文系でも電気工事士になれる!合格者の体験談や未経験者向けの勉強時間と勉強法を解説

電気工事士の資格・試験

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電気工事士は、文系の方でも十分に取得可能な資格です。

実際に、学生時代に数学が苦手だった方でも、キャリアチェンジを目指して合格している方が数多くいます。

電気工事士の試験は、学科試験と技能試験の2種類があります。学科試験には理系の知識が必要になる計算問題もありますが、高度な数学や物理の知識は必要ありません。試験で必要な知識は、努力次第で十分にカバーできます。

本記事では、文系が電気工事士試験合格を目指す上で大切な情報をまとめて解説しています。


自分のペースで計画的に勉強を進めれば、文系の方でも合格できますので、本記事の情報をぜひ参考にしてみてください。

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文系出身者でも電気工事士に合格できる!合格者の体験談を紹介

体験談

文系の方でも電気工事士試験の合格は十分可能です。

電気工事士の受験資格には学歴や職歴の制限がないため、電気工事士は特に文系でも取得しやすい資格であると言えるでしょう。

ここでは、文系で第二種電気工事士試験に合格した、工事士.com編集部スタッフAの体験談をご紹介します。

編集部スタッフAのプロフィールは下記のとおりです。

■編集部スタッフAのプロフィール

  • 文系出身
  • 特に数学が苦手
  • 電気の知識はほぼなし
  • 電気系の仕事経験なし

編集部スタッフAは、学生時代に数学が大の苦手だった典型的な文系タイプで、電気系の仕事経験はありません。

そのため、第二種電気工事士の試験勉強には約100時間を費やしました。

具体的な勉強時間の内訳は、下表のとおりです。

■ 文系で第二種電気工事士に合格した編集部スタッフAの勉強時間内訳

内訳 勉強時間
学科試験(テキスト勉強) 30時間程度
学科試験(過去問勉強) 20時間程度
技能試験勉強 50時間程度


学科試験の勉強期間は約50時間(2ヶ月程度)です。

最初の1ヶ月目はテキストを一通り読んで基礎知識を身につけ、2ヶ月目からは過去問を解いて試験に向けて追い込みをかけていきました。

また、技能試験に関しても約50時間(2ヶ月程度)かけて準備を行いました。技能試験の細かな勉強スケジュールは下表のとおりです。

■ 文系で第二種電気工事士に合格した編集部スタッフAの技能試験勉強スケジュール

勉強期間 勉強の内容
1週目 工具や材料の準備
1~2週目 複線図の書き方練習
3週目 基本的な作業練習
(ケーブル被覆の剥ぎ取り、輪作り、スイッチ・コンセントの結線、リングスリーブの圧着など)
4~7週目 候補問題の練習
8週目 候補問題の復習


試験勉強において特に大切なのは、「いつまでに何を達成するか」というスケジュールを事前に決めておくことです。目標を明確にして着実に進めていけば、文系でも第二種電気工事士の試験合格は十分可能です。

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文系出身者が第二種電気工事士合格に必要な勉強時間

勉強机と時計

文系で電気の知識ゼロの状態から第二種電気工事士の合格を目指す場合、下記の勉強期間と勉強時間を目安にすると良いでしょう。

■文系で第二種電気工事士試験合格を目指す際の勉強時間目安

  • 勉強時間:約50~150時間
  • 勉強期間:約1~3ヶ月

第二種電気工事士の試験合格に向けて勉強時間を確実に確保するためには、計画的な勉強スケジュールを立てることが重要です。

まずは、重要項目の暗記から始めていきましょう。勉強を始めてみると、自分の得意・不得意が明確になってきます。

早めに勉強を開始すれば、余裕を持って試験対策を立てられます。苦手な内容を繰り返し勉強できるため、試験当日も落ち着いて取り組むことができるでしょう。

また、仕事や日常生活で勉強時間の確保が難しい方は、通勤時間や待ち時間などの「スキマ時間」を有効活用するのがおすすめです。スマートフォンでのオンライン学習を利用したり参考書を読んだりすれば、効率よく勉強が進められます。


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文系が第二種電気工事士に合格するための勉強法

勉強する女性

第二種電気工事士の試験は学科試験と技能試験があるため、文系で電気系の仕事が未経験の場合は特に効率の良い勉強が求められます。

ここからは、文系の学科試験と技能試験おすすめ勉強法を解説していきます。

文系の第二種電気工事士試験の勉強法


学科試験の勉強方法

文系の方が第二種電気工事士の学科試験を勉強する際は、下記の手順で進めると良いでしょう。

■文系の学科試験勉強の手順

  1. テキストを一通り読んで大枠を掴む
  2. 過去問を繰り返し解く
  3. 理解が難しい部分はYouTubeの解説動画などを見て補完する

文系にとって第二種電気工事士の学科試験で特に効果的な勉強方法は「過去問学習」です。

電気の知識や経験がない方は、まずはテキストを読み、大枠を掴めたら早い段階から過去問を解き始めてみましょう。実際の試験問題を解くことで、これまでの試験の傾向が分かり、合格ラインをイメージしやすくなります。

なお数字に抵抗がある方は、テキスト学習の際に器具の名称など暗記系の章から始めましょう。分からない部分は一旦飛ばしても構いません。

テキストと過去問で勉強していく中で、理解が難しい部分はYouTubeなどの解説動画を見て補完すると良いでしょう。講義形式で初心者にも分かりやすく解説してくれている動画が多くあります。

また、過去問は直近の回から順番に解いていき、間違えた問題は必ず復習しましょう。

一方、「計算問題は捨てても合格できる」という情報がネット上にありますが、完全に捨ててしまうよりも数問は挑戦してみることをおすすめします。

第二種電気工事士学科試験の場合、100点満点中暗記系問題の配分は80点、計算問題は20点です。合格基準点は60点以上のため、計算問題を完全に捨ててしまうと暗記系問題で高得点を取らなければなりません。

しかし過去問を解いていくと、計算問題の中で何度も出題されているものや、意外に単純な計算で解けるものもあるはずです。

数字に苦手意識がある方も、まずは計算問題の過去問を解いてみて、簡単にできる問題を見つけてみましょう。


技能試験の練習方法

技能試験の練習にはYouTubeなどの動画を活用すると効果的です。

文系で電気工事未経験の方は、映像だと複線図の書き方や工具の基本作業をより覚えやすくなるでしょう。

技能試験の練習方法の流れは、下記のとおりです。

■文系の技能試験勉強の手順

  1. 複線図の書き方を覚える
  2. 工具の基本作業を覚える
  3. 候補問題の練習(1周目)
  4. 候補問題の練習(2周目)

技能試験の場合、まずは複線図の書き方を覚えるところから始めます。動画を使って基本を理解し、各候補問題の複線図を書けるよう練習しましょう。

次のステップでは、工具の基本作業を習得します。どの問題でも使う基本的な作業は、何度も繰り返し練習することで素早く確実にできるようになります。

候補問題の練習は、まずは候補問題を一周しましょう。その際、特に文系で未経験の方は、動画を見ながら一緒に作業を行うのがおすすめです。お手本を見ることで、各作業の手順やポイントを学べるからです。

複線図の書き方を覚える〜候補問題の練習(1周目)までを1セットとして、1問ずつ練習を重ねていきます。

そして、2周目の練習では、試験時間内に終わらせることを意識し、動画を見ずに完成させましょう。最後に、YouTubeを見て自分の作品に欠陥がないかなどを見直します。


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第二種電気工事士は文系でも独学で合格できる!

独学で勉強する女性

電気工事士は、文系でも独学で合格を目指せる資格です。

独学で勉強を進める場合、自分のペースで学習を進められ、スケジュールを柔軟に組めるというメリットがあります。

また、受験資格がないため、電気工学科の卒業生や実務経験がなくても挑戦できる点も大きな魅力です。

一方で、電気工事士の試験には専門知識が多く登場するため、特に文系で独学を目指す場合は質問できる相手がいないといったデメリットもあります。

電気工事士の学科試験を独学で乗り越えるためには、下記の3つのポイントを押さえておきましょう。

■独学で合格するためのポイント

  • 配点の大きい分野から勉強する
  • 過去問題を繰り返し解く
  • 計算問題が苦手な場合は、暗記問題を重点的に勉強する

また、技能試験の準備には専用の工具セットの購入がおすすめです。技能試験ではさまざまな工具が必要になるため、1つ1つを揃えようとすると規定などを確認するのが大変です。各メーカーから試験に適した工具がセット販売されていますので、購入し、なるべく作業の練習時間を多く取れるようにしましょう。


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文系出身者には工事士.comの「過去問クイズ」がおすすめ!

文系で電気工事士の試験合格を目指す方には、工事士.comの「過去問クイズ」がおすすめです。

過去問クイズ」は、スマートフォンで電気工事士の過去問を無料で学習できるサービスです。

第一種・第二種電気工事士の過去問クイズ

過去問クイズ」の特徴は、主に下記の5点です。

■「過去問クイズ」の特徴

  • 過去15年以上の過去問を解ける
  • 通勤時間や待ち時間などスマホで手軽に学習できる
  • クイズ形式で楽しみながら勉強を進められる
  • 過去問題が定期的に追加されている
  • 無料で利用できる

工事士.comの「過去問クイズ」を活用することで、効率的に試験対策を進められます。また、無料で利用できるため、本格的な学習を始める前の入門としても最適です。

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電気工事士試験に合格したら工事士.comで未経験可の求人を探そう

電気工事士の試験に合格したら、次のステップは求人探しです。

求人探しでおすすめなのが、「工事士.com」です。工事士.comは、電気工事業界に特化した求人・転職情報サイトで、電気工事士の間で支持率No.1を誇っています。

このサイトの特徴は、未経験者向けの求人が豊富に掲載されているところです。「未経験者を募集している」「未経験者限定で採用したい」という企業も多く、未経験からのキャリアチェンジを考えている方にとって心強い味方となります。

まずは自分の希望する条件で求人を絞り込み、興味のある企業をリストアップしてみましょう。工事士.comなら、資格を活かした新しいキャリアへの第一歩を踏み出せるでしょう。

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まとめ

本記事では、文系の方が電気工事士の試験に合格した体験談や勉強時間・勉強方法について解説しました。

この記事のまとめ
  • 文系が第二種電気工事士試験に合格するために必要な勉強時間は50~150時間程度
  • 文系の学科試験勉強方法は「過去問学習」がおすすめ
  • 文系の技能試験練習では、YouTubeの解説動画を見ながら候補問題を覚えていく方法がおすすめ
  • 文系が独学で電気工事士試験合格を目指す場合は、工事士.comの「過去問クイズ」でスキマ時間を有効活用するのがポイント

電気工事士の試験は、簡単な計算問題はあるものの、高度な数学や物理の問題がないため、文系出身の方でも合格を目指せます。しかしながら、合格するには計画的なスケジュールを立てる必要があります。

また、文系が電気工事士試験に合格するためには、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間の活用も重要になります。慣れないことが多いと思いますが、まずはできるところから勉強を始めていきましょう。

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