ビルメン業界に未経験で転職するときの心構え

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ビルメンテナンスの仕事に興味があるのですが、30代後半で未経験です。こんな自分でも雇ってくれる会社ってあるのでしょうか?

40代で無資格・未経験だと、ビルメンテナンスへ転職するのってやっぱり厳しいですか?


ネットではよくこんな質問が目に留まります。ビルメンテナンス業界に転職するか迷っている方の中には、 自分の年齢や経歴を気にされて悩んでいる方が多いようですね。


結論として、ビルメンテナンス業界への転職は30代・40代以上の方でももちろん出来ますし、未経験でも応募できる求人は結構たくさんあります。 実際に、無資格・未経験でビルメンテナンス業界への転職を成功されている方も大勢いるのが実情です。

とはいえ、未経験で転職することはやっぱり不安ですし、悩みが尽きない方もいらっしゃると思います。


この記事では未経験でビルメンテナンスへの転職を考えている方へ、 未経験で転職するときの心構えや持っておいたほうが良い資格などについてお伝えしていきたいと思います。



工事士.com求人の中で未経験でも応募できる企業は80%以上

今回この記事を書くにあたって、ビルメンテナンス(設備管理)の求人を掲載していた企業30社をピックアップし、 未経験でも応募できる求人の数を調査したところ、30社中24社が未経験でも応募できるという結果が分かりました。


内訳は下記のグラフをご覧ください。
▽ ビルメンテナンス(設備管理)の求人



更に、未経験でも応募できる企業24社のうち、 そのほとんどが30代・40代の方からの応募も歓迎している企業でした。


ビルメンテナンスの仕事はニーズが高く、業界全体としてもここ数年は右肩上がりの状況です。 しかしその一方で、ニーズに対してかなりの人手不足であることも事実で、人材を確保するために求人募集を行う企業がどんどん増えています。


実際に未経験者でも歓迎している企業様は・・・

ビルメンはどちらかと言えば裏方の仕事ですし、正直人気が高い仕事とは言いにくいかもしれませんね。 でもやりがいはもちろんありますし、好きな人は本当に好きだと思うんです。

資格は持っているに越したことはないですが、初めのうちは仕事を覚えることのほうが大事なので、初心者でもぜんぜん問題ないですよ。


といったコメントをされていた方もいます。


例えば大手の求人サイト(エン転職やマイナビ転職・リクナビ転職など)でもビルメンテナンス募集の求人は数多く扱っているでしょう。 未経験でも応募できるビルメンテナンスの求人って、実は意外と多いんですよ。


ですから、『ビルメンテナンスへ転職したいという気持ちはあっても、自分の年齢や経歴がネックになって悩んでいる』 なんて方は、もっと自信を持ってください!30代・40代からの転職を歓迎してくれる企業はたくさんあると思いますよ。



ビルメンテナンスへ転職するとき、やっておいてほしいこと

ここでは、ビルメンテナンス業界に転職する際の心構えや、転職前にやっておいてほしいことをお伝えしていきます。


まず1つ目は、転職前に資格を取っておくこと。 ビルメンテナンス業界では、持っておいたほうが良い『4点セット』と呼ばれる資格があります。

4点セットとは下記の4つの資格のことです。(資格の概要については後ほど説明します。)


第ニ種電気工事士
2級ボイラー技士
危険物取扱者乙種4類
第三種冷凍機械責任者



たとえ未経験での転職だとしても、上記のような資格を持っていれば面接時にアピールできますし、 資格を持っていることで採用される可能性もアップすると言えるでしょう。




2つ目は、ビルメンテナンスの仕事に関する知識を多少学んでおくこと。 ビルメンテナンスの仕事内容はすごく幅広いです。

一言で「ビルメンテナンス」と言っても、業務の種類や働き方はさまざまあります。 ですから、前もってどんな業務内容があるのかリサーチしておくといいでしょう。


最近はネット上で色々な情報を知ることが出来ますが、書籍で情報収集することもオススメです。 その中でも、特に下記の2冊は初心者向けで、これからビルメンテナンスへ転職を考えている方にはぴったりだと思います。


●ビルメンテナンスが一番わかる (しくみ図解)
  <田中毅弘 監修>

●絵で学ぶビルメンテナンス入門
  <大浜庄司 著>



繰り返しになりますが、ビルメンテナンスの仕事はとても幅が広く、業務上で覚えることもたくさんあります。 未経験者の方にとってはもしかすると、「ちょっと大変かも…」と感じてしまうようなこともあるでしょう。

そういった苦労しそうな部分をカバーするためにも、 4点セットの資格を取ったり、前もって仕事内容の知識を付けておくことはかなり有効的です。



転職に有利な、ビルメン『4点セット』とは

先ほど軽く触れましたが、ここではビルメンテナンスを目指す上で 必要とされる4つの資格をご紹介したいと思います。


【第ニ種電気工事士】
第ニ種電気工事士の資格は、ビルメンテナンスの仕事の中で電気設備に関わる業務に活かすことが出来ます。 例えばビル内の照明を交換したり、ちょっとした修理や整備を行ったり。

大規模な工事に関しては専門業者を手配することが多いですが、 簡単な点検・工事についてはビルメンテナンスの業務の範囲内になることがあります。


更に、電気工事の資格はビルメンテナンス以外でも様々な仕事に活かせます。
まさに万能な資格だと言えるでしょう。


第ニ種電気工事士の資格に受験資格はないので、学歴や年齢、経歴を問わずどなたでも受験可能です。 資格の概要については下記の記事も参考にしてください。


電気工事士の年齢制限ってあるの?受験資格や受験者の特徴を確認
第ニ種電気工事士の資格【オススメ理由6つ】一発合格できる難易度
第ニ種電気工事士の難易度・合格率/勉強時間と方法まで



【2級ボイラー技士】
ボイラー技士の資格は、ビルなどの建物に設置されているボイラー設備の運転管理をするために必要な資格です。

2級ボイラー技士を持っていることによって、一般的に設置されている製造設備や、冷暖房設備、 給湯設備などのエネルギー源となるボイラーを取り扱うことが出来ます。


2級ボイラー技士の資格に受験資格はありません。 試験の合格率は例年50~60%ほどで、毎年多くの方が受験しています。



【危険物取扱者乙種4類】
危険物取扱者の資格には甲種・乙種・丙種があり、その中でも乙種4類は、 ガソリンやアルコール類、重油、軽油、灯油などの引火性液体を取り扱うことができます。

ビルのボイラーや非常用発電機などには重油や軽油が使われることが多いので、 ビルメンテナンスの設備管理をされている方はこの資格を持っている場合が多いです。


乙種4類は受験資格がないので学生~大人まで年齢を問わず多くの方が受験しています。



【第三種冷凍機械責任者】
第三種冷凍機械責任者は、ビル内の空調調和設備や冷凍機・冷却塔などの運転管理に活かせる資格です。

マイナーな資格ではありますが、冷凍サイクル(ものを冷やす原理)をマスターできる資格として、ビル管理業務では欠かせない資格です。


第三種冷凍機械責任者は受験資格はないので、どなたでも受験することが出来ます。



以上の4つの資格がビルメンテナンスの仕事をする上で必要とされている資格です。 どの資格もビルメンテナンスの仕事に活かせる資格で、いずれも受験資格はありません。 しっかり勉強して対策すれば、どなたでも合格を狙えると思います。


資格は取得するまでが大変ですが、持っていれば、転職活動の際に採用される確率がアップしますし、 会社によっては手当がついたり給与のベースが上がったりとメリットも大きいです。

ですから、もしビルメンテナンス業界で働くのであれば、最低でもこの「4点セット」は持っておいたほうが良いでしょう。



未経験で転職する場合、給料は大体20万円前後

ビルメンテナンス業界は『安定しているが、給料は安い』というイメージが強いようです。 転職するか迷っているという方の中には、給与面がネックになってなかなか1歩踏み出せない…、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ネット上ではよく「給料は期待しないほうが良い」「昇給しにくい」といった声をよく聞きますが、 その点については正直間違っていないと思います。


今回、ビルメンテナンス募集の求人をさまざま見ましたが、 無資格・未経験者ならば、大都市圏では20万円~23万円前後で、 地方では16万円~20万円前後といった求人が多かったです。


ビルメンの給料や福利厚生、待遇については会社によってバラツキがあるので一概にいう事はできませんが、 もし年収アップを目指すのであれば ビル管理に関する資格を取得して手当を増やしていくことが近道と言えるかもしれませんね。



まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。 今回は、ビルメンテナンスへ未経験で転職する際の心構えや、 持っていたほうが良い資格などについてお伝えしてきました。


是非この記事で読んだ情報が、あなたのお役に立てば嬉しいです。

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