第一種電気工事士の実技試験対策まとめ!合格のポイントや第二種との違いを解説

電気工事士の資格・試験

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第一種電気工事士の技能試験は、出題された単線図に従って実際に配線作業を行う試験です。


今回は、第一種電気工事士の技能試験の概要、対策と準備、当日の注意点について解説します。

ぜひ最後まで読んで、合格の可能性を少しでも上げてください!



第一種電気工事士 学科試験(筆記・CBT方式)の対策は、「第一種電気工事士の学科試験(筆記・CBT方式)のポイント解説!」にてご確認ください。

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第一種電気工事士の技能(実技)試験概要

まずは、第一種電気工事士の技能(実技)試験の試験がどんなものなのか、概要を頭に入れておきましょう。

以下5つの内容を解説します。


出題内容と合格基準

第一種電気工事士の技能試験の出題内容と合格基準は下表のとおりです。


■技能試験の出題内容と合格基準

出題内容 自家用電気工作物の電気工事に係る基本的な作業
試験時間 作業時間:60分間(説明時間は除く)
合格基準 欠陥がないこと(欠陥の条件はこちら

第一種電気工事士の技能試験は、出題された単線図に従い、実際に配線作業を行う方式で実施されます

技能試験の出題方式

技能試験の問題は、事前に公表される「技能試験候補問題」の中から出題されるため、受験前にチェックしましょう。


受験資格(免除の条件も)

技能試験を受験できるのは、同じ年度の学科試験の合格者、もしくは学科試験免除者です。


以下の条件に合う方は、必要な書類を提出すれば学科試験が免除されます。


■学科免除の条件と必要な証明書類

学科試験免除の対象となる方 免除申請時に必要な証明書類
前回の第一種電気工事士学科試験に合格した方 証明書類は不要
第一種、第二種又は第三種電気主任技術者免状の取得者 電気主任技術者免状の複写
旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者 (1)左記検定規則に基づく検定試験の合格者の場合は以下いずれか

・「合格証明書」の複写

・「合格証書」の複写

(2)左記検定規則による認定学校(旧制の大学、工業専門学校、工業学校等の電気科です。)の 卒業者の場合は以下いずれか

・「卒業証明書」の複写

・「卒業証書」の複写

参考:第一種電気工事士受験案内


免除証明書類が未提出(未着を含む)の場合は、学科試験(筆記方式)から受験する必要があるため注意してください

第一種電気工事士試験の申し込みに関して、詳しくは「第一種電気工事士の申込方法と試験日」をご覧ください。


合格率

■技能試験の合格率

第一種電気工事士 第二種電気工事士
令和元年 64.7% 65.2%
令和2年 64.1% 72.4%
令和3年 67.0% 72.8%
令和4年 62.7% 72.5%
令和5年 60.5% 71.0%

参考:一般財団法人 電気技術者試験センター


第一電気工事士の技能試験の過去5年間の平均合格率は、約63.8%です


第二種電気工事士の合格率(約70.8%)よりも低く、第一電気工事士の方が難しくなっています。


しかし、第一種電気工事士の学科試験(約55.9%)よりも技能試験の方が合格率は高いです


第一種電気工事士の学科試験に合格した人ならば、技能試験にもきっと合格できるはず。

事前にしっかりと対策をしていきましょう。

第一種電気工事士の合格率の詳細は「第一種電気工事士の合格率」をご確認ください。


2024年度の技能(実技)試験スケジュール

2024年度の第一種電気工事士 技能試験の試験日と合格発表日は以下のとおりです。


■2024年度 第一種電気工事士試験スケジュール

日程 上期 下期
合格発表日(学科) 2024年5月23日(木) 2024年10月21日(月)
技能試験日 2024年7月6日(土) 2024年11月24日(日)
インターネット合格発表日(技能) 2024年7月26日(金)~8月26日(月) 2024年12月13日(金)
試験結果通知書発送日 2024年8月7日(水) (未公開)

参考:令和6年度 第一種電気工事士試験の受験案内


学科試験の合格発表から技能試験までは1ヶ月半程度学科試験に合格したらすぐに技能試験の練習に取り掛かりましょう。

第一種電気工事士の試験対策に要する時間について「第一種電気工事士に必要な勉強時間とは?仕事しながらでも合格できる!」でアンケート結果を基に詳しく解説しています。

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第一種電気工事士の技能(実技)試験 合格のポイント

第一種電気工事士の技能試験に合格するためのポイント・コツをまとめました。

技能試験 合格のポイント


1つずつご紹介していきます。

1.複線図は5分以内に書けるようにする

技能試験の出題方式

第一種電気工事士の技能試験に合格するためには、複線図をなるべく早く書けるようにすることが大切です。

第一種電気工事士の技能試験で出題される単線図は、第二種電気工事士のものよりも複雑です。

したがって、単線図を「配線ミスが起こりにくい複線図」に素早く書き換えるスキルをマスターすることが、合格の可能性を上げるために重要なポイントとなるでしょう。

また、試験時間は第二種電気工事士の技能試験より10分長い「60分」ですが、作業工程も増えます。

したがって、できるだけ作業の時間を長く確保できるよう、複線図は5分程度で完成させたいところです。

ちなみに、複線図を早く書くコツは「複数色のペンを使って書く」ことです。

黒・青・赤と色分けしながら線を書くことで、頭の中を整理しやすくなりますし、実際の作業工程をイメージしやすくもなります。

2.教材をフル活用してスキルを高める

第一種電気工事士の技能試験に合格するためには、教材をフル活用してスキルを高めましょう。

基礎知識を学ぶならテキスト、実戦的な力を身に付けるなら動画といったように、各教材で伸ばせるスキルは異なります。

それぞれの教材を上手く活用することが重要です。

テキストでは、複線図の書き方や作業上の合否に関するポイントなどを細かく学ぶことができます。

ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格

第一種電気工事士技能試験テキスト

(出典:Amazon)


一方、動画では、工具の使い方や作業の進め方など、より実戦的な部分を学ぶことができます。


試験の虎(ホーザン)



特に動画はYouTubeで無料に見られるものも多くありますので、合格に向けてフル活用しましょう。

3.基本作業を繰り返し練習してスピードを上げる

第一種電気工事士の技能試験に合格するためには、基本作業を繰り返し練習してスピードを上げることが大切です。

例えば「ケーブル被覆の剝ぎ取り」や「輪作り」、「リングスリーブの圧着」などの基本作業を何度も繰り返しスピードと精度を上げることで、着実に合格へ近づくことができます。

第一種電気工事士の技能試験は配線が複雑な問題が多いため、60分の試験時間中に完成させるためには1つ1つの作業をより早く行わなくてはなりません。

したがって、ケーブル被覆の剝ぎ取りなどの基本作業をなるべく早く行えるように、繰り返し練習しておきましょう。

4.失格となる欠陥基準を把握しておく

第一種電気工事士の技能試験に合格するためには、失格となる欠陥の条件を把握することが大切です。

練習で完成した作品を見直し、欠陥条件に当てはまっていないかをきちんとチェックしておきましょう。

第一種電気工事士の技能試験で不合格となる「欠陥の判断基準」は下表のとおりです。

特にミスしやすい条件は赤色で記載しています。

番号 欠陥の項目 欠陥の詳細条件
未完成のもの
配置,寸法,接続方法等の相違
  • 配線,器具の配置が配線図と相違したもの
  • 寸法(器具にあっては中心からの寸法)が,配線図に示された寸法の50%以下のもの
  • 電線の種類が配線図と相違したもの
  • 接続方法が施工条件に相違したもの
誤接続,誤結線のもの
電線の色別,配線器具の極性が施工条件に相違したもの
電線の損傷
  • ケーブル外装を損傷したもの
  • 絶縁被覆の損傷で,電線を折り曲げたときに心線が露出するもの
    ただし,リングスリーブの下端から10mm以内の絶縁被覆の傷は欠陥としない
  • 心線を折り曲げたときに心線が折れる程度の傷があるもの
  • より線を減線したもの
リングスリーブ(E形)による圧着接続部分
  • リングスリーブ用圧着工具の使用方法等が適切でないもの
  • 心線の端末処理が適切でないもの
差込形コネクタによる差込接続部分
  • コネクタの先端部分を真横から目視して心線が見えないもの
  • コネクタの下端部分を真横から目視して心線が見えるもの
器具への結線部分
  • 心線をねじで締め付けていないもの
  • より線の素線の一部が端子に挿入されていないもの
  • 結線部分の絶縁被覆をむき過ぎたもの
  • 絶縁被覆を締め付けたもの
  • ランプレセプタクル又は露出形コンセントへの結線で,ケーブルを台座のケーブル引 込口を通さずに結線したもの
  • ランプレセプタクル又は露出形コンセントへの結線で,ケーブル外装が台座の中に 入っていないもの
  • ランプレセプタクル又は露出形コンセント等の巻き付けによる結線部分の処理が適切でないもの
  • 電線を引っ張って外れるもの
  • 心線が差込口から2mm以上露出したもの
    ただし,引掛シーリングローゼットにあっては,1mm以上露出したもの
  • 引掛シーリングローゼットへの結線で,絶縁被覆が台座の下端から5mm以上露出したもの
金属管工事部分
  • 構成部品が正しい位置に使用されていないもの
  • 構成部品間の接続が適切でないもの
  • 止めねじをねじ切っていないもの
  • ボンド工事を行っていない又は施工条件に相違してボンド線以外の電線で結線したもの
  • ボンド線のボックスへの取り付けが適切でないもの
  • ボンド線のねじなしボックスコネクタの接地用端子への取り付けが適切でないもの
合成樹脂製可とう電線管工事部分
  • 構成部品が正しい位置に使用されていないもの
  • 構成部品間の接続が適切でないもの
取付枠部分
  • 取付枠を指定した箇所以外で使用したもの
  • 取付枠を裏返しにして,配線器具を取り付けたもの
  • 取付けがゆるく,配線器具を引っ張って外れるもの
  • 取付枠に配線器具の位置を誤って取り付けたもの
その他
  • 支給品以外の材料を使用したもの
  • 不要な工事,余分な工事又は用途外の工事を行ったもの
  • 支給品(押しボタンスイッチ等)の既設配線を変更又は取り除いたもの
  • ゴムブッシングの使用が適切でないもの
  • 器具を破損させたもの

参考:技能試験で注意すべきポイント(電気技術者試験センター)P9~45

技能試験で注意すべきポイント(電気技術者試験センター)P9~45では、欠陥となる条件が画像付きで解説されています。

欠陥の判断基準に対する理解が深まるため、一度目を通しておきましょう。

5.公表問題で実戦練習を重ねておく

第一種電気工事士の技能試験に合格するためには、公表問題で実戦練習を繰り返し行うことが大切です。

各問題の複線図をスムーズに書けるようになったら、公表問題をもとに実戦練習を行い作業に慣れていきましょう。

第一種電気工事士の技能試験は10問程度の候補問題が事前に公表されており、試験当日はその中から1つ出題されます。

公表されている令和6年度 第一種電気工事士技能試験候補問題はこちらです。

令和6年度 第一種電気工事士技能試験候補問題


▼候補問題のプレビュー

候補問題のイメージ

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第二種の技能(実技)試験との違い

第一種電気工事士の技能試験と第二種電気工事士の技能試験の違いは下記3点です。

第二種技能試験との違い


試験時間

第二種電気工事士技能試験の試験時間は40分なのに対し、第一種電気工事士技能試験の試験時間は60分です。

試験時間自体は第一種電気工事士のほうが長いからといって、決して安心してはいけません。

第一種電気工事士技能試験のほうが問題のレベルが上がっているため、その分作業時間が増えるからです。

第二種電気工事士の時は時間に余裕があったという方も油断せず、第一種電気工事士の問題を試験時間内に完成させられるようしっかりと練習しておきましょう。

出題範囲

第一種電気工事士技能試験では、第二種電気工事士技能試験よりも幅広い電気設備の知識が求められます。

出題範囲の違いは下記のとおりです。

第一種電気工事士 第二種電気工事士
(1)電線の接続 (1)電線の接続
(2)配線工事 (2)配線工事
(3)電気機器・蓄電池及び配線器具の設置 (3)電気機器及び配線器具の設置
(4)電気機器・蓄電池・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法 (4)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
(5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け (5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
(6)接地工事 (6)接地工事
(7)電流・電圧・電力及び電気抵抗の測定 (7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
(8)自家用電気工作物の検査 (8)一般用電気工作物等の検査
(9)自家用電気工作物の操作及び故障箇所の修理 (9)一般用電気工作物等の故障箇所の修理

参考:電気技術者試験センター「第一種電気工事士試験」

第二種電気工事士の技能試験は、主に低圧電気設備の作業に限定されており、出題範囲は比較的狭いです。

一方、第一種電気工事士技能試験の場合、問題によっては高圧や特別高圧の設備作業も含まれることがあります。

材料

第二種電気工事士技能試験と第一種電気工事士技能試験の材料は、主にケーブルに違いがあります。

出題範囲」で解説したとおり、第一種電気工事士の技能試験では高圧の設備作業も問われます。

したがって、第二種電気工事士の材料に加え、第一種電気工事士の技能試験では、高圧絶縁電線や600Vビニル絶縁電線5.5mm2のより線などが追加されます。

第二種電気工事士よりも太いケーブルを扱う機会が増えるため、改めて剥ぎ取りの練習を行うと良いでしょう。

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第一種電気工事士の技能(実技)試験:準備

第一種電気工事士 技能試験を受験する前に必要な準備は以下のとおりです。



Q. テキストは準備しなくてもいいの?

A. 基本的には、第二種電気工事士 技能試験はテキストを使わなくても対策できます。

インターネット上に技能試験について詳しく解説しているWebサイトや動画がたくさんあるからです。


しかし、中にはテキストで勉強したい!というタイプの方もいらっしゃるかと思いますので、この後におすすめのテキストもご紹介していきます。


おすすめのテキストと動画について、この記事の「教材をフル活用してスキルを高める」をご覧ください。


必要な工具の購入

技能試験に必要な工具

まずは以下の必要な工具を購入しましょう。


指定工具7点
  1. ペンチ
  2. プラスドライバー
  3. マイナスドライバー
  4. 電工ナイフ
  5. スケール
  6. リングスリーブ圧着工具
  7. ウォーターポンププライヤー

さらにあると良いもの
  1. VVFストリッパー

試験当日は工具の貸出しがありません。自分の工具を必ず持参してください


また、技能試験では、電動工具以外のすべての工具を使用することができます。


VVFストリッパーは指定工具ではありませんが、被覆の剥ぎ取りや電線の切断、長さ測定、曲げ加工など様々な用途に使用できます。 それにより、工具の持ち替えが減り、効率が良くなるため余裕を持って作業を行うことができます。


作業効率は技能試験の合否に大きく関わるため、必ず購入するようにしましょう。


ホーザンの電気工事士工具セット

(出典:Amazon)

ホーザンの電気工事士工具セットであれば、上記の必要な工具がすべて入っているためおすすめです。


指定工具について、詳しくは受験案内(p31)をご覧ください。


練習材料の選び方

次に、第一種電気工事士 技能試験の練習用材料を購入しましょう。


練習に必要な材料はかなり多いため、バラで買うよりもセットで購入する方が割安ですし、買い忘れも防げます

練習セットを購入する際は、必要な器具と2回分以上の材料が入ったものを購入してください。


モズの第一種電気工事士技能試験用の練習材料セット
(出典:モズシリーズ公式サイト)

モズの第一種電気工事士技能試験用の練習材料セット(2回分)がおすすめです。

3回以上練習したい場合は、1回分の電線セット(器具なし)を追加購入しましょう。


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第一種電気工事士の技能(実技)試験:試験当日

第一種電気工事士 技能試験の当日は、以下の流れで行われます。


実技試験当日の流れ
  1. 受験票で指定された試験会場に集合・着席
  2. 試験監督より、受験に関する注意事項の説明
  3. 材料の確認
  4. 試験の開始
  5. 試験終了
  6. 退出
  7. 審査員が欠陥の有無を判定

試験会場でも落ち着いて試験に臨めるよう、当日の流れを頭に入れておきましょう。


見落としがちな注意事項

第一種電気工事士の技能試験を受ける際には、主に以下のポイントに注意しましょう。


試験の注意点
  • 学科試験の免除を受ける際には、期限内に申し込み必要書類の提出を完了させてください。
  • 試験会場には公共機関を利用してください。(各試験会場には受験者用の駐車場がありません。)
  • 入室禁止時刻までに入室してください。(令和6年上期の場合は10時55分)
  • 受験票を忘れずに持参してください。
  • 電動工具は使用禁止です。


試験当日の持ち物10点

第一種電気工事士の技能試験当日の持ち物チェックリストを作成しました。

試験当日に忘れ物に気づいて後悔しないために、ぜひ活用してください。


試験当日の持ち物
  1. 技能試験受験票
  2. 顔写真付きの公的証明書
  3. 鉛筆またはシャープペンシル(芯の硬さはHB)
  4. 鉛筆削り
  5. プラスチック消しゴム
  6. 色鉛筆・色ボールペン・蛍光ペン・マジック
  7. 定規
  8. 時計・ストップウォッチ
    ※電卓機能、スマートウォッチ等の通信機器を持つもの、音が出るものは不可
  9. 眼鏡・ルーペ
  10. 作業用工具一式※以下箇条書き
  • ペンチ
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • 電工ナイフ
  • スケール
  • リングスリーブ圧着工具
  • ウォーターポンププライヤー
  • VVFストリッパー

参考:令和6年度 第一種電気工事士試験の受験案内


その他、手袋や工具を入れるための腰ベルトも使用できます。


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よくある質問

第一種電気工事士の技能試験を受験する人によくある質問をまとめました。


第一種電気工事士の合格発表はいつですか?

2024年度(令和6年度)上期の合格発表は7月26日(金)にインターネットで行われます。 また、結果通知書は2024年8月7日(水)に発送される予定です。


下期の合格発表日は2024年12月13日(金)です。通常、第一種電気工事士技能試験の結果は受験日のおよそ2週間後には公開されています。


第一種電気工事士の技能試験の合否は、合格者受験番号検索ページ(インターネット)と試験結果通知書(郵送)で確認できます。


第一種電気工事士の合格発表日や合否の確認方法については【2024年度版】第一種電気工事士試験の合格発表はいつ?確認方法や手順を解説!にて詳しく解説しています。



第一種電気工事士に合格した後はどうしたらいいですか?

第一種電気工事士に合格したら、免状の交付申請を行いましょう。

免状交付申請を行い、免状を取得したら、晴れて第一種電気工事士として働くことができます。


なお、第一種電気工事士の免状交付には、「3年以上の実務経験」が必要となるため注意してください。



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免状交付申請に必要な実務経験の詳細については、「第一種電気工事士の受験資格と免状取得に必要な実務経験」で解説しています。

また、免状交付申請の具体的な方法や必要な書類については、「第一種電気工事士免状の申請方法」をご確認ください。

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まとめ

今回は第一種電気工事士技能試験の概要と試験対策について解説しました。

この記事のまとめ
  • 第一種電気工事士の技能試験は、出題された単線図に従って実際に配線作業を行う試験で、合格率は約63.8%。
  • 試験に必要な準備は、工具と練習用の材料の購入。
  • 試験合格のためには、「欠陥の基準を知る」「テキストや動画を見て勉強する」「複線図を書けるようになる」「公表問題を練習する」などの対策が有効。
  • 試験当日は忘れ物がないようにチェックする。

第一種電気工事士を取得すれば、待遇の良い企業に転職できる可能性も高まります。

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