▼用語詳細(電気工事用語集)
マイクロスイッチ
(マイクロスイッチ)
接点のわずかな動きで電路開閉を行うスイッチのこと。
「スナップアクション機構」と呼ばれます。

操作の速度や力とは関係なく、接点が切り替わる機構が内蔵されているため、精密機器の接点として、幅広く使用されています。

微小電流の負荷に対応したスイッチであり、以下の注意を払わなければいけない。

◎一般のスイッチと同様に、定常時に流れる電流のほか、突入電流の大きさや長さに注意を要する。
◎電子回路で、マイクロスイッチを採用する場合、接点切替時のチャタリングによりノイズが発生することがある。そのため、設計の段階で注意を要する。

誤動作が起こる場合があるので、誤動作がないよう、耐震性や耐衝撃性が規定されており、配慮が必要となります。
誤作動が起こる原因として、マイクロスイッチ本体への衝撃や、取り付けた機器の運動振動などがあげられます。

「精密機器用」として原則としては用いられるが、電気設備分野では別の用途に使用されることがある。
例えば、分電盤などの扉部分に設け、扉の開放で接点をオン・オフし、盤内部の照明点灯を制御するために用いられることもあります。

屋外で使用するキュービクルなど、大型の扉にマイクロスイッチを使用すると、風圧や開閉時の衝撃が耐衝撃性を上回り、スイッチが破損するおそれが高いので注意すること。