第二種電気工事士の講習「安いのは?」オンライン・東京・大阪の評価ランキング

電気工事士の資格・試験

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本記事では、第二種電気工事士の安くておすすめできる講習をご紹介。講習費用の相場や選び方、各講習の料金比較などを通して詳しく解説していきます。


第二種電気工事士の講習の費用相場は15,000〜45,000円程度です。ある程度の費用は必要ですが、勉強時間や労力を最小限に抑えたい場合は、講習を受ける価値があるでしょう。


最適な講習を見つけて、効率的に資格取得を目指しましょう。

講習の費用相場と選び方

第二種電気工事士講習の費用相場は15,000円〜45,000円程度です


講習は主に下記の2種類に分けられます。

  • 学科試験対策:15,000円~45,000円程度
  • 技能試験対策:30,000円~50,000円程度

技能試験対策では工具や材料費が必要となるため、学科試験の対策に比べて、費用は高くなりやすいです。


ハローワークのような公共機関が提供する講習は、民間企業の講習と比べて費用が安い傾向にあります。しかし、民間企業の講習にはテキストや技能試験用の材料がセットになっていたり、質問し放題のサポート体制が整っていたりと、最短で合格を目指す方にはコスパが良いと言えます。

ハローワーク:費用が安い傾向にある

民間:教材の用意、サポート体制が整っている

また、教材の内容も重要で、テキストの分かりやすさ動画教材の有無、オンライン学習の使いやすさなども考慮すべき点です。学科試験と技能試験の対策がセットになったコースもあるので、初心者の方でも合格できるよう手厚いサポートが受けられるでしょう。


単純な費用の比較だけでなく、合格を目指すために必要なサポートを受けられるのか考えて、講習を選ぶようにしましょう

安くて評判の良い第二種電気工事士の講習

ここからは、第二種電気工事士の講習について、安くて評判のよいオンライン講習と対面で学べる関東・関西エリアの講習もあわせて紹介します。

仕事が忙しく勉強する時間がなかなか取れない方には、オンライン講習がおすすめです。1人で勉強するよりも、多くの方と勉強したい方には、対面での講習がよいでしょう。

オンライン講習:好きな時間・場所で受けられる

対面での講習:他の人といっしょに勉強を進められる

オンライン講習

オンラインに対応しているおすすめの講習を3つご紹介します。

  • ユーキャン
  • SAT
  • 日本エネルギー管理センター

※2025年1月時点の情報です。

【ユーキャン】

ユーキャン


料金:39,800~63,680円(税込)

ユーキャンは40年以上の実績があり、第二種電気工事士の講座を受ける9割近くが、資格の勉強経験がない方たちです。わからない箇所はメールや郵便で気軽に質問できるため、1人で勉強するのが不安な方も安心して利用ができます。

技能試験対策では、DVDとテキスト、練習用材料がセットになっているだけでなく、作成した施工物の添削指導も受けられます。さらに、受講生限定の学習サイトでは講義動画の視聴やWebテストに取り組めるなど、充実したコンテンツを用意しています。

【SAT】

SAT講習


料金:21,780~27,280円(税込)

現場系・技術者系の資格講座のみと限られた領域に特化しているため、受講者の高い合格率を誇ります。テキストは完全オリジナルで、フルカラーで読みやすいです。試験に必要な内容だけに絞っているため、他社よりも薄いテキストになっています。

わかりやすく読みやすいテキストだけでなく、パソコンやスマートフォンからいつでも学習できるEラーニングサイトもあり、自分の時間にあわせて勉強も進められます。試験問題でわからないところがあれば、専門講師がどんな小さな質問にも対応してくれるでしょう。

【日本エネルギー管理センター】

日本エネルギー管理センター


料金:9,800~39,800円(税込)

「最短距離で合格!」をモットーに掲げる日本エネルギー管理センターは、通学講座だけでなくオンライン講座にも対応しています。何度でも復習でき、Zoomウェビナー対応講座では講師への質問も行えます。

クレジットカード決済なら最短当日から受講できる点も魅力です。技能講習の工具は別途必要ですが、文系出身者や電気関連業務未経験者の合格実績もあり、初めて電気工事士を目指す方にもおすすめの講習です。

関東エリア

関東エリアでおすすめの講習を3つご紹介します。

  • 電気資格対策センター 東京会場
  • エネパス研修センター 東京校
  • 日本プロ電気工事協会

【電気資格対策センター 東京会場 】

講習名 料金(税込)
学科試験対策講習会 2日間
14,980円(WEB申し込み)
16,000円(電話・FAX)
技能試験対策講習 2日間
26,400円(WEB申し込み)
28,000円(電話・FAX)

学科試験の講習では、合格のポイントを押さえた内容で、過去問題から出題率の高い問題を講師がピックアップして解説してくれます。

技能試験の講習は2日間開催され、公表されている13課題のうち8課題を実際に作成します。講師が一人ひとりの作品を確認し、アドバイスをしてくれるため効率的に学べるでしょう。

【エネパス研修センター 東京校 】

講習名 料金(税込)
筆記講習 6,000~12,000円
(3時間~7時間)
技能講習 8,500~13,400円
(3時間~7時間)

年間を通して第二種電気工事士の講習会を開催しており、2月〜12月を中心に平日・土日祝日に実施されています。個別研修も受けられ、マンツーマンの指導を受けられるのが魅力です。

学科講習と技能講習の両方に対応。サポート体制も充実しているため、初めての方でも安心して利用できます。

【日本プロ電気工事士協会 】

講習名 料金(税込)
筆記試験対策 3日間プラン 通常:38,500円
サービス価格:35,200円
再受講:5,500円
技能試験対策 3日間プラン 通常:49,500円
サービス価格:46,200円
筆記講習参加者:44,000円
再受講:11,000円
技能試験対策 2日間プラン 33,000円

学科と技能の講習修了後に合格保証カードが配布され、万が一不合格になった場合でも、次回受講時の費用が割引されるアフターフォローがあります。

費用は他の講習に比べてやや高めですが、確実に合格を目指したい方におすすめの講習です。

関西エリア

関西エリアでおすすめの講習は、下記の3つになります。

  • 電気資格対策センター 大阪会場
  • エネパス研修センター 大阪校
  • 関西電気工事協同組合

【電気資格対策センター 大阪会場】

講習名 料金(税込)
学科試験対策講習会 2日間
14,980円(WEB申し込み)
16,000円(電話・FAX)
技能試験対策講習 2日間:22,000円(WEB申し込み)
3日間:33,000円(WEB申し込み)
電話・FAXは事務手数料1,000円+

東京会場と同様に、学科試験と技能試験の両方の講習を実施しています。特徴的なのは、技能試験において2日間と3日間の2つのコースを用意している点です。より丁寧に学びたい方は、3日間コースを選ぶのもよいでしょう。

【エネパス研修センター 大阪校】

講習名 料金(税込)
筆記講習 6,000~12,000円
(3時間~7時間)
技能講習 8,500~13,400円
(3時間~7時間)

大阪校は3〜12月の期間で講習を開催しています。東京校に比べて期間は短めですが、少人数制の個別指導が中心のため、マンツーマンで効率よく学習できます。

学科試験・技能試験ともに対策講習があり、両コースを併用して受講することも可能です。

【関西電気工事工業協同組合】

講習名 料金(税込)
筆記試験対策 2日間コース 組合員:18,000円
一般:23,000円
筆記試験対策 3日間コース 組合員:23,000円
一般:28,000円
技能試験対策 2日間コース 組合員:28,000円
一般:33,000円

近畿2府4県の電気工事事業者で構成される共同組合で、各府県から認定を受けた唯一の組合です。学科試験は2日間・3日間コース、技能試験は2日間コースを提供しています。

組合員は一般の方より講習費用が安くなるため、組合に所属している方は費用を抑えながら試験対策ができます。

各講習の料金比較表【最もコスパが良いのは?】

料金比較表

講習ごとの料金を比較して、どの講習がコスパが良いのか気になる方は多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて、料金をランキング形式で比較した料金表を作成しました。特徴やメリット、デメリットもあわせて掲載しているので、講習選びの参考にしてみてください。

総合ランキング(オンライン)

オンラインに対応している講習の料金比較は、下表のとおりになります。

ランキング 料金(税込) 特徴 メリット デメリット
【1位】
日本エネルギー管理センター
9,800円~39,800円 Zoom対応講座では、講師に質問ができる 女性割引やリピーター割引などの割引制度がある テキストや工具は、自分で用意しないといけない
【2位】
SAT
19,800円~24,800円 講師が説明資料を作成してくれる 質問は10回まで無料 無料回数を超えると、1回あたり500円の質問料が発生
【3位】
ユーキャン
39,800円~63,680円 コースが2種類のみでシンプル 教材や工具、材料がセットになっている 他の講習に比べて、料金が高め

1位の日本エネルギー管理センターの割引制度は、学科講習と技能講習、それぞれに使えます。ただし、割引の併用はできないため、使用には注意が必要です。

たとえば、学科講習での「女性割引」と「リピーター割引」の併用はできません。割引を使用する方は、事前に確認しておきましょう。

関東ランキング(対面)

関東エリアの対面で受けられる講習のランキングは、下表のとおりになります。

ランキング 料金(税込) 特徴 メリット デメリット
【1位】
エネパス研修センター 東京校
【学科講習】
6,000円~12,000円

【技能講習】
8,500円~13,400円
個別研修があり、マンツーマンの指導が受けられる 年間を通じて、平日、土日祝も開催している 時間ごとに区切られているため、講習の料金設定が複雑
【2位】
電気資格対策センター 東京会場
【学科試験対策講習会】
WEB:14,980円
電話・FAX:16,000円

【技能試験対策講習】
WEB:26,400円
電話・FAX:28,000円
電気工事士に特化した、2日間の短期間講習 技能講習では作成した作品に対して、講師がアドバイスをくれる 工具は持参しないといけない
【3位】
日本プロ電気工事士協会
【筆記試験対策】
35,200円~38,500円

【技能試験対策】
33,000円~49,500円
合格保証のアフターフォローがある 万が一不合格になった場合、再受講の料金が安くなる 開催地が神奈川県しかなく、受講できる方が限られる

関西ランキング(対面)

関西エリアで対面で受けられる講習のランキングは、下表のとおりになります。

ランキング 料金(税込) 特徴 メリット デメリット
【1位】
エネパス研修センター 大阪校
【学科講習】
6,000円~12,000円

【技能講習】
8,500円~13,400円
少人数制の個別指導が中心 平日、土日祝に講習が開催されている 東京校より開催期間が短い
【2位】
電気資格対策センター 大阪会場
【学科試験対策】
WEB:14,980円
電話・FAX:16,000円

【技能試験対策】
WEB:22,000円~33,000円
※電話・FAXは事務手数料1,000円プラス
2~3日間の短期間講習 3日間の講習が受けられる 工具や材料は持参しないといけない
【3位】
関西電気工事工業協同組合
【筆記試験対策】
18,000円~28,000円

【技能試験対策】
28,000円~33,000円
近畿2府4県の認定を受けた唯一の組合 組合員は割引が適用される 非組合員は割引が適用されない

講習の費用を安く抑える方法

講習費用の節約

第二種電気工事士の講習は、安く受けられるものもありますが、できるだけ費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。講習費用を安く抑える方法は、下記の3つになります。

■講習費用を安く抑える方法

  • 割引制度を活用する
  • 材料がセットになった技能講習を選ぶ
  • 苦手分野の講習に絞って申し込む

割引制度を活用する

講習によっては割引制度があるので、積極的に活用していきましょう。

たとえば、電気資格対策センターの講習では、WEB申し込みで1,000円ほどの割引があります。関西電気工事工業協同組合だと、組合員であれば一般の方と比べて5,000円近く安くなることも。

申し込み前に、各講習で割引制度があるか確認してみてください。また、アフターフォローのサービスがあれば、万が一のときも安心して試験勉強に望めますよ。

材料がセットになった技能講習を選ぶ

技能講習の中には、講習で使用する材料が自己負担となっているものがあります。材料費の相場は15,000〜45,000円程度。材料費だけでも、多くの費用が必要です。

受講予定の講習に材料費も含まれている場合は、追加の費用が不要となります。材料がセットになっているかどうかも、あわせて確認しておきましょう。

苦手分野の講習に絞る

学科試験と技能試験の講習を両方受講すると、費用が高額になりやすいです。そのため、苦手分野に絞って講習を受けると、費用を抑えることができます。

たとえば、学科試験に自信がある場合は技能試験の講習のみを受講したり、技能試験に自信がある場合は学科試験の講習のみを申し込んだりするのもよいでしょう。

安い講習のデメリットと失敗しないための注意点

安い講習は受講のハードルが低く、手軽に始められるのが魅力です。しかし、講習によっては教材の質が低かったり、技能試験の材料が付属していなかったりすることもあります。

さらに、個別サポートに対応していない場合もあるので、質問が気軽に行えないことも考えられます。


講習選びで失敗しないためには、以下の3つを確認しておきましょう。

■講習を選ぶ際にチェックするポイント

  • 合格率が公表されている
  • サポート体制が充実している
  • 講習の口コミや評判を調べる

合格実績は、講習の質を判断するための指標になります。また、サポート体制が充実しているかどうかも重要です。特に初めて電気工事士の資格に挑戦する方にとっては、分からないことを気軽に質問できる環境があると、勉強を続けやすくなります。

また、実際に講習を受けた方の口コミや評判を事前にチェックしておきましょう。講師や教材の質、サポート体制など、リアルな情報がわかります。

よくある質問(Q&A)

ここからは、第二種電気工事士の講習についてよくある質問にお答えします。

安い講習でも合格できる?

安い講習でも第二種電気工事士試験の合格を目指すことは十分可能です。実際に、文系出身者や電気関連の仕事が未経験の方でも、講習を受けて合格している例はあります。

ただし、中にはサポート体制が充実していない講習もあるため、安さだけで選ぶのは避けましょう。講習内容やサービス内容をしっかりと確認した上で選びましょう。

オンライン講習と対面講習、どちらが良い?

どちらが良いかは講習を受ける方の学習スタイルで変わってくるので、まずは目的を明確にしましょう。

会場に行く手間を省きたい、自分の生活スタイルにあわせて講習を受けたい方は、オンライン講習がおすすめです。

わからないところをすぐに質問したい、1人で勉強するより多くの方と勉強したい場合は、対面講習が良いでしょう。

どれくらいの期間で合格できますか?

電気関連の知識がまったくない方の場合、合格までに1〜3カ月程度の期間が必要です。できるだけ早めに勉強を始めておくと、余裕を持って学習を進められるだけでなく、計画的なスケジュール管理もできます。

まとめ

本記事では、第二種電気工事士になるための安い講習について解説しました。

講習の費用相場は15,000円〜45,000円程度で、各講習ごとに受けられるサービスは異なります。

安い講習では教材や工具を別途購入しないといけない場合があります。申し込む際には、教材や工具がセットになっているか確認も必要です。

また、割引制度もうまく活用すれば、お得に講習も受けられます。苦手分野の講習に絞って申し込めば、費用と時間の両方を節約できるでしょう。


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