電気工事施工管理技士の年収を比較調査|電気工事士との年収の差は?

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電気工事施工管理技士は、電気工事現場にとってなくてはならない存在。


需要のある職業のため、将来的に電気工事施工管理技士に なることを視野に入れているという方も多いのではないでしょうか? そこで気になるのが年収だと思います。


「電気工事施工管理技士なったら年収はどれくらいになるんだろう」
「実際のところ、皆いくら稼いでいるのか気になる・・・」


そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。 この記事では、電気工事施工管理技士の年収の目安や資格手当などについてまとめています。 ぜひ参考にしてみてください。



電気工事施工管理技士の平均年収は500万円~700万円程度

電気工事施工管理技士になりたいと思ったとき、やっぱり気になるのが給料。 実際に手を動かす電気工事士と比べると、どっちのほうが稼げるのか気になる人もいますよね。


工事士.comが、電気工事施工管理技士募集の求人情報などを参考に年収を独自調査してみたところ、 年収のボリュームゾーンは500万円~700万円程度だということが分かりました。


もちろん、資格の有無や経験年数、携わる現場の規模感、地域差等によって差が出るので、 人によっては年収が500万円に満たない方や、700万円以上稼いでいる方も当然いらっしゃいます。 ですから、あくまで1つの目安として参考にしてください。


ここでは、なぜ年収に差が出るのかの理由を、いくつかの観点から見ていきましょう。



働いている企業の規模の違いで年収が変わる

まずは働いている企業の規模の違いですが、 建設業界ではよく、ゼネコン・サブコン・一次受けというような言葉を使います。


ゼネコンとは…
総合建設業者のこと。簡単に言えば「リーダー」みたいな存在です。 代表的なのは、大林組・鹿島建設・清水建設など。


サブコンとは…
ゼネコンの下請けのような、「サブリーダー」みたいな存在です。 たとえば、関電工・きんでん・九電工など。


一次請けとは…
工事を発注した発注主から直接案件を受けた企業・人のことです。 例えば、サブコンA社がB社に工事案件を依頼した場合、B社はサブコンA社の一次受けとなります。 また、一次受けの下には二次受け、三次受けというようなピラミッド構造があります。



四季報を参考にすると、大手ゼネコン3社(大林組・鹿島建設・清水建設)の平均年収は1,000万円を超えています。 その一方で、設備工事業界サブコン3社(関電工・きんでん九電工)の平均年収は650万円~900万円ほどで、 ゼネコン企業と差がみられます。このことから、就職する企業の規模の違いが、年収の差にも大きく関係してくる言えるでしょう。



携わる現場、工事内容で年収が変わる

電気工事施工管理技士が管理をする現場にはさまざまな種類があります。 受注する案件の内容によって、工期や予算(工事金額)なども変わってくるので、年収も変化してくるでしょう。




例えば、新築マンション一棟の電気工事を丸々手掛ける場合と、商店街の店舗一軒を丸々手掛ける場合とでは、 工期も予算も違います。どの案件を受注するかによって利益率が異なるので、 年収を調べるときは、「その会社がどんな案件を受注しているか」も一緒に見てみるといいと思います。


また、高圧の電気を扱う現場や夜間作業の発生する現場(鉄道電気工事)などでは、 危険作業や夜間作業のため手当がつくことがあるので、一般的な電気工事現場で働くよりも年収は高くなりそうです。



地域差によって年収が変わる

工事士.comで掲載していた求人情報を参考に年収を調査すると、 地域差によっても年収に開きが出るだろうと考えられました。


電気工事施工管理技士募集の企業に、無資格・未経験で就職するとした場合・・・ 地方であれば16万円~19万円台が多く、関東圏内の場合は20万円~23万円台が多かったです。


年収に換算してみると…
※賞与年2回計2ヶ月分支給とした場合

【地方】
16万円~19万円 × 12ヶ月+賞与2ヶ月分=224万円~266万円

【関東圏内】
20万円~23万円×12ヶ月+賞与2ヶ月分=280万円~322万円



上記は一例ですが、年収に換算してみると、
地方と関東圏内では数十万円程度の差が出ることが考えられるでしょう。



電気工事施工管理技士 1級と2級で変わる年収の差

電気工事施工管理技士には、1級資格と2級資格がありますが、 保有資格の違いによって、どれくらい年収に差が出てくるのでしょうか。


工事士.comに掲載していた求人情報で資格手当に差はあるのかを調査したところ、 どの企業も数千円~1万円程度の差があることが分かりました。


下記は今回参考にした求人情報を抜粋したものです。


■A社 (埼玉県)
1級電気工事施工管理技士 20,000円
2級電気工事施工管理技士 10,000円

■B社 (東京都)
1級電気工事施工管理技士 5,000円
2級電気工事施工管理技士 3,000円

■C社 (岡山県)
1級電気工事施工管理技士 8,000円
2級電気工事施工管理技士 5,000円



手当の金額を見るとさほど変わりないように見えますが、 これを年間にしてみると、A社で12万円、B社で2万4,000円、C社で3万6,000円の差が出ます。


A社の場合だと、1級の資格手当だけで年間24万円、2級で12万円です。 こう見ると12万円の差って結構大きく感じませんか? 求人を掲載している企業様の中には、1級電気工事施工管理技士に月5万円の資格手当を支給している会社もあります。


月単位の数字で見ると少なく感じる資格手当も、 年間に換算してみれば年収の差に大きく関わっていると言えそうですね。



電気工事士と電気工事施工管理技士の年収の差を比較

電気工事施工管理技士を目指している方の中には、 電気工事士(職人)から施工管理(管理者)へとスキルアップを考えている方もいますよね。


実際に手を動かして工事をおこなう電気工事士と、現場を管理する施工管理者とでは、 携わる業務も立場も変わってきますが、年収にはどれくらいの差が出そうか調査してみました。


下記は、電気工事士と電気工事施工管理技士を同時募集している求人の一例です。


■A社(公共施設の電気設備工事)
<募集条件>
共通で資格・経験不問

電気工事士=年収450万円以上
電気工事施工管理技士=年収550万円以上

■B社(低圧・高圧電気設備工事)
<募集条件>
電気工事士=第二種電気工事士/経験不問
電気工事施工管理技士=2級電気工事施工管理技士/施工管理経験
電気工事士=年収300万円以上+手当+賞与
電気工事施工管理技士=年収360万円以上+手当+賞与

■C社(公共施設・病院の電気設備工事)
<募集条件>
共通で第二種電気工事士/工事経験

電気工事士=年収198万円以上+手当+賞与
電気工事施工管理技士=年収264万円以上+手当+賞与



上記のほかにも数十社の企業の求人情報を参考にしましたが、 いずれも電気工事士より電気工事施工管理技士のほうが給与ベース・年収が高いようでした。


その理由としては仕事における責任の重さや業務の幅広さに違いがあるためと言えます。 電気工事士の年収事情について詳しく知りたい方は別記事も一緒に参考にしてみてください!



まとめ

電気工事施工管理技士の年収のボリュームゾーンは、 500万円~700万円程度とお伝えしてきましたが、人によっては1,000万円近く稼いでいる方もいらっしゃいます。


電気工事施工管理技士として高年収を目指すのであれば、 就職先の企業選び、請け負っている工事や現場の種類などに視点を置いて転職活動をおこなってみるといいかもしれません。


また、現在電気工事施工管理技士として働いていて年収アップを狙うのであれば、 資格取得は絶対必須であると言えるでしょう。ぜひこの記事で得た情報があなたの参考になれば幸いです。

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