▼用語詳細(電気工事用語集)
ワイヤゲージ
(ワイヤゲージ)
ワイヤゲージとは、針金の直径を測る器具のこと。
銅製の円盤の周囲に、0.1~12mmの各標準寸法に相当する刻み目をつけたものです。

主にアメリカで使用されている電線規格の1つで、「A.W.G.(米国標準ワイヤゲージまたはアメリカンワイヤゲージ : American Wire Gauge)」と呼ばれます。

数字が小さいほど断面積が大きいという、日本国内と逆の基準となっているため注意すること。

A.W.G.による線番5 = 直径4.621mm、線番10 = 直径2.588mm というように、数字が大きいほど直径が小さくなり、断面積も小さくなる。

国内ではスケア(sq)と呼ばれる「断面積」を表現します。
近似値では「5.5sq : A.W.G.10(5.26sq)」「14sq : A.W.G.6(13.3sq)」「22sq : A.W.G.4(21.2sq)」となる。

A.W.G.によって「線番0」よりも小さい数値を表現する場合、「00(2/0)」「000(3/0)」「0000(4/0)」と記載することで区分します。

アメリカンワイヤゲージのほか、「S.W.G.(英国標準ワイヤゲージまたはインペリアルワイヤゲージ : British Imperial Standard Wire Gage)」「B.W.G.(バーミンガムワイヤゲージ : Birmingham Wire Gage)」が規定されている。