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位相
(イソウ)
位相(位相角)とは直流回路の計算ではほとんど必要ありませんが、交流回路の計算をするとき「位相」の事を考えなければならない電圧と電流のサイクルの時間差なのです。

図で表すと説明は簡単なのですが、文字でご説明をいたしますので、頭の中に簡単なグラフを描きながらお読みください。まず縦軸を電圧と電流として、横軸は時間(流れ、または抵抗)と認識してください。

その縦軸と横軸の交わった点を起点とします。

その起点に電圧を掛けますと電流が生じ横軸上を二本の波形が上下に波を打って(サイクルと言います)流れますが、その場合電圧のサイクルと電流のサイクルですから当然多少ずれが生じます。

その電圧と電流のサイクルが横軸に沿って交わった時の時差の事を「位相」と言います。またこの位相は角度で表しますので単位は「度」又は「°」で表します。