▼用語詳細(電気工事用語集)
高演色性蛍光灯
(コウエンショクセイケイコウトウ)
高演色性蛍光灯とは、赤・緑・青の3色を発光効率の良い蛍光体で発光させることで、高い演色性を実現した蛍光灯のこと。
一般の3波長蛍光灯は、演色評価数Ra84という比較的高い数値を示しており、日常利用では支障ないが、美術館や展示場などでは演色性が不足し、照射対象本来の色を表現できません。
このような美術系の施設では、出来る限り高い演色性を持つ光源が求められ、高演色性蛍光灯が広く採用されていました。
高演色性の蛍光灯は演色評価数Ra95~Ra99という極めて高い数値を示し、照射対象の本来の色をきれいに表現できるとされているため、展示物を照射する局所照明として利用されます。
近年では、蛍光灯に替わりLED照明に置き換えられている事例が多いが、LED光源であっても高演色を再現することは可能となっており、平均演色評価数Ra99という演色性が実現されています。
ただし、蛍光灯・LED共に演色性を高めるほど光束が低くなる特性があるため、消費電力に対して得られる光束値が小さくなるというデメリットがあります。
演色性だけでなく光束も同時に必要とする場合、Ra80程度まで演色評価数を落とし、光束確保を優先するという選択肢も考えられます。
なお演色性は、理想的な光(基準光源)と比べて「どれだけ忠実に再現できるか」を数値化した指標であり、数値が高いほど「きれいな光」になるという指標ではありません。
演色性が高いほど「鮮やかに見える」「綺麗に見える」という判断には、必ずしも成り得ないため注意が必要です。
一般の3波長蛍光灯は、演色評価数Ra84という比較的高い数値を示しており、日常利用では支障ないが、美術館や展示場などでは演色性が不足し、照射対象本来の色を表現できません。
このような美術系の施設では、出来る限り高い演色性を持つ光源が求められ、高演色性蛍光灯が広く採用されていました。
高演色性の蛍光灯は演色評価数Ra95~Ra99という極めて高い数値を示し、照射対象の本来の色をきれいに表現できるとされているため、展示物を照射する局所照明として利用されます。
近年では、蛍光灯に替わりLED照明に置き換えられている事例が多いが、LED光源であっても高演色を再現することは可能となっており、平均演色評価数Ra99という演色性が実現されています。
ただし、蛍光灯・LED共に演色性を高めるほど光束が低くなる特性があるため、消費電力に対して得られる光束値が小さくなるというデメリットがあります。
演色性だけでなく光束も同時に必要とする場合、Ra80程度まで演色評価数を落とし、光束確保を優先するという選択肢も考えられます。
なお演色性は、理想的な光(基準光源)と比べて「どれだけ忠実に再現できるか」を数値化した指標であり、数値が高いほど「きれいな光」になるという指標ではありません。
演色性が高いほど「鮮やかに見える」「綺麗に見える」という判断には、必ずしも成り得ないため注意が必要です。