【仕事を辞めたい人へ】6つの辞める理由別自己分析

仕事を辞めたいと悩んでいるサラリーマン

「ぐわぁー!もう仕事辞めたい!」と思っているあなた!

その判断は本当に『正しい判断』だと納得できますか?絶対に正しいと思っていらっしゃる方も、一度冷静になり、その判断が正しいのか分析してみませんか?

このページでは「6つの辞める理由別」に、今回の辞めるという判断そのものが正しいのかどうかを見極めるための問いかけをご用意しております。冷静に気持ちを整理して、転職するかどうかの判断材料としてこのコンテンツをご活用いただければ幸いです。

1. 辞める理由「人間関係」

人間関係に悩みつつ握手する人たち

人間関係の問題は集団で仕事をする以上、誰もが壁にぶつかる問題ですよね。

「嫌な経営者」「嫌な上司」「嫌な先輩」「嫌な同僚」「嫌な後輩」がいて、我慢すればするほど余計意識してしまって毎日イライラしたり、クヨクヨしたりと、本当に厄介な問題だと思います。

人間関係は、会社という集団に入って働いていくうえで、必ず付き合っていかなければならない問題。かといってそう簡単にどうにかなる問題ではないので、今も悩まれたり、苦しまれていたりする方がいらっしゃるのも事実でしょう。もしもあなたが人間関係に悩み、仕事を辞めようと思っているのであれば、お気持ちお察しいたします。しかしながら、「会社を辞める」というその決断が、本当に正しい判断なのか、もう一度見つめなおしてみることも大切です。

よく考えずに、衝動的な気持ちで判断してしまっていたら、その判断が後々のあなたのキャリアにダメージを与えてしまうこともあります。もし、そうなったら勿体ないと思いませんか?「辞める」という選択が正しかったのかを冷静に見極め、頭の中を整理することで結果的にあなたの心のケアにもなるのです。以下のチェックポイントで、あなたの判断が正しいのか・間違っているのかを分析してみましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

まずは、「自分に原因がないのか」を判別するために、辞める原因となった人の嫌な部分を箇条書きにしてみましょう。以下の例を用意しましたので、参考にしてみてください。

※書き出したら、今度は1つずつ「本当に嫌いになる程の理由なのか」を見ていきましょう。ポイントは、嫌いな理由を1つ1つポジティブに解釈してみることです。

例 : 上司のAさんが嫌いだからやめる場合

Aさんのことが嫌いな理由

  • 部下の手柄を自分のものにする

    解釈 上司が自分の手柄を横取りすることが、自分にとって本当に不利益なのだろうか。上司がそれで評価されれば、上司から自分は評価されるわけだし、必ずしも不利益ではないはず。逆に、手柄を横取りしたということは、自分に対して上司は負い目がある訳だし、そこを逆手にとってうまく利用できるのでは…?

  • 緊急でもないのに夜中や休日に電話やラインを送ってくる

    解釈 就業時間外に連絡を取ってくるということは、よっぽど自分のことを気に入っているのだろう。この状態をあと3ヶ月続けたらどうなるだろうか。上司は自分の要望を少しは聞いてくれるようになるのでは…。もしそうなれば、自分は同期の社員たちよりも早いスピードで出世できるかもしれない。プライベートの時間と言っても、やり取りするのはほんの5分~10分程度だし、たったそれだけの時間の投資でいち早く出世できるのであれば、これは千載一遇のチャンスかもしれない…。

  • 立派な理由をつけて業務命令を出すが、不備を指摘すると根性論を唱える

    解釈 物理的に達成できない業務命令を出したことに後から気付いて根性論を語りだす。つまり、上司は物理的に達成できないことを自覚しているということ。ということは口だけ合わせてやりたいようにやれるチャンスなんじゃないのか?もしくはこの状況で達成させた場合に上司の自分に対する評価は通常の何倍もの評価が得られるのではないだろうか?

  • 自分のミスを部下に押し付けて上に報告する

    解釈 上司は自分がやってしまったミスだということを自覚しているのだから、あえて自分がミスしたことにしてあげて、恩を売るというのもいいのではないか?結局、部下のミスは上司の監督責任になるのだから、せめて上司の顔を潰さないように協力してあげよう。

  • 何度も無理やり飲み会に誘ってくる

    解釈 上司は自分のことがよっぽど気に入っているのだな。でもこれだけ気に入られているのであればこのままもっと気に入られてみるというのはどうだろう。今より更に気に入られることで、自分に次の役職のポストを優先的に与えてもらえるかもしれない!

いかがでしたでしょう。嫌いな人の苦手な部分をポジティブに考えるのは少々難しいことだと思います。しかし、この分析でポジティブに考えられた方は、この先も辞めないでやっていける可能性も高いです。逆にポジティブに考えることができなかった方は、転職し、別の会社を探すという選択肢を視野に入れてみても良いかもしれません。

Point 2辞めたら解決するのか?

人間関係が原因で辞める場合に必ず考えていただきたいのが、「辞めて解決するのか」という問いです。

確かに、転職すれば、いま嫌いに思っている人とはお別れできます。ですが、人間関係のトラブルというのは、どの会社でも起きがちです。意を決して転職したのにも関わらず、また嫌な人・苦手な人に出くわしてしまって、更にまた転職しなければならい状況に追い込まれてしまったら、後悔しきれませんよね。

だからこそ、人間関係で辞める前に嫌いな人を克服できる道を探すべきなのです。もし、人間関係が原因で心を病んでしまっているなぁと感じた場合は、まずは自分の信頼できる人・専門医に相談したうえで判断するのも良いでしょう。

Point 3乗り越えた場合のメリット

人間関係で、辞めずに乗り越えた場合には、あなた自身のコミュニケーション力の向上が期待できます。コミュニケーション力が向上すれば、リーダーシップが必要な場合でも、その力を発揮することでしょう。

そうなればキャリアアップも期待でき、将来的にはリーダーや管理職といったポジションを手にすることもできます。そういう意味でも、人間関係で辞めずにその苦難を乗り越えるというのは、あなたにとってのメリットが大きいのです。

2. 辞める理由「給料が安い」

いつの時代も辞める理由の上位に君臨するのが、「お金」の問題。誰しも、給料はたくさん貰いたいはずですから当然と言えば当然です。しかし、給料が安いからという理由で会社を辞めることを決断してしまうのはちょっと危険。まずは一旦立ち止まって、給料が低い理由を冷静に考えてみる必要があります。

給料が安い理由には、会社の業績が悪い・個人の成績が悪い・経営者がケチなど様々な理由が考えられますよね。もしかすると、今現在の給料が少ないと感じているだけで、もう少し経験を積んで年数を重ねればひょっとしたら昇給するかもしれません。給料が安いという理由は、本当に会社を辞めてしまうほどの理由として適切なのかどうか、あなたが損しないためにも是非チェックしてみましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

まずは、ご自身の給料がその職種において適正なのかどうかについて調べてみましょう。給料が適正かどうかを調べるのにはいくつかの方法がありますが、ここではその方法の1つとして、転職サイトで自分の価値を調べる方法をご紹介します。

まずは、自分の職種(仕事内容)を転職サイトで確認してみましょう。その際に、求人情報に記載されている経験・スキルがなるべく自分と一致しているとベストです。求人情報に記載の給料を参考にする場合、1社だけでなく複数社見ながら比較しましょう。すると、おおよそですが人材市場におけるご自身の価値が分かると思います。ご自身の価値が分かったところで、今の給料と比較してみましょう。

比較してみて、人材市場よりも給料が良いのであれば、今のままが一番いい状態ということになります。それでも現状の給料に不満を感じている場合は、辞めるという選択でなく、スキルアップを目指してなにか技術や資格を取得してみるのはいかがでしょうか。それができれば、人材市場でのあなたの価値は更に上がる可能性が高いです。

逆に、今の給料が人材市場の価値と比較して安かった場合は、やはり転職することによって収入が上がる可能性があります。ただし、今の会社での勤続年数が短い場合は、技術・スキル以前に社会人として1つの場所で腰を据えて頑張れない人間なのだと思われてしまうこともあり、転職そのものが難しくなってしまうケースもゼロではありません。いずれにせよ、ご自身のキャリア形成に関わる判断になりますので、慎重に考えて転職するかどうか判断しましょう。

Point 2辞めたら解決するのか?

給料を重視した転職で大切なのは、短期的に見るだけではなく、長期的に見ること。転職した途端に給料は上がるけど、昇給が全然ないから長期的に見たら今の会社に在籍し続けた方が、トータル的に収入が多い。…としたら、転職してしまったら損してしまうことになりますよね。このようにならないためにも、目先の給料だけでなく、長期的に見た将来の収入のことを考えることも重要なのです。

Point 3乗り越えた場合のメリット

現状の給料が安くても、今の会社で辛抱した場合のメリットは以下のものがあげられます。

  • 管理職となり、収入が一気にアップ
  • 長年会社に残ったことにより、転職する時にも高評価を得る
  • 長期間1つの会社で働いたことでスキルはもちろん人脈も増える

いかがでしたでしょうか。転職しないで辛抱することにはこのようなメリットもあるのです。給料が安いということは誰しも嫌なことですが、それでも歯を食いしばって残った人にはその努力に見合った見返りというのがあるのです。現状の給料が安くとも、今の仕事を極めた場合のリターンを考えてみるのも大切なことだと言えるでしょう。

3. 辞める理由「仕事内容が面白くなかった」

「自分の思っていた仕事内容と違った」
「なぜこんなに面白くない仕事をしなければならないのか…」

こんな経験をしたことがある方、多いと思います。こういうときって、自分のやりたい仕事ができる人のことを「恵まれていて良いなぁ」と羨ましく思ったりすることもあるで『下積み期間』だなんてことないですか?だとすれば、仕事内容に不満があったとしても今やめてしまうのは、勿体ないです。これまで積み上げてきたもの・せっかく学んだスキルが全て崩れてしまうことになります。

仕事が面白くないから辞めてしまうことで、あなたが損していないか一緒に分析してみましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

どんな仕事でも、「面白く」感じるのも、「つまらなく」感じるのも自分次第ですよね。つまり、自分が面白いと思えば、仕事は面白くできるものなのです。では、どうすれば仕事を面白く感じることができるのか。色々な方法がありますが、ここでは3つご紹介したいと思います。

こっそり目標を立てる

仕事をするうえで目標を立てることはとても重要です。現場ごとやチームごとに目標が設定されていることはよくありますが、ここでお伝えするのは、あくまでも『自分だけの目標』です。

例えば、「先輩よりもこの作業を〇〇分早く終わらせる」など。どんな目標でもいいので、自分だけの目標をこっそり頭の中で立ててみましょう。小さな目標でもいいです。目標を立て達成感を味わえば、不思議と仕事が面白く感じてくることがあり、時間もあっという間に過ぎてしまう感覚を味わえるはずです!

勝手にライバルをつくる

社内の誰でもいいので、今日からあなたのライバルとしてください。別にライバルにしたからといってその人に嫌がらせしたりしたらダメですよ!

そして、ライバルよりも仕事を早く終わらせてくださいそのたびに小さくガッツポーズをするのです。競争するのがあまり好きじゃない人にはおすすめしませんが、ゲームでもライバルと競うと頑張れるタイプの人にはおすすめの方法です。

スキルを学ぶ

例えば、欲しい資格とかスキルを毎日電車やお昼休み、帰りの電車の中で勉強してみると、将来の目標を持って働いているという実感を得ることができ、日々の仕事に不満を感じにくくなります。理由は、目標を追いかけているなかで、今の仕事は通過点だからと考えることができるからです。

今の仕事に「こっそり目標」をつけるのと似ている話なのですが、目標をつけるのが難しいと感じたり、そもそも目標を付ける気になれなかったりした場合に、このようにして今の仕事と切り離して目標設定してみるといいですよ。

Point 2辞めたら解決するのか

今の会社を辞めても、また転職した先で同じようなつまらない仕事を押し付けられた場合、どうしましょう。働いていると、つまらない仕事というのは必ず巡ってくるものであり、楽しい仕事ばかりできるということはないのです。

仕事を楽しくできるのは、結局は自分の知恵だけ。その知恵を絞ることを怠ってしまうと、残念ながら転職した先でも同じことを繰り返してしまう可能性が高いのです。もし、またつまらない仕事が巡ってきたら、また転職しないといけなくなってしまい、キャリアはどんどん傷ついていくばかりで、収入は一向に上がらない生活を余儀なくされてしまいます。

そんなの絶対に嫌ですよね…。ですから、仕事が面白くなかったいう理由で、すぐに転職を決断してしまうのではなく、もう一度冷静になって考えてみることが大切です。

Point 3乗り越えた場合のメリット

仕事が面白くないから辞めたいと思った気持ちを何とか改善できた場合、あなたは「仕事がどんどん来るようになる」というメリットが訪れるでしょう。しかもあなたに来る仕事は、今よりも難易度の高い仕事の可能性が高く、責任の大きなやりがいのある仕事を任せてもらえるかもしれません!

今つまらないと感じている仕事を乗り越え、やり遂げれば、「〇〇さん(あなた)なら安心して仕事を任せられる!」と仕事を任せた上司からの評価が上がります。つまらない仕事でもこの一瞬を耐えることができれば、あなた自身が持っている能力をアピールすることもできますし、給料がアップすることも考えられるでしょう!

4. 辞める理由「会社の将来性」

今自分が働いている会社は、将来的に安泰なのか心配になることってありますよね。売上の主力事業が低調だったり、経営者の方針がどう考えてもおかしいとか、現在のビジネスモデルが成功すると信じられなかったり、色々な心配を重ねて将来性を疑ってしまうことは誰しもあるでしょう。

ただ、あなたもお気づきの通り、100%失敗しない会社はありません。名だたる大手企業ですら他社に買収されることでかろうじて生き残る時代です。ここでは「会社の将来性に不安・不満がある」という理由で辞めることが本当に正しい判断なのか、分析していきましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

会社の将来性を左右するのは、経営者や上司の考え方だけではありません。その会社で働く全社員ひとりひとりが、会社の行く末を左右することができます。つまり、会社の将来が不安と思うのであれば、「自分にどうにかできないのか?」を考えてみましょう。

もちろん、大きな会社だったら自分ひとりがどうこうしたってなにも変わらないなんてこともあるかもしれません。しかし、自分の行動をきっかけに同志をつくっていけば、それが次第に大きな力となって、どんな規模の会社であっても動かすことができるのではないでしょうか。

Point 2辞めたら解決するのか

会社を辞めれば、その会社の将来についてもう二度と不安を感じることはありません。ですが、ここで言う「辞めたら解決するのか?」は、転職先でも同じような不安に襲われるのではないかということを示唆しています。辞めることで果たして「会社の将来への不安」を感じないで済むようになるのでしょうか。

結論から言うと、こればかりは全て本人の気持ち次第であると言えます。誰だって不安はなるべく避けたいですし、心配しないで過ごせるのが一番です。しかし、前述したように『100%失敗しない保証』はどの会社においてもありません。冷静に今の状況を見つめなおして、自分のキャリアに不利益なことにならないような判断を行うことが大切です。

Point 3乗り越えた場合のメリット

会社の将来を案じて、もし、あなたが奮起し、その不安を乗り切れたとしたら、その頃にはあなたは重要な役職に就いていることでしょう。危機感を持ち知恵を振るいリーダーシップを発揮すれば、おのずと成長することができるのです。

それができるのは会社の将来を不安に感じられる人に限られているのです。それができるチャンスがあなたの目の前にはあります。そのチャンスをものにするのか。それともスルーして辞めるのか。もちろんあなたの自由です。

ちなみに辞めたからと言って何も問題ありません。不安だからそこから離れるという選択も間違ってはいないと思います。そこは当事者である本人が見極めなければならないことです。ですので、どういう判断を最終的にあなたが下すかはあなたの自由であり、どちらを選択してもあなたが正解と思えれば正解です。

5. 辞める理由「評価されていない」

「こんなに頑張っているのに、こんな評価だなんて信じられない」
「これだけ会社に貢献しているのに、これしか評価してもらえないなんて…」
「周りに比べると、正直自分が評価されているのか不安になる」

仕事はクオリティを表すものであり、報酬に反映される元となるもの。誰だって、自分が正当に評価されているのか気になったりしますよね。現状に不満を持っていると、他の会社だったらもっと評価してもらえるはず!と考えてしまうのはごくごく当たり前のことです。

しかし、評価制度というのは会社によってもバラバラです。ここでは評価制度の基本的なスタンスから、「評価されていない」という理由で辞めることが本当に正しい判断なのか、分析していきましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

そもそも評価とは「会社の売り上げにどのくらい貢献したのか」が基本的な基準となります。

評価されるうえでのポイントとして大切なのは、「評価されるためにただただ頑張る」のではなく、「頑張っていることをアピールすること」です。評価してくれる人(上司や先輩など)に、頑張っている姿を実際に見てもらったり、自分の出来ることを積極的にアピールしたりすることで、この人は会社に貢献してくれていると、感じてくれやすくなるでしょう。

よく海外の人は、そういうアピールが得意という話を聞きます。反対に、日本人は空気を読む人が多く、自分の努力をアピールすることで、社内で浮いてしまうのではないかと、周囲の目を気にする傾向が強いようです。「あいつは上司に媚を売っている」と陰で言われたりするのも、好きな人はいませんよね。

ですが、自分をアピールできないことが原因で「自分は評価されていない」と感じ、会社を辞める選択をしてしまうのは勿体ないですし、自分自身にとっても不利益極まりないことだと思います。一度、あなたがどれだけ会社に貢献しているかを、上司や先輩にアピールしてみるのも良いかもしれませんね!

Point 2辞めたら解決するのか

転職すれば本来得たかった評価が得られるようになるのかは、転職してみないとなんともいえないことだと思います。ですが少なくとも入社する時に報酬が決まりますので、そこで得たかった評価分、報酬が上がるのであれば転職する意義があるのかもしれません。

ですが、ひとつだけ冷静に考えていただきたいのが、転職した年の翌年以降、果たしてあなたが得たい評価が得られているのかどうかです。入社するときの最初の報酬額だけマッチして、それ以降はいまの会社と変わらない評価であれば、昇給も乏しく感じてしまうのではないでしょうか。

そうなっては、せっかく転職したのにまた転職しようかどうか迷って、いつまでたっても仕事に身が入らない期間が続き転職回数は増え続け、あなたのキャリアが台無しになってしまいます。そんなリスクに挑戦するよりも、今いる会社できっちりアピールをして正当な評価を得ることにチャレンジするほうが、あなたにとってノーリスクだと思いませんか?

Point 3乗り越えた場合のメリット

自分の思うような評価を得られていないと感じていた場合、それでも歯を食いしばって頑張った先には何が待っているのでしょうか。乗り越えた場合のメリットを以下にまとめました。

正当な評価をしたいができない会社の場合

会社が成長している期間にあり、社員に見返りを返せないという場合、会社が軌道にのった後、いままで得たかった評価の倍以上の評価が得られる可能性があります。会社を成長させる過程を経営者とともに歩んでくれたことに対する評価も含まれますので当然の評価です。

正当な評価をしているつもりになっている会社の場合

これはつまり、働く側と経営する側にギャップがある場合ということになるのですが、こういった会社は安定を重んじる人向きの会社であって「もっと評価されたい!」「もっと給料がほしい!」という人向きではないということになります。それでもアピールをする練習にはなりますし、なによりも勤続がながければ転職した先での評価は高くなるはずですよ。

あきらかに評価がおかしい会社の場合

人の入れ替わりが激しい会社にこの傾向があります。こういう会社で働く際は「自分のスキルアップ」だけを考えて働くとベストです。スキルアップをたくさんして転職すれば、いままでの評価の何倍もの評価が得られるようになりますので、そういう期間だと思って頑張ってみてください。

いかがでしょうか。
あなたが勤めている会社が上記のパターンに当てはまるとはもちろん限りませんし、続けることで必ずメリットがあるというのも確実な話ではありません。

肝心なのはあなたが冷静に判断し、あとから後悔するようなことにならないことです。メリット・デメリットをよく考えて、是非いい判断をしてください。そうすればいつかきっとあなたの求めている評価が得られるようになると思います。

6. 辞める理由「社風が合わなかった」

社風は、企業の中での文化や価値観などのことを言います。仕事内容や給料は悪くないけれど、社風がちょっと自分と合っていない…なんてことよくありますよね。

しかし、会社の社風が自分に合わないからといって簡単に辞める決断を下すのは本当に正しい判断でしょうか。しっかり見極めたうえで選択しなければ、たとえ辞めたとしても、転職先でまた同じ悩みを抱えて転職を考える事態に陥る可能性も考えられますよね。転職で失敗し、キャリアを傷つけてしまっては元も子もありません。ここで一度、その判断が本当に正しいのか冷静になって考えてみましょう。

Point 1自分に原因はないのか?

社風に馴染めない自分に原因はないのか?というのは変な問いかけですが、どこの会社にも独自の社風というものがあります。そして、その社風には必ず「目的」があります。例えばですけど、毎朝15分、大人数で掃除すると絶対に掃除するところがなくて途方に暮れるのを掃除させる側は知っているのです。

実はこの掃除の目的は「自分で考え掃除する箇所を考える」ことなのです。もちろん、綺麗にするという目的はありますが、それは掃除そのものの目的であり、「毎朝15分掃除をする」という目的とは別なのです。

よく仕事は自分で作りだしなさいということを言われることはないでしょうか。これは、とっても難しいことではあるのですが、「目的」だけ社員で共有し各々がその目的を達成させるために必要なことを探しクリアしていくことで、製造業のように毎日同じことをするのが退屈な人にとってはとても魅力的なワークスタイルなのです。

で、その素養を培うために毎日15分の掃除で鍛える。これが掃除させる側の目的なのです。 といっても、これは筆者の経験からの話であって、まったく違う目的をもって掃除を毎朝している会社もありますので、それは一概に言えないのですが、結局あなたにお伝えしたいことは「目的」がなんでもあるということなのです。

つまり、社風が独特でついていけないと思うのは、その社風の表面的な部分しか見ていないから余計に、意味のないことをやらされている感がでて、やる気をそがれるのではないでしょうか。でも、もしまだその社風である目的を経営者や上司に聞いていないということであれば是非聞いてみてください。

何らかの目的があり、その目的を聞くことであなたの失いかけていた「やる気」を取り戻せるかもしれません。人は目的のないことをやらされるとやる気がなくなります。自分に原因があるのだとすれば、それは目的を確かめていないことにあるのだと思われます。

「え?もう目的は聞いている?でも、目的なんてなかった?」…そうですか。それは残念ですね。でも、そうしたら今度は「目的がないならやめませんか?」と言ってみてはいかがでしょう。本当に何も目的がないのであれば必ず、ほかの社員が賛同するはずですし、大概そういったケースは「誰もやめようって言わなかったから続けていた」という感じのはずです。

ただし、高圧的な態度で「目的がないならやめましょうよ!こんな意味のないことを!」なんていうと実は経営者の隠れた目的があって、角がたってしまうなんてこともありますので、やめることを提案するときは、穏やかに「とくに目的がないのであればやめませんか?みなさんどう思います?」という感じに周囲を巻き込みましょう。もしあなたの提案によって目的のないことをやらなくていいようになったら、あなたは同僚から英雄と呼ばれることでしょう。もちろん経営者からの評価も上がると思いますよ!

Point 2辞めたら解決するのか

やめればその会社の社風からは解放され、解決すると思います。ですが、また転職した会社に独特の社風があったらどうされますか?といってもそんなことは転職してみないことには誰にも予測できないことですので、考えても仕方のないことですよね。

でも、もしあなたがどんな社風の会社にはいっても順応できるようになったら…と思うとどうでしょうか?そうすれば、あなたの勤続年数はどんどん増えていき、やがてあなたの年収はとてつもない金額になるとしたら、そんな社風が不満とかいう理由で辞めるのがもったいないと思いませんか?

Point 3乗り越えた場合のメリット

独特の社風の会社で何年も働き続けることができたとしたらどんなメリットがあるのかについてですが、これも独特の社風である事の目的によって変化があります。

例えば「毎朝掃除を15分やる」環境で10年働いたとした場合、目的となっている「自分で仕事を作り出す力を養う」ことに成功し、あなたは本番の仕事でも、自ら仕事を作り出し、成功しているはずです。もし、10年しても「仕事を作り出す力」が養われていなければ、その目的はハズレだったことになります。

独特の社風で働き続けることのメリットは「独特の社風である事の目的」になっているスキルもしくはマインドが身に付くということです。そのスキルやマインドが身に付く実感がなければ上長に相談しましょう。また、最初からそのスキルやマインドが身に付くことに対してモチベーションが上がらないという方には、メリットはないということになります。

辞めるのはいつもで簡単にできるので、上述した内容を冷静によく考えていただいて、最善の判断をしていただければ幸いです。

7. まとめ

いかがでしたでしょうか?
だいぶ筆者の持論に傾斜した内容になってしまいましたが(笑)

結局なんでも物事考えて方次第でマイナスに捉えることもできますし、プラスに捉えることもできますよね。プラスに捉えることが正解というわけでもないですし、不正解ということでもありませんし。

要は「あなた自身がその選択をして良い判断をしたな!」と納得できることが重要なのではないかと思います。その為には色々な角度から冷静に分析する必要があると思いますので、このコンテンツはその角度のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

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