▼用語詳細(電気工事用語集)
ルーバ照明
(ルーバショウメイ)
ルーバ照明とは、不快なグレア(視界に強烈な光があるとまぶしく感じる現象のこと。)
を防止するための社交ルーバを天井照明器具に取り付けたもので、一定の遮光角を得ることで光源グレアを緩和させたものです。

適切なグレアは賑わい感を演出することが可能ですが、執務空間における天井照明やタスク照明のグレアは、作業環境の品質低下を招くため、抑制することが求められます。

近年の執務室は、PCやディスプレイモニターが多数導入され、OA化が進んでいる為、モニターへの照明光源の映り込みは作業品質の低下につながります。

ディスプレイモニター表面が、照明の反射によって見えにくくなることを避けるため、光源をルーバー(羽板と呼ばれる細長い板を、枠組みに隙間をあけて平行に組んだもの。)
で遮光して映り込みを防止するのが執務空間の照明設計では一般的です。

ただし、照明器具にルーバーを取り付けることは、器具からの光の放出を妨げることになり、効率が悪化するため、下面開放器具に比べて照明率が低くなります。
照度計算をする場合は、効率の悪化に伴う照度低下を考慮しなければならない。