▼用語詳細(電気工事用語集)
計器用変圧器
(ケイキヨウヘンアツキ)
計器用変圧器とは高圧から低圧に変換するために使用する計器用の変圧器のこと。
VT(Voltage Transformer)と表現する。
PT(Potential Transformer)と表現される場合もある。


高電圧回路の計測を行う場合に、高電圧を直接計測するのは計測機器への負担が大きいため、計器用変圧器を使用します。

測定対象電圧を高電圧のまま計器や継電器に印加するのは、測定機器の絶縁性能を高める必要があり、不合理なため、計器や継電器においては、取扱いの容易な低圧に変換して、倍率を掛けて測定するのが一般的とされています。

二次側端子間に接続できる負荷は小さく、15VA、50VA、100VA、200VAが一般的である。
定格負担以上の負荷は測定結果に誤差を生じるため、余裕のある選定が必要となる。

温度上昇が限界値となる負荷容量を「制限負荷」しており、制限負荷以上の負荷を接続すると、以上発熱による焼損を引き起こすため、注意が必要とされています。

変流器・計器用変圧変流器と総称し「計器用変成器」と呼ばることもあります。

▶ 無料で電気工事士求人をさがす