▼用語詳細(電気工事用語集)
ネオン変圧器
(ネオンヘンアツキ)
ネオン変圧器とは、ネオン管を点灯させるために使用する変圧器のこと。
磁気漏れ変圧器を使用し、高い無負荷電圧によってランプを点灯させます。

9,000~15,000Vの二次電圧を発生させるネオン変圧器は、高電圧による危険性の高さから所轄消防への届け出が必要となる。

電圧を低減させ安全性を高めることで、所轄消防への届出を省略または簡略化できる「低電圧ネオン変圧器」が開発されており、広く普及しています。

ネオン光源の高速点滅や調光を主体に行う場合は、電子式安定器が多く使用されます。

電子式安定器はインバーターを用いることで高い制御性を有し、かつ省エネルギー効果が高いとされています。

近年ではLED光源の実用化と高効率化により、ネオン光源が採用される事例が少なくなっているため、ネオン変圧器の採用実績は減少しています。

一方の回路から交流電流を受け、電磁誘導作用によってこれを変成して、他方の回路へ同じ交流電力を供給する静止器を変圧器(transformer)といい、ネオン管を点灯させます。