▼用語詳細(電気工事用語集)
臨時電力契約
(リンジデンリョクケイヤク)
臨時電力契約とは、電力会社との電気需給契約の1つ。
電灯や動力を1年未満の短期間で使用する契約のことです。

定額制と従量制による契約メニューがあります。
定額制:1kWあたり1日につき料金が発生。
従量制:1kWあたりの基本料金に加え、使用した分の従量料金が発生。

通常、電力会社との電気供給の契約は1年以上が必須だが、1年に満たない工事現場による仮設電源では1年以上の契約ができません。
状況次第で割高にはなるが、短い期間での供給に対応するために契約メニューが設定されています。

臨時電力契約を電力会社と結ぶ場合、料金体系が一般の契約よりも2割ほど割高になります。
低圧や高圧などの広い電圧供給に対応可能になっており、必要に応じた規模で受給契約を結ぶこととなります。

当初は1年以上の期間で臨時電力契約ではない契約を行い、1年を待たずにその契約を廃止する場合、1年未満となる部分は全て臨時電力契約として精算する。
電力会社との供給設備を増強するなどを行っている場合、その負担金についても臨時電力として精算するため、注意が必要です。