【2024年】消防設備士の合格発表はいつ?合格後の流れ・注意点も詳しく解説

消防設備士

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消防設備士試験の合格発表は、試験日からおよそ1ヶ月後です。

結果はインターネット、郵送される試験結果通知書、または各支部の窓口・掲示板で確認できます。

ただし、いずれの確認方法についても、事前に消防試験研究センターのウェブサイトで詳細を調べておくことが大切です。

また、合格後は速やかに免状申請を行い、定期講習の受講義務についても把握しておくことをおすすめします。


この記事では、合格発表の確認方法から、その後の手続き、資格を活かせる仕事まで、消防設備士としてのキャリアをスタートさせるために必要な情報を解説しています。

複数の資格取得を目指す方のために、効率的な学習方法や次の資格を受験するための計画の立て方など、参考になる情報を多数掲載しています。

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消防設備士の合格発表日とその確認方法

消防設備士試験の合格発表は、試験日から約1ヶ月後に行われます。

合否の確認方法は3通りありますが、最も早く合否を確認できるのは「インターネット」での確認方法です。

なお、いずれの方法にしても消防試験研究センターのWebサイトで合格発表日を事前に把握しておけば、次のステップへ速やかに行動できるようになります。

合格発表日とその確認方法


なお、合格発表日は試験の種類や地域によって異なるため、自分が受験した試験の情報をしっかり確認しておきましょう。

消防設備士試験の合格発表日は試験の1ヶ月後

消防設備士試験の合格発表は、一般的に試験日からおよそ1ヶ月後に行われます。

実際の例として、東京都(中央試験センター)で実施される、令和6年度(2024年度)の試験日程と合格発表予定日の一部を下記にまとめました。

■消防設備士 試験情報(2024年9月・10月試験予定日)

試験日 試験種類 合格発表日
2024年9月12日(木) 乙種6類 2024年10月16日(水)
2024年9月16日(月) 甲種4類 2024年10月17日(木)
2024年9月21日(土) 甲種1類 2024年10月23日(水)
2024年10月5日(土) 甲種特・2・3・5類 2024年11月6日(水)
2024年10月19日(土) 乙種6類 2024年11月19日(火)
2024年10月26日(土) 甲種4類 2024年11月26日(火)

合格発表までの期間は試験の種類や実施地域によって多少の変動があるので、詳しくは一般社団法人 消防試験研究センターの「消防設備士試験」にてご確認ください。

合格発表日の確認方法

消防設備士試験の合格発表日は、消防試験研究センターの公式ウェブサイトで確認できます。

合格発表日を確認する手順は以下のとおりです。

■合格発表日確認の手順

  1. 消防試験研究センターの公式サイトにアクセスする
  2. 「都道府県の試験情報を見る」を選択する
  3. 該当する都道府県をクリックする
  4. 試験種類や試験日、合格発表日を確認する

下記の表の都道府県を選択していただければ、試験日程と合格発表日にアクセスできます。

北海道・東北 関東 甲信越・北陸 東海 近畿 中国 四国 九州・沖縄
北海道 茨城県 山梨県 岐阜県 滋賀県 鳥取県 徳島県 福岡県
青森県 栃木県 長野県 静岡県 京都府 島根県 香川県 佐賀県
岩手県 群馬県 新潟県 愛知県 大阪府 岡山県 愛媛県 長崎県
宮城県 埼玉県 富山県 三重県 兵庫県 広島県 高知県 熊本県
秋田県 千葉県 石川県 奈良県 山口県 大分県
山形県 東京都 福井県 和歌山県 宮崎県
福島県 神奈川県 鹿児島県
沖縄県

※参考:一般社団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験」

合格発表日は試験種類や実施時期によって異なるため、必ず自分が受験した試験の情報を確認しましょう。

また、試験当日に会場で案内される場合もあるので、その情報もメモしておくと便利です。

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消防設備士試験の結果を確認する方法

消防設備士試験の結果を確認するには、主に3つの方法があります。

試験結果の確認方法


インターネットを利用すればすぐに結果を確認できますが、合格発表日の正午にはアクセスが集中し、表示できないことがあります。その場合は時間をおいてアクセスするか、ブラウザの再読み込みを試してください。

また、試験の得点を含めた正確な試験結果は、各支部の窓口や掲示板での公示、および郵送される「試験結果通知書」にて確認できます。

電話での合格発表サービスを謳う業者がいる場合があります。消防試験研究センターでは、合否に関する問い合わせには一切応じていませんので、公式の方法で結果を確認しましょう。


①インターネットで確認する

消防設備士試験の結果をインターネットで確認する方法は、以下の手順で簡単に行えます。

■消防試験研究センターの公式ウェブサイトにアクセス方法

  1. トップページの消防設備士試験「合格発表」をクリックする
  2. 「消防設備士試験はこちら」を選択する
  3. 受験した都道府県を選択する
  4. 該当する試験の種類と実施日を選択する
  5. 合格者受験番号一覧から自分の受験番号を確認する

以下で詳しく解説します。

1.トップページの消防設備士試験「合格発表」をクリックする

消防設備士試験合格発表

2.「消防設備士試験はこちら」を選択する

消防設備士試験こちら

3.受験した都道府県を選択する

都道府県選択

4.該当する試験の種類と実施日を選択する

試験種類と実施日

5.合格者受験番号一覧から自分の受験番号を確認する

受験番号確認

※参考:一般社団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験合格者受験番号掲示」

なお、インターネットで消防設備士試験の結果を確認する場合には、下記の点に気を付けてください。

  1. 合格発表日の正午(12時)から結果が公開される
  2. アクセス集中で表示できない場合は、時間をおいて再度アクセスするか再読み込みを実施する
  3. インターネットでの確認は、合格・不合格の結果のみが表示される

正式な結果は、各支部の窓口・掲示板での公示、または郵送される「試験結果通知書」で確認してください。
センターへ直接問い合わせることはできませんのでご注意ください。

②「試験結果通知書」で確認する

「試験結果通知書」は消防試験研究センターから全受験者に郵送される公式文書で、試験の得点など詳細な結果を確認できます。

試験結果通知書についての情報を以下の表にまとめました。

■試験結果通知書の詳細

項目 内容
記載情報
  • 受験者の氏名と受験番号
  • 試験の種類と実施日
  • 合否結果
  • 各科目の得点と合計点
  • 合格基準点
送付期間の目安
  • 合格発表日の翌日以降に発送される
  • 発送から2~4日後に到着する(地域や配送状況によって異なる)
注意点
  • 合否に関わらず受験者に「試験結果通知書」が送付される
  • 免状申請時に必要になる
  • 再発行には手続きが必要になる
合否確認後の対応  合格の場合:免状申請の準備をする

※参考:一般社団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験合格者受験番号掲示」

不合格だった場合、試験の得点などの情報は次回の試験対策に役立ちます。苦手分野を把握できれば、効果的な学習計画を立てることができるでしょう。

「試験結果通知書」は免状申請の際に必要となるので、紛失しないよう注意してください。

③各支部の窓口・掲示板で確認する

消防設備士試験の結果は、各都道府県の消防試験研究センター支部の窓口や掲示板でも公開されています。

インターネットを利用できない場合や郵送よりも早く結果を知りたい方は、直接確認できるので便利です。

■各支部窓口での確認方法

項目 内容
確認方法
  • 受験した都道府県の消防試験研究センター支部を訪問する
  • 窓口で受験番号を伝えるか、掲示板で合格者の受験番号リストを確認する
注意点
  • 合格発表日の開場時間内のみ確認が可能
  • 混雑する可能性があるため、時間に余裕を持って訪問する
  • 本人確認が必要な場合があるので、身分証明書を持参する

一般社団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験合格者受験番号掲示」

ただし、プライバシー保護の観点から、掲示板での公開は受験番号のみです。得点などの詳細情報は郵送される試験結果通知書で確認しましょう。

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消防設備士の合格率

消防設備士試験の合格率は、甲種と乙種で異なっており、種類によっても差があります。

過去5年間の平均合格率は以下のとおりです。

■合格率(過去5年平均)

種別 平均合格率
甲種(特類・1類・2類・3類・4類・5類) 約25~35%
乙種(1類・2類・3類・4類・5類・6類・7類) 約30~60%

※参考:消防設備士免状の種類(消防試験研究センター)

全体的に見ると、乙種よりも甲種のほうが合格率が低い傾向にあります。

その要因は、どちらも試験科目は同じですが、甲種の方が出題数が多く、より専門的な知識が求められるからです。

合格率だけでなく、各種類の難易度や試験内容、おすすめの学習方法についても知りたい方は、 消防設備士の難易度・合格率は?おすすめ種類と難易度ランキングを紹介 をご覧ください。効率的な資格取得を目指す上で役立つ情報が掲載されています。

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消防設備士の合格基準

下表のとおり、消防設備士試験の合格基準は、甲種特類とそれ以外の種類で異なります。

■合格基準

種類 筆記試験 実技試験
甲種特類 各科目40%以上かつ全体の出題数の60%以上の成績 なし
甲種(特類以外)・乙種 各科目40%以上かつ全体の出題数の60%以上の成績 60%以上

※参考:一般社団法人 消防試験研究センター「消防設備士試験の 試験の方法」

注目すべき点は「各科目40%以上かつ全体60%以上」という条件です。

つまり、全ての科目でバランスよく得点する必要があります。

例えば、ある科目で100%の得点を取っても、別の科目で40%を下回れば不合格となります。逆に、全科目で40%以上を確保していても、全体の平均が60%に達しなければ合格できません。


消防設備士に求められる基準は、実務において様々な状況に対応することを想定しているため、偏りのない知識が要求されます。

甲種(特類以外)と乙種では、筆記試験に加えて実技試験でも60%以上の得点が必要です。理論だけでなく実践的なスキルも重視されています。

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消防設備士試験に合格したらすべきこと

消防設備士試験に合格したらすべきことは、4つあります。

合格後にすべきこと


試験に合格しただけでは免状を取得したことにはならないため、まずは免状交付申請を行いましょう。

また、定期的な講習受講の義務があることも忘れてはいけません。適切な手続きを経て、消防設備士として働くための準備が整います。

上記以外にも、キャリアアップや技能向上のために、自身のキャリアプランを考えることが重要です。

では、「消防設備士試験に合格したらすべきこと」について、1つずつ詳しく解説していきます。

免状申請を行う

消防設備士試験に合格したら、速やかに免状交付申請を行う必要があります。

免状交付申請の詳細は、以下のとおりです。

■免状交付申請の詳細

項目 内容
申請先  受験した都道府県の消防試験研究センター支部
必要書類
  • 免状交付申請書および試験結果通知書(切り離さないこと)
  • 既得の危険物取扱者免状または消防設備士免状(持っている場合)
  • 送付用封筒(郵送希望の場合)
手数料  2,900円(1種類につき)
注意点
  • 試験日から6ヶ月以上経過した申請には新たな写真が必要
  • 手数料納付方法は都道府県により異なる(収入証紙、納付書、POSレジなど)
  • 送付用封筒には460円分の切手を貼付(2024年10月1日以降)

※参考:一般社団法人 消防試験研究センター「免状の交付・書換え等 新規免状の交付」

なお、免状交付申請書および試験結果通知書は切り離さずに提出しましょう。

免状は通常、申請から交付までに1〜2ヶ月程度かかるため、合格後すぐに手続きを行うことをおすすめします。
詳細や不明点は各都道府県の消防試験研究センター支部に確認してください。


講習の受講義務について把握する

消防設備士の資格保有者には、定期的な講習受講が法律で義務付けられています。この講習は、資格保有者としての知識を更新する重要な機会です。

受講期限は以下のとおりです。

  • 初回:免状交付日以後の最初の4月1日から2年以内
  • 2回目以降:前回講習受講日以後の最初の4月1日から5年以内

講習は4つの区分(特殊消防用設備等、消火設備、警報設備、避難設備・消火器)に分かれており、取得している資格に応じて受講する必要があります。

受講を怠ると違反点数が加算され、最悪の場合、免状返納の可能性もあります。

例えば、消防設備士講習受講義務違反なら違反点数は5点、消防設備士免状の携帯義務違反なら違反点数4点など、違反行為により異なるので注意してください。

講習の詳細な内容や申込方法、複数資格保有者の受講方法については、 消防設備士の定期講習を解説|期限切れの対処法や受講対象者も解説で 詳しく解説しています。


消防設備士を活かせる仕事をチェックする

消防設備士の資格を取得したら、その知識と技術を活かせる仕事を探してみましょう。

消防設備士の資格は、建設業や施設管理など幅広い分野で需要があります。

具体的な仕事内容としては、消防用設備の施工、保守点検、メンテナンス、さらには電気工事や空調設備の管理などに携わることができます。

また、多くの企業が未経験者も歓迎しており、好条件の求人も少なくありません。資格手当、住宅手当などの福利厚生が充実した企業もあります。

キャリアアップの機会も豊富で、経験を積むことで年収500万円以上を狙うこともできるでしょう。

消防設備士を活かせる具体的な求人情報は、工事士.comの「消防設備士の電気工事士求人」で確認できます。

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次の受験の計画を立てる

消防設備士の資格を1つ取得したら、次の受験計画を立てることをおすすめします。

複数の消防設備士資格を持つことで、より幅広い消防設備に対応でき、仕事の幅が広がります。また、資格の組み合わせによっては、試験科目の一部免除を受けられる場合もあり、効率的に資格を取得できるでしょう。

おすすめの取得順序は、「乙種6類」→「甲種4類」→「甲種1類」です。3つの資格は需要が高く、難易度も比較的低いため、キャリアアップに効果的です。

以下に各資格の特徴をまとめました。

■消防設備士資格の特徴

資格 内容
乙種6類
  • 消火器の点検、整備
  • 消防設備の中でも設置数が多い
  • 受験資格がない
  • 消防設備士を初めて受験する方におすすめ
甲種4類
  • 火災報知設備の工事、点検、整備
  • 消防設備の中でも設置数が多い
  • 受験資格は必要
  • 新築の建物には火災報知設備が必要になるため、需要が高い
甲種1類
  • 消火栓やスプリンクラーの工事、点検、整備
  • 火災報知設備と同じくらいの設置数
  • 受験資格がない
  • 水系の消防設備の仕事で役に立つ

各資格の詳細や具体的な勉強方法については、 消防設備士の難易度・合格率は?おすすめ種類と難易度ランキングを紹介で 詳しく解説しています。計画的に複数の資格を取得し、キャリアアップを目指しましょう。

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まとめ

この記事では、消防設備士の資格取得を目指す方に向けて、試験の合格発表から次のステップまでを詳しく解説しました。


消防設備士は、建物の安全を守る重要な資格です。合格後も継続的な学習と実務経験を積むことで、より高度な技術と知識を身につけることができます。

今回お伝えした情報を参考に、効率的な資格取得と、その後のキャリアアップを目指してください。工事士.comでは、あなたの消防設備士としてのキャリアを全力でサポートします。

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