電気工事士の残業や勤務時間は?求人をチェックする際のポイントも解説

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電気工事士の勤務時間で最も多いのは「8:00~17:00(休憩含め9時間)」、残業時間で最も多いのは「月11~20時間」です。

※2024年4~5月に工事士.comに掲載された求人をもとに集計

この記事では、電気工事士の勤務時間と残業時間について、工事士.comに掲載された求人データからわかることについて解説します。


なるべく少ない勤務時間・残業時間で働きたい方は、勤務時間・残業に関する内容を求人でチェックする際のポイントを参考に、工事士.comで求人を探してみてください。

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電気工事士の勤務時間と残業時間【求人データから確認】

工事士.comに掲載された求人情報をもとに、勤務時間と残業時間について調査した結果、次のような結果となりました。

■勤務時間の割合

勤務時間 割合
8:00~17:00(休憩含め9時間) 32.13%
9:00~18:00(休憩含め9時間) 17.65%
8:30~17:30(休憩含め9時間) 16.29%
8:00~17:30(休憩含め9時間30分) 10.41%
その他 23.52%

※2024年4~5月に工事士.comに掲載された求人をもとに集計

勤務時間は大半が8:00からの勤務開始となっており、そのほとんどが「8:00~17:00」を勤務時間としていました。

その他には、季節によって勤務時間が変化する会社やシフト制・夜勤を設けている会社が含まれています。

■残業時間の割合

残業時間 割合
なし 0.90%
~10時間 25.79%
11~20時間 33.03%
21~30時間 22.17%
31~40時間 1.36%
40時間以上 0.90%
現場状況による 13.57%
記載なし 2.28%

※2024年4~5月に工事士.comに掲載された求人をもとに集計

残業時間で最も多かったのは、月11~20時間程度でした。

ただし、電気工事という仕事上、季節や現場状況によって残業時間が大きく変わる可能性があります。

集計データの中でも、14%の会社が「現場状況による」という表記で求人を出しています。

どのような時に忙しくなるのか、残業が増えるのかは、面接時に確認するようにしましょう。あわせて、休日数についても確認しておきましょう。

「なし」「~10時間」と答えた企業の中には、「工事件数を調整する」「業務効率を高める」といった、残業を減らすための取り組みをしている企業が多くありました。

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電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな4つの理由

電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな理由は、以下のとおりです。

勤務時間と残業時間が多くなる理由


それぞれ、詳しく解説します。

①お客様への引渡日は基本的に変えられない

電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな理由の1つ目は、お客様への引渡日は基本的に変えられないことです。

工事現場は必ずしも工程どおりに進むとは限りません。トラブルや細かいミスなどの不測の事態によって計画に遅れが生じる場合もあります。

お客様への引渡日には必ず間に合わせなければならないため、勤務時間や残業時間が多くなるケースがあります。

②様々な人や会社が関わる

電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな理由の2つ目は、様々な人や会社が関わることです。

工事現場では、建物の持ち主・業者・行政の担当者など様々な人や会社が関わっています。

関係者が多いことにより、申請書類の遅れや材料の発注遅れなどのケアレスミスであっても積み重なって大きな遅れに繋がります。

この遅れを取り戻すため、勤務時間や残業時間が多くなるケースがあります。

③電気工事は工事後半の作業が多いから

電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな理由の3つ目は、電気工事は工事後半の作業が多いことです。

電気設備工事は、建物の基礎や壁が出来上がったあとに行うため、それまでに起きた計画の遅れや工程変更による影響を全て受けることになります。

この遅れを取り戻すため、勤務時間や残業時間が多くなるケースがあります。

④工事現場までの移動に時間がかかる

電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな理由の4つ目は、工事現場までの移動に時間がかかることです。

工事現場によっては、 事務所や倉庫から離れている場合もあります。

電気工事士の方からの話では、事務所から現場まで車で片道2時間という場合もあるようです。

仕事自体は終わっていても移動時間で拘束されてしまい、結果的に勤務時間や残業時間が多くなるケースがあります。

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工事の種類や仕事内容によって残業時間が異なる

電気工事士の残業時間が多くなりがちといっても、工事の種類や仕事内容によって残業時間は異なります。

次では、残業が多くなりやすい工事の種類と仕事内容について解説します。

工事の種類や仕事内容による残業時間の違い


残業が多くなりやすい工事種類と仕事内容

残業が多くなりやすい工事種類と仕事内容の代表例は、「建設現場での住宅やマンションなどの電気工事」です。

建設現場での住宅やマンションなどの電気工事で残業時間が多くなりやすい理由は、「電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな4つの理由」で解説した以下のポイントがすべて当てはまるからです。

■電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな4つの理由

  1. 工期が決められているから
  2. 関わる人や業者が多いから
  3. 電気工事は工事後半に実施することが多いから
  4. 工事現場までの移動に時間がかかるから

お客様の引き渡しに間に合わせるために残業が発生したり、工事現場が遠く移動に時間がかかることも。

また、引き渡し間近になると工期に間に合わせるために残業や休日出勤が多くなる場合もあります。

残業が少なめな工事種類と仕事内容

残業が少なめな工事種類と仕事内容は、おもに以下の3つです。

■残業が少なめな工事種類と仕事内容

  • エアコンや防犯設備などの設置工事
  • 鉄道系の工事
  • 保守・点検の工事

会社や時期にもよりますが、上記の工事種類と仕事内容であれば比較的残業が少ない傾向にあります。

エアコンや防犯設備などの設置工事

エアコンや防犯設備などの設置工事は残業が少ない傾向にあります。

工事の規模にもよりますが、エアコン・防犯設備の設置工事は1件あたり2〜3時間ほどで完了します。

そのため、「建設現場での住宅やマンションなどの電気工事」と比べて、工事が間に合わずに残業が発生するということはあまりありません。

一般住宅向けの工事も多いため、深夜までの作業が発生することは稀です。

しかし、工事件数が多い場合や事務作業が発生する場合は、残業が増えることもあるため注意してください。

また、繁忙期や夏前などのエアコン設置のハイシーズンなどは忙しくなりがちです。

平日は留守にしているお客様を相手にすることが多いため、残業自体は少なくても土日出勤が必要になる場合もあります。

鉄道系の工事

鉄道系の工事は残業が少ない傾向にあります。

電車が動いていない時間に仕事をする必要があり、工事できる時間が限られているからです。

鉄道系の工事を行う会社の中には、実質の作業時間が1日4~5時間程度という会社も。

逆にいえば、限られた時間内で終わらせる必要があるため、短期集中できるかどうかが重要になってきます。

残業時間は少ない傾向にありますが、夜間に工事する必要があるため夜勤が発生する場合が多い工事種類・仕事内容です。

保守・点検工事

保守・点検工事は、残業時間が少ない傾向にあります。

保守・点検工事には、ビルの管理・保守業務やメーカー工場の設備点検が含まれます。

大きな工事を行うわけではないため、大きなトラブルがなければ基本的には勤務時間内で業務が完了します。

会社によっては日中勤務だけではなく、夜勤や三交代(朝・昼・夜)を導入している場合もあるため、注意してください。

また、大規模な点検や補修をする場合は、一時的に残業時間が増える場合もあります。

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勤務時間・残業に関する内容を求人でチェックする際のポイント

勤務時間や残業に関する内容を求人でチェックする際に確認しておくべきポイントは、以下の5つです。

■勤務時間・残業に関する内容を求人でチェックする際のポイント

  • 勤務時間・残業時間の欄
  • 残業手当の有無(見込み残業かどうか)
  • 残業の理由
  • 残業に対する取り組み内容

勤務時間・残業時間と残業手当の有無(見込み残業かどうか)について確認するのはもちろんのこと、残業の理由や残業に対する取り組み内容についても確認するようにしましょう。

■残業の理由や残業に対する取り組み内容の記載例

  • 代表が率先して、働き方を改革中!仕事が早く終わったときは「みんなで帰ろう」と声かけをして、早上がりすることもあります。
  • 直行直帰OKなので、仕事が終わったらサクッと帰宅できます!
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すべての求人に残業の理由や残業に対する取り組み内容が記載してあるわけではありません。

しかし、数値で示される情報だけではなく、その背景にある理由や考え方に納得・共感できると、より自分に合った会社を判断できます。

求人を見るだけではわからない場合は、面接時に代表者の考えや実際に働いている方の勤務状況を聞いてみるのもいいでしょう。

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まとめ

この記事では、電気工事士の勤務時間や残業時間について解説しました。


電気工事士の勤務時間と残業が多くなりがちな4つの理由で解説したとおり、電気工事士は勤務時間や残業時間が多くなりがちな職業です。

なるべく少ない勤務時間・残業時間で働きたい方は、勤務時間・残業に関する内容を求人でチェックする際のポイントを参考に、工事士.comで求人を探してみてください。

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