▼用語詳細(電気工事用語集)
光天井
(ヒカリテンジョウ)
光天井とは、拡散透過性のパネルを天井面に設置し、パネルの上部に照明器具を内蔵することで、間接的に光を照射する全般照明のこと。

半透明なアクリル板などをパネル状に加工した乳白色のものが多く使われ、光源を透過させることで照明器具の輝度を緩和します。

天井面で大面積が明るくなると、見上げ目線に広がり感が生まれます。
明るく開放的な空間を創りだす照明手法の1つで、照明器具を目立たせたくないという意匠コンセプトがある場合、多々採用されます。

ランプ交換のためには、光天井をすべて取り外さなければならないため、長寿命な照明器具を内蔵するのが一般的とされている。
白熱電球など発熱が多く、寿命の短いランプを使用するのは適さない。

発熱が比較的少なく、長寿命な「蛍光灯」か、より発熱が無い「LED照明」を内蔵すると良い。

光天井として、一体的に発光する面の大きさは、パネルの制作可能サイズに制限されます。

目的なしで天井全体を光らせることは難しく、パネルを支えるために1.2~1.3m程度の格子下地が天井面に現れる。

光天井用のパネルは照明器具からの熱による変色や、帆ころなどによる汚れが発生するため、定期的な清掃が必要となります。
汚れを放置すると、美観や明るさ感が損なわれるため、ランプ交換以外のランニングコストも大きい。

アクリルやガラスパネル以外に、ガラスクロスを用いたシェードを張る工法も普及しています。