▼用語詳細(電気工事用語集)
同期インピーダンス
(ドウキインピーダンス)
同期インピーダンスとは、同期発電機の内部インピーダンスのこと。
同期インピーダンスは、「漏れリアクタンス」と「電機子反作用リアクタンス」の和(同期リアクタンス)に、電機子巻抵抗を足したものです。

リアクタンスが小さくなると電力系統の安定性が向上するが、電機子反作用が小さくなるため効率が悪くなります。

短絡比の大きな「鉄機械」では、同期インピーダンスが小さく、安定しているが効率が悪い。

代表的な発電機として「水車発電機」など多極・低速な大型発電機が該当します。
電圧変動率が小さく、過負荷耐量が大きいという特徴があります。

対して、短絡比が小さな「銅機械」では、同期インピーダンスが大きく、安定性が悪いが高効率です。

代表的な発電機は「タービン発電機」など、高速回転する発電機が該当します。