▼用語詳細(電気工事用語集)
スイッチボックス
(スイッチボックス)

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スイッチボックスとは、スイッチやコンセントを取り付けるための電気配線用の箱です。主に壁の中に埋め込んだり、露出して取り付けたりして使用されます。素材には銅製や樹脂製があり、設置場所や用途に応じて使い分けが必要です。


スイッチボックスの種類には「埋め込み型ボックス」と「露出型ボックス」の2種類があります。




■スイッチボックスの種類


埋め込み型ボックス: 壁内部に埋め込んで使用します。住宅などの室内に適しています。

露出型ボックス: 壁面に露出して取り付けるため、工場や倉庫などでよく使われます。




スイッチボックスの用途には、スイッチやコンセントを壁にしっかり取り付けるための土台といった「配線器具の固定」と、ボックス内部で電源線とスイッチ・コンセントを接続し、感電やショートのリスクを防ぐ「配線接続の保護」があります。
また、スイッチやコンセントの設置個数に応じて、1連用、2連用、3連用などのサイズを選びます。


配線の際は、スイッチボックスの側面や背面には電線管を通すための切り欠き(ノックアウト)が設けられているため、必要な部分だけ打ち抜き、電線管を接続します。保護機能を損なう可能性があるため、 使用しないノックアウトは打ち抜いてはいけません。


なお、スイッチボックスの作業は、電気工事士の資格を持つ人が行う必要があります。また、防火性能が求められる場所では耐火性のあるボックスを使用しましょう。

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