▼用語詳細(電気工事用語集)
波付硬質ポリエチレン管
(ナミツキコウシツポリエチレンカン)
波付硬質ポリエチレン管とは、可とう性のある硬質ポリエチレン管のこと。
電線管路のうち地中埋設配管として広く利用されています。
「 Flexible Electric Pipe 」の略称で、FEP管とも表記する。
金属製の電線管に比べて機械的強度は劣るが、衝撃や圧力に強く、ゆるやかに屈曲させられるため、高い施工性が確保できます。
金属管と比べて経済性が良い点がメリットとして挙げられる。
しかし、電力会社からの引込点の突き出し配管として使用する場合は、湾曲によって引込不能となることがあり、電力会社側との技術協議に注意を要します。
名称の通り、管路の表面は波付き加工が施されており、この波型によって荷重によるたわみを小さく抑える。
たわみの小ささは、通線のしやすさにつながっており、地中埋設管路としての性能が高いものです。
敷設後の管路には、パイロットワイヤーと呼ばれる呼び線を入れておくとケーブルの通線がより容易になります。
製品によっては「自消製のある難燃性の管」に適合しているため、系統の重要性に応じて選定する必要があります。
金属管や塩ビ管など、他種の電線管に接続する場合、異種管接続材を利用して接続する。
ライニング鋼管、厚鋼電線管など、埋設可能な金属製電線管のほか、VP管やVE管、防水鋳鉄管、ヒューム管に接続するための異種管継手も販売されています。
標準寸法として「30」「40」「50」「65」「80」「100」「125」「150」「200」が呼び径として流通しており、この数値は電線管路の「内径」である。
商品名は古河電気工業の「エフレックス」や未来工業の「ミラレックス」が代表的メーカー製品として広く使用されています。
地中埋設管路の距離が30mを超える場合、ハンドホールで中継しなければケーブルの通線が難しいため、埋設管路の計画時は「30m以内」間隔でハンドホールを設計する必要性があります。
埋設管路同士を接続して延長することが可能だが、接続部分からの水の侵入が懸念されるので、止水可能な接続継手を使用すると良い。
完全防水ではないため浸水のおそれは高くなるので注意が必要です。
ハンドホールにFEP管を取り付ける場合、ケーブル引き込み時に擦れによる損傷を防止するために「ベルマウス」と呼ばれる部品を取り付ける。
ベルマウスは管端を扇状に拡幅する電線管専用部品であり、管端でケーブルが損傷するのを防ぎます。
ハンドホールには複数の電線管を接続するが、予備管路を設ける場合には、管端部に「予備管ぶた」を設けて塞いでおくと、管路への水、砂や泥の侵入を防止できます。
ハンドホール貫通部で、FEP管の管端からハンドホール内部に水が浸入してくるような環境の場合、配管の閉塞部にエポキシパテを塗りつけ、硬化させて止水します。
水位が高い場合、止水効果が薄いため注意を要する。
電線管路のうち地中埋設配管として広く利用されています。
「 Flexible Electric Pipe 」の略称で、FEP管とも表記する。
金属製の電線管に比べて機械的強度は劣るが、衝撃や圧力に強く、ゆるやかに屈曲させられるため、高い施工性が確保できます。
金属管と比べて経済性が良い点がメリットとして挙げられる。
しかし、電力会社からの引込点の突き出し配管として使用する場合は、湾曲によって引込不能となることがあり、電力会社側との技術協議に注意を要します。
名称の通り、管路の表面は波付き加工が施されており、この波型によって荷重によるたわみを小さく抑える。
たわみの小ささは、通線のしやすさにつながっており、地中埋設管路としての性能が高いものです。
敷設後の管路には、パイロットワイヤーと呼ばれる呼び線を入れておくとケーブルの通線がより容易になります。
製品によっては「自消製のある難燃性の管」に適合しているため、系統の重要性に応じて選定する必要があります。
金属管や塩ビ管など、他種の電線管に接続する場合、異種管接続材を利用して接続する。
ライニング鋼管、厚鋼電線管など、埋設可能な金属製電線管のほか、VP管やVE管、防水鋳鉄管、ヒューム管に接続するための異種管継手も販売されています。
標準寸法として「30」「40」「50」「65」「80」「100」「125」「150」「200」が呼び径として流通しており、この数値は電線管路の「内径」である。
商品名は古河電気工業の「エフレックス」や未来工業の「ミラレックス」が代表的メーカー製品として広く使用されています。
地中埋設管路の距離が30mを超える場合、ハンドホールで中継しなければケーブルの通線が難しいため、埋設管路の計画時は「30m以内」間隔でハンドホールを設計する必要性があります。
埋設管路同士を接続して延長することが可能だが、接続部分からの水の侵入が懸念されるので、止水可能な接続継手を使用すると良い。
完全防水ではないため浸水のおそれは高くなるので注意が必要です。
ハンドホールにFEP管を取り付ける場合、ケーブル引き込み時に擦れによる損傷を防止するために「ベルマウス」と呼ばれる部品を取り付ける。
ベルマウスは管端を扇状に拡幅する電線管専用部品であり、管端でケーブルが損傷するのを防ぎます。
ハンドホールには複数の電線管を接続するが、予備管路を設ける場合には、管端部に「予備管ぶた」を設けて塞いでおくと、管路への水、砂や泥の侵入を防止できます。
ハンドホール貫通部で、FEP管の管端からハンドホール内部に水が浸入してくるような環境の場合、配管の閉塞部にエポキシパテを塗りつけ、硬化させて止水します。
水位が高い場合、止水効果が薄いため注意を要する。