【1級・2級】電気工事施工管理技士の難易度と合格率を徹底比較!

電気工事施工管理技士

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最終更新日:

1級・2級電気工事施工管理技士の合格率は、1級が【第一次検定:42.2% 第ニ次検定:61.9%】、2級が【第一次検定:54.2% 第二次検定:64.1%】となっています。(2019年〜2023年の過去5年間の平均)

電気工事施工管理技士の試験は、国家資格の中でもやや難易度が高く、合格するには十分な準備が必要です。

また、1級2級ともに第一次検定と第二次検定がありますが、適切な勉強方法を取れば十分合格を狙える資格でもあります。

今回は、1級・2級電気工事施工管理技士の合格率や難易度、資格取得に必要な勉強方法などについて解説します。


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【最新版】1級・2級電気工事施工管理技士の難易度は?

電気工事施工管理技士は、電気工事の現場を管理するために必要な資格です。

試験は【第一次検定】と【第二次検定】の2段階で構成されており、両方に合格することで資格が取得できます。

下記のとおり、1級・2級電気工事施工管理技士の合格率は平均40%〜60%で、難易度は国家資格の中でも「やや難しい」と言えます。

■ 1級・2級電気工事施工管理技士の平均合格率

第一次検定 第二次検定
1級電気工事施工管理技士 42.2% 61.9%
2級電気工事施工管理技士 54.2% 46.1%

参考:施工管理技術検定(一般財団法人 建設業振興基金)にて毎年発表される情報をもとに当社で集計

※過去5年間の平均

では、1級・2級電気工事施工管理技士の難易度について、過去5年間の合格率推移や他の電気系資格と比較しながら詳しく見ていきましょう。

合格率推移

1級電気工事施工管理技士、2級電気工事施工管理技士の過去5年間の合格率推移は下記のとおりです。

■ 1級電気工事施工管理技士 5年間の合格率推移

第一次検定 合格率
(注1)
第二次検定 合格率
(注2)
2019年 40.7% 66.3%
2020年 38.1% 72.7%
2021年 53.3% 58.8%
2022年 38.3% 59.0%
2023年 40.6% 53.0%
平均 42.2% 61.9%

参考:施工管理技術検定(一般財団法人 建設業振興基金)にて毎年発表される情報をもとに当社で集計

注1:「第一次検定」は、令和2年度までは「学科試験」
注2:「第二次検定」は、令和2年度までは「実地試験」


■ 2級電気工事施工管理技士 5年間の合格率推移

第一次検定 合格率
(注1)
第二次検定 合格率
(注2)
2019年 56.1% 45.4%
2020年 58.5% 45.0%
2021年 57.1% 50.4%
2022年 55.6% 46.7%
2023年 43.8% 43.0%
平均 54.2% 46.1%

参考:施工管理技術検定(一般財団法人 建設業振興基金)にて毎年発表される情報をもとに当社で集計

注1:「第一次検定」は、令和2年度までは「学科試験」
注2:「第二次検定」は、令和2年度までは「実地試験」


表から分かるように、1級電気工事施工管理技士の試験は、第一次検定の合格率が平均42.2%、第二次検定の合格率が平均61.9%となっており、第一次検定の方が難しいことがわかります。特に、第一次検定は広範な知識が求められるため、しっかりとした準備が必要です。

一方、2級電気工事施工管理技士の試験では、第一次検定の合格率が平均54.2%、第二次検定の合格率が平均46.1%と、逆に第一次検定の方が高い合格率を示しています。

ちなみに、受験者数を比べると、1級よりも2級のほうが多くなっていますが、これは受験者の内訳が関係しています。

電気工事施工管理技士試験の受験者は、約8割が電気の仕事に携わっている方々です。

そのため、現場経験が長い方や、第一種電気工事士の資格を持っている方の中には、2級を受験せずに1級から受験して管理者へのキャリアアップを目指すという方も多いです。

電気工事施工管理技士と他の電気系資格の難易度比較

次に、1級・2級電気工事施工管理技士と他の電気系資格の難易度を比較してみましょう。

以下の表は、電気工事施工管理技士の合格率と、その他の代表的な電気系資格(第一種電気工事士、第二種電気工事士、電験三種)の合格率をまとめたものです。


2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
1級電気工事施工管理技士 26.9% 27.7% 31.3% 22.6% 21.5%
2級電気工事施工管理技士 25.5% 26.3% 28.8% 26.0% 18.8%
第一種電気工事士 35.0% 33.3% 35.9% 36.5% 37.3%
第二種電気工事士 42.2% 40.4% 43.0% 45.0% 43.0%
電験三種 9.3% 9.8% 11.5% 12.0% 18.9%

※電気工事施工管理技士と電気工事士の合格率は、一次・二次検定または学科・技能試験の合格率をそれぞれかけ合わせて算出しています。

※電気工事施工管理技士の合格率は、(一財)建設業振興基金「施工管理技術検定」にて毎年発表される情報をもとに当社で集計。
※電気工事士・第三種電気主任技術者の合格率は、(一財)電気技術者試験センター「試験実施状況の推移」をもとに当社で集計。



この表からも分かるように、電気工事施工管理技士の試験は、第一種・第二種電気工事士よりも難易度が高いと言えます。

また、電気工事士の出題形式はマークシート形式ですが、電気工事施工管理技士では記述式の施工経験問題が必ず出題されることも、電気工事施工管理技士の難易度を高めている一因です。

一方、電気主任技術者(第三種電気主任技術者)は非常に難関な試験であり、合格率は10%前後と低いです。試験範囲も広く、合格までに2〜3年かかると言われています。

専門的な知識と多くの学習時間を必要とするため、学習時間や出題範囲を比較しても、電気工事施工管理技士は電気主任技術者よりも難易度が低いと考えられます。

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1級・2級電気工事施工管理技士の試験内容は?

1級・2級電気工事施工管理技士の試験内容について詳しく説明します。

電気工事施工管理技士の試験概要


順番に見ていきましょう。

受験資格

1級・2級電気工事施工管理技士の受験資格は下記のとおりです。

■ 1級電気工事施工管理技士の受験資格 (2024年度以降)

試験区分 受験資格要件
第一次検定 満19歳以上(試験実施年度において)
第二次検定 【1級一次検定合格後
・実務経験5年以上
・特定実務経験※1年以上を含む実務経験3年以上
・監理技術者補佐の実務経験1年以上
【2級二次検定合格後(1級一次合格者に限る)】
・実務経験5年以上
・特定実務経験※1年以上を含む実務経験3年以上
【2級二次検定合格後(1級一次検定受験予定者に限る)】
・実務経験5年以上
・特定実務経験※1年以上を含む実務経験3年以上
【1級第一次検定、および第一種電気工事士試験合格または免状交付者】
・第一種電気工事士試験合格または免状交付後、実務経験5年以上
・第一種電気工事士試験合格または免状交付後、特定実務経験※1年以上を含む実務経験3年以上
【1級第一次検定受検予定、および第一種電気工事士試験合格または免状交付者】
・第一種電気工事士試験合格または免状交付後、実務経験5年以上
・第一種電気工事士試験合格または免状交付後、特定実務経験※1年以上を含む実務経験3年以上

出典:令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人 建設業振興基金)

■ 2級電気工事施工管理技士の受験資格 (2024年度以降)

試験区分 受験資格要件
第一次検定 満17歳以上(試験実施年度において)
第二次検定 2級一次検定合格後、実務経験3年以上
1級一次検定合格後、実務経験1年以上
電気工事士試験または電気主任技術者試験の合格後または免状交付後、実務経験1年以上

※別途、2級または1級電気工事施工管理技術検定第一次検定の合格が必要

出典:令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人 建設業振興基金)

このように、電気工事施工管理技士は、第一次検定は該当年齢を満たしていれば誰でも受験できますが、第二次試験は実務経験が必要です。

各資格の受験条件をよく確認し、自分が受験資格を持っているかどうかを確認しましょう。

電気工事施工管理技士の受験資格については、「電気工事施工管理技士の受験資格|必要な実務経験内容と年数を確認!」で詳しくお伝えしています。


出題形式

1級・2級電気工事施工管理技士の出題形式は下記のとおりです。

ちなみに、令和2年度までは第一次検定は「学科試験」、第二次検定は「実地試験」と呼ばれていました。

■ 1級電気工事施工管理技士試験の出題形式

第一次検定 第二次検定
試験時間 4時間半
(午前:2時間30分、午後:2時間)
3時間
解答方式 四肢択一または五肢択一のマークシート式 記述式と五肢択一のマークシート方式
問題数 92問 5問
必要解答数 60問 全問回答

参考:令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人 建設業振興基金)
      過去の受検状況・検定問題・合格基準(一般財団法人 建設業振興基金)


■ 2級電気工事施工管理技士試験の出題形式

第一次検定 第二次検定
試験時間 2時間半 2時間
解答方式 四肢択一または五肢択一のマークシート式 記述式と五肢択一のマークシート方式
問題数 64問 5問
必要解答数 40問 全問回答

参考:令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人 建設業振興基金)
      過去の受検状況・検定問題・合格基準(一般財団法人 建設業振興基金)


電気工事施工管理技士の第一次検定は必須問題と選択問題に分かれています。選択問題では、自分の得意分野を選択して解答できます。

過去問を見ると、どの問題が必須問題になっているか確認できるため、過去問を繰り返し取り組んで必須問題を解けるようにしておきましょう。

また、第二次検定は記述式の問題があります。

マークシート式と異なり正確な知識が求められるため、しっかりとした対策が必要です。

合格基準

1級・2級の電気工事施工管理技士の合格基準は下記のとおりです。

■ 1級電気工事施工管理技士の合格基準

合格基準
第一次検定 正解率が全体の60%以上かつ施工管理法(能力問題)が50%以上
(60問中36問以上かつ施工管理法(能力問題)6問中3問以上の正解)
第二次検定 正解率60%以上

参考:過去の受検状況・検定問題・合格基準(一般財団法人建設業振興基金)

■ 2級電気工事施工管理技士の合格基準

合格基準
第一次検定 正解率60%以上
(40問中24問以上の正解)
第二次検定 正解率60%以上

参考:過去の受検状況・検定問題・合格基準(一般財団法人建設業振興基金)

これらの基準を満たすためには、十分な対策が重要です。

特に記述式問題に関しては、実際の現場経験をもとに対策するのが重要です。試験の形式や出題傾向をしっかりと把握し、計画的に準備を進めましょう。

問題内容

電気工事施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定の二段階で構成されています。

それぞれの試験は、電気工学、施工管理法、法規などの幅広い分野から出題され、受験者の総合的な知識と実践力が問われます。

以下で、1級および2級の試験内容について詳しく説明します。

第一次検定

一次検定は、1級は午前と午後あわせて4時間半、2級は2時間半と、試験時間が長いことが特徴です。

試験内容は幅広く、電気工学や施工管理法、法規などが含まれます。

■ 電気工事施工管理技士 第一次検定の問題内容

1級電気工事施工管理技士 2級電気工事施工管理技士
電気工学 電気工学
電気設備 電気設備
関連分野 関連分野
設計・契約関係 施工管理法(能力問題)
施工管理法(応用能力) 施工管理法
施工管理法 法規
工事施工
法規

1級と2級では出題範囲が異なり、1級のほうがより幅広い知識を問われます。

なお、解答形式は主にマークシート式で、正しい選択肢を選ぶ問題が中心です。

選択問題と必須問題があるため、過去問を繰り返し解くことで問題の傾向を掴み、得意な分野で確実に点数を稼ぎましょう。

また、何よりも第一次検定は試験時間が長いため、時間配分の意識や、集中力を保つ工夫などが必要です。

第二次検定

二次検定は、記述式の問題が中心であり、より実践的な内容が問われます。施工経験記述や法規の空所補充など、実務経験に基づいた問題が多く出題されます。

■ 電気工事施工管理技士 第二次検定の問題内容

1級電気工事施工管理技士 2級電気工事施工管理技士
施工経験記述
⇒安全管理、工程管理、品質管理
施工経験記述
⇒安全管理、施工経験記述
施工管理法
⇒語句の説明
(品質管理・安全管理)
施工全般
⇒語句の説明、機器の名称・機能
電気設備全般
⇒用語の説明
施工全般
⇒用語の説明
電気設備全般
⇒配電線路に関する計算問題
施工全般
⇒計算問題
法規
⇒建設業法・電気事業法
法規
⇒建設業法・電気工事士法


記述式問題では実務経験が問われるため、日々の業務での経験を整理しておきましょう。具体的なエピソードや対策を記述できるように準備しておくと良いです。

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電気工事施工管理技士のおすすめ勉強方法は?

1級・2級電気工事施工管理技士のおすすめ勉強方法は下記のとおりです。

電気工事施工管理技士のおすすめ勉強法


電気工事施工管理技士の資格を取得するには、第一次検定と第二次検定の二つの試験をクリアする必要があります。

そのため、それぞれの試験に対する効果的な勉強方法を紹介していきます。

第一次検定は【過去問を解く⇒間違った問題を復習】を繰り返す

一次検定はマークシート式の筆記試験のため、過去問を繰り返し解くことが効果的です。

10年分の過去問題を時間を計って解くなど、本番を想定して取り組むことで、試験問題に慣れていきましょう。

そして、過去問を解く際には、間違えた部分の解説を読み、なぜ間違えたのかを理解することが重要です。

この復習を最低でも3回繰り返すことで、同じミスを防ぐことができます。

また、答えをテキスト上で丸暗記するのではなく、問題の本質や各科目の出題範囲を理解しましょう。

内容をしっかり理解しながら学習することで、文章や出題形式が変わっても対応できるようになります。

なお、『工事士.com』の過去問クイズでは、電気工事施工管理技士の過去問をクイズ形式で学ぶことができます。

スマホからでも行えますので、スキマ時間の勉強に活用してみてはいかがでしょうか。

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第二次検定は日ごろの実務経験を大切にする

二次検定は施工経験に関する記述問題が多いため、実務での経験を元に解答することが求められます。

したがって、実際の現場での経験を振り返りながら、具体的な事例を頭に入れておきましょう。

日々の業務の中で意識的に施工管理に関する知識を深め、現場での対応力を高めることが、第二次検定の合格に繋がります。

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1級・2級電気工事施工管理技士の試験スケジュール

1級・2級電気工事施工管理技士の申し込みから試験日、合格発表日までの一連のスケジュールを紹介します。

■ 1級電気工事施工管理技士の試験スケジュール

申請受付期間 2024年2月22日(木)~3月8日(金)
※第一次検定のみ新規受検に限り4月5日(金)まで
第一次検定 試験日 2024年7月14日(日)
第一次検定 合格発表 2024年8月23日(金)
第二次検定 試験日 2024年10月20日(日)
第二次検定 合格発表 2025年1月10日(金)

参考:令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金)

■ 2級電気工事施工管理技士の試験スケジュール

【前期】
申請受付期間 2024年2月9日(金)~3月8日(金)
第一次検定 試験日 2024年6月9日(日)
第一次検定 合格発表 2024年7月10日(水)
【後期】
申請受付期間 ネット申請:2024年6月26日(水)~7月24日(水)
書面申請:2024年7月10日(水)~7月24日(水)
試験日
(第一次・第二次)
2024年11月24日(日)
第一次検定 合格発表 2025年1月10日(金)
第二次検定 合格発表 2025年2月7日(金)

参考:令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金)

電気工事施工管理技士の試験は基本的に年1回の実施です(2級第一次検定のみ年2回)。

確実に申し込みできるよう、余裕を持って行動しましょう。

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1級・2級電気工事施工管理技士の受験資格緩和について解説

令和6年度から、電気工事施工管理技士の受験資格が変更されました。

この変更により、受験のハードルが緩和され、より多くの人が受験しやすくなっています。

受験資格の変更点は一部です。

すべてが完全に変わるわけではありませんので、まずは主要な変更点を把握しましょう。

■ 1級電気工事施工管理技士の受験資格の変更点

変更前 変更後(令和6年度以降)
第一次検定 学歴に応じた実務経験年数が必要
(例: 大学卒業後3年以上)
19歳以上
第二次検定 学歴に応じた実務経験年数
(例: 大学卒業後3年以上)
・一次検定合格後、実務経験3年以上
・2級二次検定合格後、実務経験5年以上など

参考:国土交通省

1級の第一次検定に関しては年齢制限のみで受験が可能となりました。

以前までは、1級施工管理技士の第一次試験を受けるには、最低でも3年以上の実務経験が必要でしたが、令和6年度以降は19歳以上であれば誰でも受験できるようになっています。

さらに、二次検定の受験資格についても学歴の条件がなくなり実務経験の年数も短縮されたため、より多くの人が資格取得に挑戦しやすくなりました。

■ 2級電気工事施工管理技士の受験資格の変更点

変更前 変更後(令和6年度以降)
第一次検定 17歳以上 17歳以上
第二次検定 学歴に応じた実務経験年数
(例: 高校卒業後3年以上)
・一次検定合格後、実務経験3年以上
(建設機械種目については2年以上)
・1級一次検定合格後、実務経験1年以上など

参考:国土交通省

2級についても、学歴の条件がなくなり実務経験の年数も短縮されたため、2級施工管理技士の資格と1級施工管理技士の資格を連続して取得できるようになりました。

また、2級の第二次検定については1級の第一次検定合格者も受験資格が得られるようになっています。

以上のように、令和6年度からの受験資格緩和は、特に若い世代や高卒者にとって大きなチャンスです。

年齢制限のみで受験できるようになり、早い段階での資格取得が可能となることで、キャリアアップの道が広がるでしょう。

実務経験についての詳細は「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります」にてご確認ください。

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1級・2級電気工事施工管理技士の資格概要まとめ

1級・2級電気工事施工管理技士の試験日、会場、試験時間、問題数、合格基準を表にまとめました。

取得したい資格についての情報を今一度確認しておきましょう。

■ 1級電気工事施工管理技士 資格概要

試験日 第一次検定:7月14日(日)
第二次検定:10月20日(日)
受験会場 札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
試験時間 第一次検定:4時間30分(午前の部2時間30分、午後の部2時間)
第二次検定:3時間
問題数 第一次検定:出題数92問、解答数60問
第二次検定:出題数5問、全問必答
合格基準 第一次検定:60問中36問以上かつ施工管理法(能力問題)で6問中3問以上正解
第二次検定:正解率60%以上

参考:令和6年度 1級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金)

■ 2級電気工事施工管理技士 資格概要

試験日 第一次検定:【前期】6月9日(日)【後期】11月24日(日)
第二次検定:【後期】11月24日(日)※後期のみ実施
受験会場 札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
試験時間 第一次検定:2時間30分
第二次検定:2時間
問題数 第一次検定:出題数64問、解答数40問
第二次検定:出題数5問、全問必答
合格基準 第一次検定:40問中24問以上正解
第二次検定:正解率60%以上

参考:令和6年度 2級電気工事施工管理技術検定のご案内(一般財団法人建設業振興基金)

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よくある質問

1級・2級電気工事施工管理技士に関するよくある質問をまとめました。

1級・2級電気工事施工管理技士は実務経験がなくても受験できますか?

1級および2級の第一次検定については、実務経験がなくても受験することができます。

しかし、二次検定を受けるためには、特定実務経験を含む実務経験が3年以上必要です。

実務経験に関して詳しい内容は「受験資格」にてご確認ください。

1級・2級電気工事施工管理技士は独学で合格できますか?

電気工事施工管理技士の試験は独学でも合格を狙える試験です。

市販のテキストや問題集を購入し、【過去問を繰り返し解く】勉強方法を行えば、十分に対応できます。

しかし独学の場合は、自分のペースで学習し、費用を抑えられる一方で、疑問点を解決する手段を自分自身で考え、モチベーションを維持する工夫が必要です。

試験勉強の途中でつまずいた場合は、同僚や先輩にアドバイスをもらったり、通信講座や講習を利用したりするのも良い方法です。

忙しい電気・設備業界で働く中でも、計画的に勉強時間を確保することで、合格に近づけるはずです。

1級・2級電気工事施工管理技士の合格発表はいつですか?

1級・2級電気工事施工管理技士の合格発表は下記のとおりです。

■ 1級電気工事施工管理技士 合格発表日

第一次検定 2024年8月23日(金)
第二次検定 2025年1月10日(金)


■ 2級電気工事施工管理技士 合格発表日

【前期】第一次検定 2024年7月10日(水)
【後期】第一次検定 2025年1月10日(金)
【後期】第二次検定 2025年2月7日(金)


試験日など細かな日程につきましては、「1級・2級電気工事施工管理技士の試験スケジュール」にてご確認ください。

1級・2級電気工事施工管理技士の違いは?

1級と2級の主な違いは、管理できる工事の規模です。

1級は大規模な公共工事や受注額が大きな工事を監理技術者として管理できます。

一方、2級は比較的小規模な工事の主任技術者としての役割が中心です。

また、1級は特定建設業の専任技術者にもなれるのに対し、2級は一般建設業の専任技術者のみとなります。

電気工事施工管理技士の仕事内容については「電気工事施工管理技士の仕事内容|1日の流れと仕事のやりがい」にて詳しく解説しています。


1級・2級電気工事施工管理技士の年収はいくらですか?

電気工事施工管理技士の平均年収は約487万円です。(参考:求人ボックス 給料ナビ)

厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」によれば、電気工事士の平均年収は約462万円となっており、電気工事施工管理技士の年収の方が高い結果となりました。

また、建設業の平均年収が約475万円のため、業界内では少し高い数値であることがわかります。

なお、電気工事施工管理技士の年収は勤務年数やスキルによって変動する場合が多いです。

また、資格手当があれば、1級の資格を取得することでより高い年収が期待できます。

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電気工事施工管理技士の年収について詳しくは「電気工事施工管理技士の年収を比較調査|電気工事士との年収の差は?」をご覧ください。

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まとめ:電気工事施工管理技士の資格に挑戦しよう!

今回は、1級・2級電気工事施工管理技士の合格率、難易度、試験内容、勉強方法、試験スケジュール、受験概要などについて詳しく解説しました。

この記事のまとめ
  • 電気工事施工管理技士の合格率は1級が【第一次検定:42.2% 第ニ次検定:61.9%】、2級が【第一次検定:54.2% 第二次検定:64.1%】
  • 電気工事施工管理技士は国家試験の中でも「やや難しい」レベルの資格
  • 第一次検定は四肢択一のマークシート方式、第二次検定は記述式およびマークシート方式
  • 過去問を解くなど、適切な勉強方法と準備を行えば合格の可能性が高まる

電気工事施工管理技士の資格取得は、現場の実務経験を活かしながらキャリアを積む絶好の機会です。

また、資格取得後は、資格手当や転職の際のアドバンテージも期待できます。

これからのキャリア形成に向けて、皆さんも電気工事施工管理技士の資格取得に挑戦してみてください。

なお、「工事士.com」は電気工事に特化した求人サイトです。資格取得の勉強をしながら、気になる企業も探してみてはいかがでしょうか。

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