▼用語詳細(電気工事用語集)
メタルハライドランプ
(メタルハライドランプ)
メタルハロイドランプとは、バルブ内にハロゲン化合物を入れた水銀ランプのことで、太陽光に近い白色光を放出します。

水銀灯よりも演色性が高いため、ライトアップやスタジアム照明などに利用されている。

タリウム・インジウムなどの金属ハロゲン化物を混合封入することで、単体の金属を封入するよりも蒸発しやすく、大拘束を得ることができます。

演色性を高めるため、ハロゲン化金属にはヨウ化ナトリウム、ヨウ化スカンジウムも合わせて封入されています。

それぞれ発光する色が異なり、詳しくは以下の通りとなっています。
◎水銀・・・青白い色を発光
◎ヨウ化ナトリウム・・・オレンジ色を発光
◎ヨウ化タリウム・・・緑を発光
◎ヨウ化インジウム・・・青を発光
◎ヨウ化スカンジウム・・・白を発光

同タイプの水銀ランプに比べ、約1.9倍の明るさがあり高効率で、色の見え方も改善されていますので、園芸・ガーデニング・水草用や、商業施設や銀行、ロビーなど、演色性重視の照明に最適です。
しかし、上向きや下向き、など指定された向き以外には使用できないようになっています。

メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀灯などを総称しHIDランプ(高輝度放電灯:High Intensity Discharge Lampとも呼ばれる。)と言います。