未経験者も経験者も募集と書いてあるのですが、どちらが有利ですか?
企業・求人選び編求人原稿上で、「どちらも募集している」と書かれている場合は、どちらの人材も探している状況ですので、片方が有利・不利ということはないと思います。
厳密にいうと、「どちらかの方が、採用予定人数が多い」「どちらかの方が、採用の緊急度が高い」という違いはあると思いますが、当然、求人によってバラバラです。
求人によって異なるからと、気になった求人について1つひとつ、 「未経験者と経験者、どちらが求められているのだろう?」と考え過ぎても、時間がもったいなく、あまり効率的とは言えません。
それよりも、「応募時や面接時に自分のことをどう伝えていくか」を考えていった方が、転職活動はうまくいく可能性が高まると思いますよ。
その際に、「未経験者と経験者とで、企業から期待されることが異なる」点を踏まえておくことがポイントです。
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経験者の場合
採用する企業にとって、うれしいことは「入社したあと早くから、工事を任せられる」ことです。
そのため、面接の段階では、「今動いている、あの現場の工事なら、すぐにやれそうだな」「ウチで一番仕事量が多い分野と、同じ工事経験が豊富だな」と、実際の入社後のことをイメージしながら話をしています。
自分が経験してきたこと、担当してきた建物の種類や規模などを、きちんと説明できるようにしておきましょう。
また、経験がない、いきなり任されることが難しい工事については、ハッキリと伝えた方が、 結果として、企業からの安心感・信頼感も生まれます。正直に答えるようにしましょう。
未経験者の場合
採用する企業にとっては、入社したあと、いきなり工事を任せることは難しいでしょう。 しばらくの間は、「教える・覚えてもらう」期間だと想定しています。
となると、「どれだけ早く覚えてくれるか」 「細かいこともコツコツと取り組んでくるか」といった取り組み姿勢に期待しています。
「難しいことも、一緒に頑張ってくれそうだな」「分からない時は、正直に分からないと言ってくれそう、素直そうだな」そんな印象を持ってもらうことが大事になるでしょう。
未経験者と経験者。どちらが有利かはどんなに考えても分からないですし分かったところで、私たちには変えようのないことです。
それよりも『未経験者である自分、経験者である自分を、どう企業に伝えていくか』のほうが大切です。参考にしてみてください。
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執筆者・監修者
工事士.com 編集部
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