▼用語詳細(電気工事用語集)
可視光線
(カシコウセン)
可視光線とは、人間の眼で見ることができる光のこと。

人の目の網膜にある視細胞の錐状体が、波長が380~780nm(ナノメーター・10億分の1m)の光(電磁波)に刺激されると、色を認知します。
この認知を起こさせる波動を持つ光を「可視光線」と呼ぶ。

光として感じることができる約380nm~770nmの波長の範囲を、「可視領域」と呼んでいます。

波長によって色を感じることができ、波長の長さによって色味が変化します。
波長の長さによって感じられる色の変化は、下記の通りで、この色の変化・並びは「スペクトル」と呼ばれる。

◎380~450nm:紫
◎450~500nm:青
◎500~550nm:緑
◎550~600nm:黄
◎600~650nm:橙
◎650~700nm:赤

可視領域の範囲外は、色として認識できないため「不可視光線」と呼ばれます。
380nm以下は「紫外線」、770nm以上は「赤外線」として区分され、これらは光として認識できません。

紫外線は人体の皮膚に影響を与えることが知られており、細胞活性化のほか、日焼けなども引き起こします。

赤外線は、リモコンや携帯電話などの信号伝送に用いられたり、暖房器具からの放射なども含めて身近で広く感じ取ることができる。