▼用語詳細(電気工事用語集)
総合収容箱
(ソウゴウシュウヨウバコ)
総合収容箱とは、自動火災報知設備を構成する機器の1つのこと。
表示灯・発信機・電鈴(ベル)をパッケージ化したものです。
他にも「機器収容箱」「収容箱」という名称でも呼ばれます。

単独で壁面に設置するか、屋内消火栓や補助散水栓の鋼製箱に一体として取り付けられます。
ベルは表面に露出されておらず、箱内部に収容され、パンチング開口部から音が出る構造となっています。

非常用放送設備が設置されている防火対象物であれば、電鈴は放送設備に代替されるため、表示灯と発信機だけが収容された収容箱となる。

収容箱は柱や壁に取り付けられるため、縦型と横型を取り付け場所に応じて選択しなければいけません。
露出形と埋込形が選択できるが、接触や衝突のおそれがあるため、原則としては埋込とするのが望ましいとされています。