▼用語詳細(電気工事用語集)
ライトアップ
(ライトアップ)
ライトアップとは、照明器具により、建築物や工作物の輝度をより大きくする設計手法またはシステムの総称のこと。

スポットライトや投光器を用い、建物やモニュメント、橋、樹木などを照射することで、非日常感や賑わい感を演出する手法であり、照明演出として多用されています。

日常的に得られる太陽光は上空から地面方向に照射されているが、ライトアップは下面から上方向に行われるのが一般的であり、特に夜間に下方向から照射された対象物は非日常的な景観となり、高い演出効果を得ることができる。

必要な照度確保を行う目的ではなく、演出として行われるものであるため、省エネルギーという観点からすれば避けるべきであるが、賑わい感を得るために欠かせない手法であることから、長寿命かつ省電力の照明器具を使用することが求められます。

照明器具の光を天空に向けることは、光害の大きな原因となるため、上空に漏れる光の総量を規制することも照明設計の重要な要素となります。