▼用語詳細(電気工事用語集)
液面制御
(エキメンセイギョ)
液面制御とは、水槽内の水をある一定以上あるいは一定以下にならないようにする制御方式です。

もっとも簡単なものはボールタップ方式で、これは腕が付いたボールを水面に浮かべ、ボールが下がると腕の一端にあるバルブが開き給水するものです。

貯湯式の湯沸器などによく使用されています。次に利用が多いのは電極式です。これは水槽内に長さの違う電極棒を垂らし、ポンプの発停や減水警報、満水警報の信号を発するものです。

原理は簡単で電極棒間に水が有れば電気が流れ、無ければ流れないという信号を取り出すだけです。

ただし長年の使用で腐食し、破損して誤信号を出す事故が多くなり、近年はフロートスイッチ方式に変わってきています。このフロートスイッチは樹脂で出来た浮き袋の中にスイッチを設け、浮き袋が水に浮かんで寝るとスイッチが切り換わるようになっています。排水槽で広く使用されている方式です。