▼用語詳細(電気工事用語集)
ローチャンネル
(ローチャンネル)
ローチャンネル都は、地上デジタル放送のチャンネル区分において、UHFローチャンネルとなる「13~36ch」の範囲のことです。

国内では地デジ放送の多くがローチャンネルに占められています。

UHFによるテレビ放送は13ch~62chまでが規定されています。
13~36chに特化した受信ができる「ローチャンネルアンテナ」、13~62chまでをまんべんなくカバーする「オールチャンネルアンテナ」、45~62chに特化した「ハイチャンネルアンテナ」が特に販売されています。

ローチャンネル帯域に特化したアンテナは、オールチャンネルアンテナよりも3~4dB程度利得が高く、効率の良い受信が可能となります。

ハイチャンネル帯域を使用していない地域でアンテナを選定する場合、オールチャンネルアンテナではなくローチャンネルアンテナを設置した方が、より安定した受信が可能となるので覚えておくとよい。

国内では多くの地域でローチャンネル帯域が使用されているため、全チャンネルを平均的に受信できるオールチャンネルアンテナを使用するより、ローチャンネルアンテナを使用した方が受像品質が良いことがあります。

ただし、一部局ではハイチャンネル帯域を使用していることもあるため、設置する場所に応じた選定に注意が必要です。

ローチャンネル専用のアンテナは、ハイチャンネル帯域の受信ができないため、まったく受像できないので注意が必要です。

集合住宅やビルなどの共同聴視設備を設計する場合、オールチャンネルアンテナを選定するのが一般的だが、ホームユースなど受信する電波が確定している場合、ローチャンネルアンテナを選定するのも一案である。