▼用語詳細(電気工事用語集)
ノップ碍子
(ノップガイシ)
ノップ碍子(ガイシ)とは、がいし引き工事において、電線を造営材等から離隔し、支持するために使用する材料のこと。

本体は陶器製で、がいし中心部に孔が開いており、ネジを通して造営材に取り付けます。
ノップ碍子間は絶縁電線(IV線)を用い、バインド線で結束し固定します。

がいし引き工事をする場合は、ガス管に近接しないようにしなければなりません。
電線とガス管の離隔は10cm以上確保しなければならず、10cmより近接する場合は、絶縁性の隔壁で区画する必要があるので注意すること。

主に、古い木造住宅の天井裏配線などで従来使用されていたが、現在はVVFケーブルによる転がし配線が普及しており、新築案件で使われる事例は極めて少ない。

古民家などを演出した建築デザインで、意匠上の内装演出用としての利用がほとんどとなっています。