▼用語詳細(電気工事用語集)
4路スイッチ
(ヨンロスイッチ)

最終更新日:



4路スイッチとは、1つの照明器具を3ヵ所以上のスイッチで点灯・消灯できるようにするためのスイッチです。スイッチには4本の配線が接続されるため、この名称が付けられています。主に階段や廊下など、長い通路で使用されます。


4路スイッチの内部は交差結線になっており、回路の切り替えを行います。



回路の状態回路の切り替わり
消灯状態(3路スイッチで回路が開いた場合)4路スイッチを操作すると、回路が交差して閉回路(点灯)になる。
点灯状態(3路スイッチで回路が閉じた場合)4路スイッチの操作で回路が開放(消灯)される。


配線方法は、配線の両端に3路スイッチを設置し、その間に4路スイッチを設置します。また、複数の場所で照明を操作する場合は、4路スイッチを必要なだけ追加することでスイッチの数を増やせます。


3路スイッチと4路スイッチは外観が似ていますが、背面の表示で区別できます。



■4路スイッチの見分け方


・3路スイッチ:背面に「1・3」と表示

・4路スイッチ:背面に「1・2・3・4」と表示




複数の場所から照明を操作する場合、回路の両端を3路スイッチとし、中間に4路スイッチを配置することで、どのスイッチからも照明の操作が可能になります。さらに、スイッチの数を増やす場合は、中間部に4路スイッチを追加することで、無制限にスイッチの数を増やせます。


なお、4路スイッチは、必ず3路スイッチと組み合わせて使用する必要があり、単独で使用することはできませんのでご注意ください。

▶ 無料で電気工事士求人をさがす