一斉鳴動とは、火災が起きた時に建物に設置されている非常ベルや非常放送を全ての階に向けて一斉に鳴らして知らせることを言い、そこにいる人たちをいち早く避難させるという目的のために使われます。

また、これに対して区分鳴動というものがありますが、これは全ての階ではなく出火している階とそのすぐ上の階（出火した階が一階以下の場合は、そのさらに下階）に知らせることを言い、避難するのが難しいところの人たちから避難をさせるという目的のために使われます。

そして、区分鳴動であってもいくつもの感知器からの報知があったり、一定の時間が過ぎたりした時には建物全体にいる人たちに避難を呼びかけるということで、一斉鳴動に切り替えられるという段階を踏んだ鳴動のやり方も認められています。