電気主任技術者の概略

電気主任技術者は、「事業用の電気工作物の工事や保安監督」をすることができる資格です。そもそも事業用電気というのは一般家庭向けの電気と比べると、とても大きな電圧の電気になるため、万が一事故が発生した場合に被害が大きくなる可能性があります。ですので、そうした事故を防止するためにも保守をおこなう有資格者として「電気主任技術者」が必要となります。

電気主任技術者の資格

事業用の電気を保安する大きな責任をもつ「電気主任技術者」ですが、この資格には一種、二種、三種と種別があります。資格の取得難易度が高い順に並べると、「第一種」⇒「第二種」⇒「第三種」の順番になります。

そして、資格の取得難易度に比例して管理できる設備の制限があり、第二種は170,000V未満の電圧の電気設備までの管理、第三種は50,000V未満の電気設備、5,000kW未満の発電設備までの管理となっています。最上位資格の第一種はそういった制限はありません。

電気主任技術者の合格率

電気主任技術者の合格率は以下になります。

第三種電気主任技術者
合格率 受験人数 合格者数
平成27年度 7.73% 45,311人 3,502人
平成26年度 8.43% 48,681人 4,102人
平成25年度 8.70% 49,575人 4,311人
平成24年度 5.85% 49,452人 2,895人
平成23年度 5.47% 48,864人 2,674人
第二種電気主任技術者(一次試験)
合格率 受験人数 合格者数
平成27年度 24.26% 6,418人 1,557人
平成26年度 23.89% 6,676人 1,595人
平成25年度 24.02% 6,452人 1,550人
平成24年度 24.85% 7,034人 1,748人
平成23年度 15.72% 6,659人 1,047人
第二種電気主任技術者(二次試験)
合格率 受験人数 合格者数
平成27年度 12.34% 2,406人 297人
平成26年度 14.33% 2,443人 350人
平成25年度 11.27% 2,503人 282人
平成24年度 13.52% 2,249人 304人
平成23年度 11.28% 1,942人 219人
第一種電気主任技術者(一次試験)
合格率 受験人数 合格者数
平成27年度 25.66% 1,563人 401人
平成26年度 20.57% 1,638人 337人
平成25年度 23.34% 1,624人 379人
平成24年度 22.80% 1,627人 371人
平成23年度 27.02% 1,632人 441人
第一種電気主任技術者(二次試験)
合格率 受験人数 合格者数
平成27年度 17.27% 608人 105人
平成26年度 13.02% 576人 75人
平成25年度 14.98% 641人 96人
平成24年度 9.73% 699人 68人
平成23年度 8.49% 707人 60人

電気主任技術者の給料

有資格者の年収や満足度を集計し公開しているhonne.bizによると電気主任技術者の平均年収は500万円~600万円とのことでした。 【参考】電気主任技術者が明かす仕事の本音 ~年収や給料、転職・就職の実態は?~

現在では民間の電気保安会社が増えてきており、個人で独立している電気主任技術者が、そうした民間の保安会社から仕事の斡旋をうけるケースもあります。

電気主任技術者の仕事

具体的な仕事は点検がメインになります。大規模な施設は点検する箇所が多く大変ですが、かといって小規模施設の管理となると、複数の施設を掛け持ちで管理することが多いので、いずれにしても楽ができる仕事ではありません。

また、電気設備に故障が発生した場合、修理が完了するまで仕事は終わりません。電気が流れないと施設の運用ができないので、当然のことではありますが、その影響で睡眠時間が不規則になるということは覚悟しておくべき仕事です。

電気主任技術者の将来性

電気主任技術者は電気工事士と違い、力仕事はありません。ですので、電気工事の仕事を長年経験した人が電気主任技術者の資格を取得し、ビル設備の管理をするという話は、けっこうある話です。

若いうちは誰でもどんな業界でも、力仕事は務まりますが、年齢を重ねるごとに厳しくなりますので、電気の業界で働くのであれば、将来の自分のワークライフのために、電気主任技術者の資格はとっておくべきではないでしょうか。

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