株式会社四電工」は、四国電力グループの企業として、地域の電気設備・空調管・情報通信・送電・配電・システム制御工事などを行っています。

   

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九州・沖縄

九州・沖縄地域の主な大手電気工事会社は下記のとおりです。

中国・四国の主な大手電気工事会社


「株式会社九電工」は、九州・沖縄地域の代表的な電気工事会社です。

九州・沖縄地域には、大手企業の案件を扱う地域密着企業などが他にも多数ありますので、実際の求人もチェックしてみてください。

   

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電気工事士が大手企業に転職するメリットは?

電気工事士嬉しい

電気工事士が大手企業に転職すると、下記のようなメリットを得られると考えられます。

大手企業に転職するメリット


では、1つずつ解説していきます。

安定感がある

電気工事士が大手企業に転職するメリットの1つ目は、安定した生活を送れることです。

電気工事会社は未上場企業も多い中、大手電気工事会社は上場している傾向にあり、給与や社会的信用、仕事とプライベートのバランスが安定しているからです。

企業が上場するには、安定した財務状況が必要です。

そのため、上場企業は平均給与が高く、社会的信用性が高いとされています。

従業員も、会社の社会的信用度が高いことから、ローン審査が通過しやすくなるなど安定した生活を送りやすくなります。

さらに、大手電気工事企業は地域の電力会社のグループ企業である場合も多いです。

このような企業は基本的に電力会社からの案件を受注できるため、業務量が安定しています。

そのため、仕事とプライベートのバランスも安定していると言えるでしょう。

休日が多い

電気工事士が大手企業に転職するメリットの2つ目は、休日が多いことです。

なぜなら、大手電気工事会社は従業員数が多く、また、大手ゼネコンに合わせた休日を取得できる可能性も高いからです。

そもそも業務の人手が足りないと、1人あたりの業務量が増えて休日出勤が発生します。

一方、大手企業は小規模企業よりも従業員数が多いため、人手不足による業務の負担は起きにくいです。

担当現場が一般住宅の場合、土日の工事を希望するお客様が多いため土日出勤が発生しがちです。

一方、大手電気工事会社の案件は大手ゼネコンから受注する大型案件が多いため、受注元の大手ゼネコンが完全週休2日制であれば、現場も同様の休日で働けます。

福利厚生が充実している

電気工事士が大手企業に転職するメリットの3つ目は、福利厚生の充実です。

一般的に、従業員の数が多いと1人1人の満足度も重要になってくるため、福利厚生を充実させている場合が多いです。

また、会社規模が大きいので社内制度の整備にまで力を注げるという理由もあります。

ホワイト企業が多い

電気工事士が大手企業に転職するメリットの4つ目は、ホワイト企業が多いことです。

大手電気工事会社は、いわゆる「ホワイト企業」の要素である高年収・安定した休日・充実した福利厚生などが期待できるからです。

「ホワイト企業」の定義は人それぞれですが、電気工事会社の中には、人手不足や受注案件の多さなどから職場環境が良くない状況の企業が存在するのも事実です。  

もちろん大手企業の全てが「ホワイト企業」とは限りませんが、大手企業は職場環境がある程度整っている場合が多いと言えるでしょう。

電気工事会社のホワイト企業についての詳細は「電気工事士にとってホワイト企業とは?選び方と転職のコツ」にてご確認ください。



スキルが向上しやすい

電気工事士が大手企業に転職するメリットの5つ目は、スキルの向上です。

大手電気工事会社は、業績が安定している分、社内制度の整備に力を入れている場合が多いからです。

「研修制度」や「資格取得支援」「昇給制度」などがある企業であれば、モチベーションを保ちながら電気工事士としてのスキルを高められるでしょう。

自己実現しやすい

電気工事士が大手企業に転職するメリットの6つ目は、自己実現がしやすいことです。

大手電気工事会社は、事業内容が多岐にわたるため、目標を作り実現しやすい環境です。

電気設備以外にも、通信設備工事や再生可能エネルギー事業、さらには海外事業など、さまざまな選択肢からキャリアパスを描けます。

電気工事士が大手企業に転職するための有利な方法は?

電気工事士女性

大手電気工事会社は転職市場でも人気の企業です。

そこで、大手企業に転職するために有効的方法をご紹介します。

大手企業に転職するための有利な方法


資格を取得する

電気工事士が大手企業に転職するために有利な方法の1つ目は、資格取得です。

電気工事に関する資格は数多く存在するため、事前に資格を取得しておくことで転職時にライバルたちと差をつけることができるからです。

特に第二種電気工事士は学歴や職歴に関係なく受験できるため、転職前に取得しておくといいでしょう。

なお、第二種電気工事士の受験にあたっては下記記事を参考にしてください。

2024年(令和6年)第二種電気工事士の申込方法と試験日

合格率でわかる!第二種電気工事士の難易度と必要な勉強時間



専門求人サイトを利用する

電気工事士が大手企業に転職するために有利な方法の2つ目は、専門求人サイトの利用です。

専門求人サイトは、特定の業界に特化しているため、総合求人サイトよりも求人数や質が充実しています。

そのため、転職したい業界が明確に決まっている場合は、専門求人サイトで求人を探すのがおすすめです。

電気工事士として転職したいという方は、電気工事の専門求人サイト「工事士.com」で気になる企業を探してみましょう。

   

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大手電気工事会社を選ぶ際に注意すべき3つのポイント

電気工事士考える

電気工事の大手企業への転職を目指す際に、気をつけておきたいポイントをご紹介します。

大手企業を選ぶ際の注意ポイント


上場しているのか

電気工事士が大手企業を選ぶ際に注意すべき1つ目のポイントは、上場の有無です。

上場していると、企業の社会的信用度が高く、従業員の生活の安定が期待できるからです。

実際、「電気工事士におすすめの大手企業ランキング」でご紹介した会社も全て上場しています。

もちろん未上場でも売上が高い企業も多くありますので、必ずしも「上場しているから大手企業だ」とは限りません。

あくまで1つの目安として、上場の有無を確認してみるといいでしょう。

大手企業と取引しているのか

電気工事士が大手企業を選ぶ際に注意すべき2つ目のポイントは、取引先です。

大手電気工事会社は、大手電力会社の系列企業や、大手電力会社・大手ゼネコンなどと取引している場合が多いです。

実際に、「電気工事士におすすめの大手企業ランキング」でご紹介した「富士古河E&C株式会社」の主要取引先を見てみましょう。

・東京電力ホールディングス株式会社

・中国電力株式会社

・清水建設株式会社

・鹿島建設株式会社

・東急建設株式会社

引用:PR資料(富士古河E&C株式会社)より抜粋



大手企業が取引先の企業は、業績面が安定している場合が多いですし、大規模な現場に携われる可能性も高いです。

転職活動の際には、企業の取引先にも注目してみましょう。

自分の希望条件に合っているのか

電気工事士が大手企業を選ぶ際に注意すべき3つ目のポイントは、自分の希望条件に合っているかどうかです。

大手電気工事会社は総合設備会社が多いため、入社後に自分が希望していない事業に携わる可能性も考えられるからです。

大手電気工事会社の事業内容の多くは、電気設備工事をはじめ通信設備工事、土木工事、海外事業など多岐にわたっています。

転職の際は、志望企業の仕事内容をきちんと確認しておくことが大切です。

大手企業への転職後のキャリアアップ方法

大手企業でキャリアアップするには、主に下記の方法があります。

大手企業でのキャリアアップ方法
  • 社内の育成制度を受ける
  • より専門性の高い資格を取得する


大手電気工事会社の多くは、独自の人材育成制度を設けています。   

そのため、まずは会社の育成制度に従い、目標を持って取り組むようにしましょう。

また、電気工事会社の場合は、専門的な資格を取得することで業務の幅を広げることができます。

特に大手企業であれば、難易度が高いと言われる「電気工事施工管理技士」や「電気主任技術者」といった資格の取得者も多数在籍しているため、キャリアアップのために挑戦しておきたいところです。

よくある質問

電気工事の大手企業への転職に関して、よくある質問をまとめました。

電気工事士はどんな会社に就職・転職できるの?

電気工事士は電気に関連するあらゆる業務に携われるため、電気工事会社をはじめ下記のようなさまざまな業界の企業で活躍できます。

・電気工事会社

・鉄道工事会社

・建設会社

・工務店

・設備管理会社

・警備会社

・メーカー

・官公庁(公務員)



そのため、電気工事会社以外にも、上記の大手企業を狙うのもいいかもしれません。

電気工事士を活かせる仕事・転職先については、「第二種電気工事士を活かせる仕事10選!」にて詳しく解説しています。



ゼネコンとサブコンの違いは?

ゼネコンとサブコンの違いは下記のとおりです。

ゼネコン 発注者から直接依頼を受け、
工事完成まで取りまとめる
サブコン ゼネコンから工事を請け負う


ゼネコンは「general contractor」(総合建設請負業者)の略です。

発注者と直接やり取りし、工事全体を取りまとめる役割を担っています。

一方、サブコンは「subcontractor」(協力会社、下請け業者)の略です。

発注主から依頼を受けたゼネコンが、サブコンに実際の工事を依頼することが多いです。

電気工事士におすすめの大手企業ランキング」でご紹介した大手電気工事会社のほとんども「サブコン」に分類されます。

まとめ

今回は、電気工事士におすすめの大手企業ランキング、大手電気工事会社に転職するメリットや有利な方法、大手電気工事会社に転職する際の注意点などをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • 電気工事士におすすめの大手企業は、コムシスホールディングス株式会社、エクシオグループ株式会社、株式会社きんでんなど
  • 電気工事士が大手企業に転職するメリットは、安定性や働きやすさ
  • 大手企業への転職活動を有利に進める方法は、資格取得と専門求人サイトの利用
  • 電気工事士が大手企業に転職する際には、上場の有無や取引先を確認する
  • 大手企業でキャリアアップしたい場合は、社内の教育制度の活用や高度な資格取得がおすすめ

電気工事の大手企業は、事業内容も幅広いため、さまざまな知識と経験を積むことができるでしょう。

皆さんも、電気工事の大手企業への転職を目指してみてはいかがでしょうか。

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