▼用語詳細(電気工事用語集)
キセノンランプ
(キセノンランプ)
キセノンランプとは、石英ガラス管内にキセノンガスを封入した放電管のこと。(※石英とは、二酸化ケイ素から成る鉱物。光をよく通す・純度が高い・熱に強い・薬品に侵されにくいなどの特長がある。)

発光時の輝度が高い点光源となる。

自然光に近く、紫外線領域から赤外線領域まで連続したスペクトル光を放つという特性がある為、全般照明用ではなく、特殊機器用照明としての利用価値が高いものです。

印刷機器用・顕微鏡補助照明用・植物育成用といった分野での利用が多くなっています。
車のヘッドライトとして使用されることもあります。

他の放電灯と違い、キセノンランプは電圧印加後、すぐに発光します。
ランプの点灯の為には、20~30kVという高電圧を引火しなければならないため、ノイズ発生の原因となりやすく、通信機器が付近にある場合は注意が必要です。

ランプの寿命は、白熱電球やダイクロハロゲンに近く、1,000~3,000時間と比較的短い。

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