電気工事士の志望動機を書くための方法と例文
面接・選考編
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履歴書や面接で志望動機を考える際に「他の人はどう書いているのか?」「自分の志望動機が正しいのか?」と不安になることはありませんか?また、志望動機が思いつかず、応募をためらうこともありますよね。
実際、志望動機にはコツがあります。そのコツを使えば、初めての方でも適切に志望動機を作成でき、内定を得られる確率もグッと高めることが可能です。
この記事では電気工事士の志望動機トップ3や志望動機を考える際のコツ、また、経験者・未経験者別に志望動機の例文をお伝えします。
- 電気工事士の志望動機トップ3
- 志望動機に答えるコツ
- 企業が志望動機を質問する理由
- 電気工事士の志望動機の例文
さらに、企業の採用担当者が「志望動機の質問で、どんなことを確認しているのか」など、面接に向けて役立つ心構えも一緒にご紹介します。
電気工事士専門の転職サイト運営の経験を基に、これから応募する方や面接を突破したい方に役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください。
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電気工事士の志望動機トップ3
電気工事士に就職する際の志望動機について、工事士.com利用者100人分のデータを独自に集め、実績をまとめました。特に多かった志望動機のトップ3を発表します。
- 手に職をつけたかった
- 家族や知人が電気工事士をやっていて、自分もやってみたかった・憧れていた
- 機械いじりや、ものづくりに興味があった
1.手に職をつけたかった
「電気工事士」という国家資格を取得することができますし、仕事がなくならない業界だということが理由に挙げられています。
2.家族や知人が電気工事士をやっていて、自分もやってみたかった・憧れていた
身近な家族や友人の存在もよく挙げられています。電気工事士になりたい気持ちはあるけど、うまく言葉にできてなかった、という方は、参考にしてみてください。
3.機械いじりや、ものづくりに興味があった
小さな時からプラモデルや電気機器を触るのが好きだった、という人が多いようです。
電気工事士に就職する際の志望動機トップ3は、「手に職をつけたい」、「家族や知人の影響で興味を持った」「機械いじりやものづくりへの興味」の3つです。
上記3つのいずれか、もしくは組み合わせた志望動機が登場することが多くなっています。
ところで、こうした志望動機がありつつも、いざ企業から「“弊社の”志望動機を教えて下さい」という質問を受けると答えに困ってしまうことも多々あります。企業について詳しく知らない段階では、志望理由が思いつかないのも自然なことです。
では、「志望動機を教えて下さい」と言われた場合、どうしたら良いのでしょうか?志望動機の答え方のコツについて、この後の「電気工事士の志望動機で伝えるべきは「目標」と「きっかけ」」で詳しく解説します。
電気工事士の志望動機で伝えるべきは「目標」と「きっかけ」
電気工事士の志望動機を答えるコツは「自分自身について伝える」ことです。
具体的には、「転職後の目標」や「企業を選ぶきっかけ・理由」を伝えるのが効果的です。
●転職後の目標
自分自身のことは比較的説明しやすいので、「手に職をつけたい」「資格を取得したい」「現場で早く経験を積みたい」といった目標を伝えましょう。
■具体的な例
「電気工事士として、手に職をつけたい」
「○ヶ月後(○年後)の試験を受けて、○○の資格を取りたい」
「○○の工事ができるようになりたい」
「電気や機械が好きなので、早く現場に出て、配線ができるようになりたい」
さらに、その目標に向けて取り組んでいること(勉強や準備)も一緒に述べると、説得力が増します。
例えば、電気工事についての本を読んでいる、知人の電気工事士に話を聞いてみた、といったことでOKです。
●企業を選ぶきっかけ・理由
企業を選ぶきっかけ・理由は、難しく考える必要はありません。「福利厚生がしっかりしている」「給料が良い」「通いやすい」「未経験者でも安心できる」など、実際に求人の中で気になった点や目に留まった点を書き出し、それを志望動機に含めましょう。
■素直な感想
「社会保険や福利厚生があって、ちゃんとしてそう」
「未経験入社の人がいて安心できそう」
「今の会社よりも給料がいい」
↓
■志望動機
「社会保険や資格取得支援が充実しているため、御社で頑張れると思いました。」
「未経験者でも安心できる環境があると知り、応募しました。」
「技術を身につけ、御社で成長したいと思い志望しました。」
このように、自分自身のことを素直に伝えることで、無理に志望動機を考え込む必要は無くなります。
「なぜ、この会社なんだろう?」と考えても、答えを出しづらいものです。企業のことは、知っている情報が少ないかもしれませんが、自分自身のことなら比較的、言葉にして説明しやすいのではないでしょうか。
いきなり文章にするのが難しい場合、まずは「目標」と「きっかけ」を思いつく限り箇条書きにして出してみましょう。
その後、それをもとに文章を整えるとスムーズに進められます。
企業が志望動機を質問する理由
採用担当者が志望動機を質問する際、確認したいのは「困難な状況でも前向きに取り組めるかどうか」という点です。
新しい職場では必ず苦労がありますが、特に電気工事未経験者の場合、工具や材料の名前や使い方など、覚えることが多く大変です。
採用側は「この人なら頑張って乗り越えられるか」を見極めています。
志望動機に回答する時は、「転職してから、電気工事士として技術向上に励んでいく前向きな姿勢」が伝わることが重要です。
自分自身の意欲や向上心を、自分の言葉で伝えることが最も効果的です。
■入社後の意欲を含めた志望動機の例
「電気工事士として手に職をつけたく、転職を決めました。入社後は現場で技術を学び、次回の試験で第二種電気工事士に合格したいです。現場で大変なこともあると思いますが、しっかりと取り組み、早く戦力になれるよう努力します。」
電気工事士の志望動機の例文
最後に、未経験者と経験者それぞれに向けた具体的な志望動機の例文を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
未経験者向けの志望動機の例文
【例1】
電気工事士として手に職をつけたく、転職を決めました。小さな時から機械いじりやモノづくりが比較的好きで、電気工事の道で頑張っていきたいと思っています。[※きっかけ]
入社後は、少しでも早く現場で技術を学び、また、次回の試験で第二種電気工事士に合格したいです。現在は、電気工事士をしている知人から仕事内容や現場の様子を聞いたり、電気工事士について本を読んだりして勉強中です。[※目標]
現場でのスピードや覚えることの多さなど、大変なことがあると思いますが、真面目に取り組み仕事を覚えていきます。1日でも早く戦力となれるようやっていきますので、何卒よろしくお願い致します。[※意欲]
【例2】
私は以前から手に職をつけたいという思いがあり、特に電気工事士の仕事に興味を持つようになりました。インフラを支える仕事であり、今後も需要が見込まれる点に大きな魅力を感じています。また、家庭や職場など、日常生活で直接的に役立つスキルを身に付けられることが、電気工事士を目指す大きな理由です。[※きっかけ]
私は未経験ではありますが、常に学ぶ姿勢を持ち、現場で必要とされる技術や知識を積極的に吸収していきたいと考えています。[※目標]
持ち前の責任感とコミュニケーション能力を活かし、安全かつ確実な作業を心がけ、信頼される電気工事士を目指して頑張りたいです。[※意欲]
経験者向けの志望動機の例文
経験者の方は、これまでの実務経験を伝えましょう。 その際に、できるだけ具体的にした方がアピールにつながります。
【実務経験として記載する内容】
●建物種類
住宅、店舗テナント、マンション、アパート、商業施設、工場、鉄道、道路、学校、病院、など
●工事種類
屋内外配線工事、通信工事、計装工事、照明工事、空調工事、受変電設備、防犯設備、消防設備、保守管理、施工管理、など
●具体的な数字
経験年数や、建物の大きさ、工事した建物件数、など
【例】
私は電気工事士として、これまでに10年以上の実務経験があり、主に住宅、マンション、商業施設を中心に、幅広い現場で電気工事に従事してきました。具体的には、50棟以上の住宅および3つの大型商業施設において、屋内外配線工事、照明工事、空調設備工事などを担当し、安全性と効率性を重視した作業を行ってきました。[※実務経験]
また、最近では施工管理の役割も任され、30名以上の作業員を管理するプロジェクトを完了させることができました。特に、工事期間中にトラブルが発生しないよう、細かい点まで注意を払っています。[※実務経験]
貴社では、さらに大型の施設や受変電設備など、より高度な工事にも携わることができると伺い、これまでの経験を活かしつつ、さらに技術力を磨ける環境に魅力を感じました。貴社の一員として、即戦力として貢献しながら、さらなる成長を目指して邁進したいと考えております。[※目標]
まとめ
この記事では、電気工事士の志望動機トップ3や志望動機を書く際のコツ、志望動機の例文について紹介しました。
- 電気工事士の志望動機で多いのは「手に職をつけたい」「家族や知人の影響」「機械いじりやものづくりへの興味」。
- 志望動機に答えるコツは、自分自身について素直に自分の言葉で伝えること。
- 具体的には、電気工事士に興味を持ったきっかけや、転職後の目標を伝えると良い。
志望動機を書く際は、企業の期待に応えようとするよりも、自分の言葉で正直に伝えることが大切です。
しっかりと準備し、目標ときっかけ・理由を整理することで、説得力がある志望動機を作成できるでしょう。
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執筆者・監修者
工事士.com 編集部
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