制御盤とは?仕組みから仕事内容まで奥の深さを丸ごと解説!

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制御盤っていう名前は聞いたことがあるけど、どんな仕組みなのかよく分からない」 「制御盤関係の仕事に興味があって転職したい!


今回はそんな気持ちを持っている方のために、 制御盤の基本的な知識や転職に関する情報をお伝えしていきます。


制御盤について興味をお持ちの方や、知識を深めたい方は是非参考にしてみてください。


  

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制御盤とは?

まずは制御盤とはどんなものなのか簡単に説明します。


制御盤とは、さまざまな機械や設備を動かすために流れている電気を、 自動でコントロールするための装置が入っている箱のことをいいます。


制御盤


制御盤の中身って何が入っているの?

制御盤はいろいろな電気部品で構成されていて、その中には、


●電気を付けたり、消したりするブレーカー
●モーターを制御する役割を持っている部品
●人が操作して電気を制御する、押しボタンスイッチ
●制御盤の司令塔の役割を持つ、シーケンサーやタッチパネル など


上記のような部品が入っています。 これらの部品に電気配線をして、組み立てることで制御盤が完成します。


今「シーケンサー」という言葉が出てきましたが、 シーケンサーは「シーケンス制御」という言葉とセットで使われることがあります。


シーケンスとは連続や順番という意味を持っており『あらかじめ決められた順番通りに、制御の各段階を進めたいときに使う制御方法』をシーケンス制御といいます。シーケンサーとは『シーケンス制御を行うためのコントローラー』のことです。言葉は似ていますが、意味がちょっと違うので注意してください。


また、シーケンサーと同等の意味を持つ言葉に「PLC」というものがあります。 PLCとは、リレー回路の代替装置として開発された制御装置のことです。


※リレー回路
リレーは、外部から電気信号を受信し、電気のオン・オフや切り替えを行う機械です。 その機械を使った回路をリレー回路といいます。


シーケンス制御、シーケンサー、PLC、リレー回路など、これらの言葉は制御盤関係の仕事で よくでてくるワードなので覚えておくといいかもしれませんね。


  

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制御盤と「配電盤・分電盤」のちがい

制御盤について調べていると、「配電盤」や「分電盤」など、似たような言葉をよく目にすることがあると思います。 ここでは、それぞれの仕組みやちがいについてお伝えしていきます。


まず制御盤とは・・・
先ほどもお伝えした通り、さまざまな機械や設備を動かすために流れている電気を、 自動でコントロールするための装置が入っている箱のことです。


次に配電盤とは・・・
電力会社から送られてくる高圧の電気を受けて、 オフィスビルや工場、商業施設などに電気を配るための設備のことで、よく建物の屋上に設置されています。


配電盤

大きな建物ではたくさんの電力を必要としているので、より高い電圧の電気を受けなくてはいけません。 その高い電圧の電気を受け止めるのが配電盤。そして受けた高い電圧を、建物内の設備で使用できるくらいの低い電圧へと変圧し、電気を配るのが役目です。



最後に分電盤とは・・・
ビルの各フロアや一般家庭などのコンセントや照明に、電気を分配するための設備です。


分電盤

もっと簡単にいうと、「配電盤で変圧された低圧の電気を受け止めるのが分電盤」というわけです。 実は、分電盤はわたしたちの生活の身近なところにもあり、 住宅やアパートの壁面などに設置されていたり埋め込まれていたりします。


【電気の流れ】

電気の流れ

制御盤、配電盤、分電盤。
名前は似ていても、仕組みや役割は異なるので、混同しないように気を付けましょう。


  

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制御盤関係の仕事に就きたい時…

続いては、制御盤関係の仕事に関する情報をお伝えしていきたいと思います。


制御盤の仕事に資格は必要?

ここまで読んでみて、
「制御盤関係の仕事ってなんだか難しそう」
「制御盤の仕事をするのに、資格っていらないの?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。


結論として、制御盤関係の仕事をするために資格が絶対に必要というわけではないです。当サイトが運営している求人サイト工事士.comにも、制御盤関係の仕事で求人募集をかけている企業様はいらっしゃいますが、その企業様の多くが資格や経験を必須としていません。


また電気工事業界の中では、無資格・未経験で制御盤関係の仕事に転職してご活躍されている方もたくさんいます。


もし、制御盤関係の仕事に活かせる資格を取得したいというのであれば電気工事士(第二種電気工事士第一種電気工事士)や計装士などの資格を取るのがオススメです。


  

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どんな会社に就職すればいい?

制御盤関係の仕事を行っている会社の種類は実はいろいろあって、 例えば、制御盤の設計や組み立てを専門にしている会社もあれば、 設計・組み立てから設置に伴う配線工事・点検・メンテナンスまで全てを一貫して行っている会社もあります。


制御盤を扱う企業の求人情報はネット上にもたくさんあると思いますが、 「設計や組み立てを専門にやってみたい」という方であれば、メーカー系の会社を選んでみるのが良いと思います。


反対に、「設計から配線などの施工まで幅広くやってみたい」という方であれば、 電気工事会社で制御盤を扱っている会社を探してみるのが良いでしょう。 どんな会社があるのか見てみたいという方は、工事士.comから制御盤関係の仕事を検索してみてください!


  

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制御盤を扱う会社に就職した時の仕事内容

制御盤関係の仕事をやってみたいけど、 実際に働いてみないと具体的な仕事内容のイメージが湧かない…


そんな方もいらっしゃると思うので、ここでは工事士.comに掲載した求人情報を参考に、 仕事内容の例をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。



【A社】
・事業内容
各種制御盤設計・製作・制御システムの開発

・仕事内容
工場の生産ライン(自動機械・産業用ロボット)をコントロールするための制御盤を造ります。 制御盤の製作⇒設計図に従い、制御機器などを配置し、配線をしてつなぎ、制御盤を完成させます。 制御設計業務⇒PCを使い、各制御機器の作動プログラムを作ります。CADを使い、制御盤の設計図をかきます。


【B社】
・事業内容
制御盤の設計製作

・仕事内容
大手食品・飲料メーカーや製造工場などの機械装置を動かすために必要な制御盤の設計・製造を行います。 制御盤の組み立て(部品の取り付け・配線)がメインです。


(1) 当社の設計担当が、取引先のお客様と打ち合わせを行い、設計図を完成させます。
(2) 図面を見ながら組み立てや配線を行い、問題なく制御装置が作動するか確認します。
(3) お客様先に制御盤を納品し、設置・機側配線工事を行います。
(4) 試運転を行い、稼働調整を済ませた後、お客様からのOKを頂いたら作業終了です。


【C社】
・事業内容
電気工事業

・仕事内容
ビルや商業施設などにおける電灯分電盤・動力制御盤の改修・改造工事を行います。 設計から見積もり・商品手配・施工・システム変更まで自社で一貫して行っています。


  

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制御盤関係の仕事のやりがい

制御盤を扱う会社で働いている方に仕事のやりがいを聞くと、 「制御盤ってすごく奥が深い」「まさにモノづくりなところ」と色々なやりがいを耳にすることがあります。 ここでは、実際に制御盤の仕事をされている方に聞いた、仕事のやりがいをご紹介したいと思います。


<30代男性>
わたしは子供のときからモノをつくったり、機械をいじったりすることが好きで、30歳を目前に制御盤設計の会社に転職しました。 この仕事を始めてからは、自分が設計した制御盤や配電盤が図面通りに出来上がって、 実際に建物の設備の一部として使用されていることに嬉しさと面白さを感じています。


<40代男性>
制御盤は、小さな部品1つ1つが集まった宝箱だと思っています。組み立て図から配線のルートを決めて、 イメージ通りに完成した時はすごく嬉しいですし、人の手が加わって形になっていくところがこの仕事の醍醐味です。 ガンダムのプラモデルを夢中になって造っていた子供の頃を思い出しますね。


<20代女性>
制御盤の仕事のおもしろさは、「組み立てて形にすること」だけではないと私は思っています。 例えば、すでに完成して納品されている盤に不具合が起きて設備が動かなくなったとき、 その問題点を発見し、修理してまた設備が動き出した瞬間はすごく達成感があります。 制御盤の仕事は、体力的にきつい仕事ではないので女性にもオススメの仕事ですよ!


  

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まとめ

いかがでしたでしょうか。


今回は制御盤の基本的な知識や転職に関する情報をお伝えしてきました。
ここまで読んでいただいて、
制御盤について詳しくなった!
制御盤の仕事ってなんか面白そう!
と感じてくれた方が少しでも居てくれたら嬉しいです。この記事があなたのお役に立つことを心から祈っています。


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