▼用語詳細(電気工事用語集)
低内圧ハロゲン球
(テイナイアツハロゲンキュウ)
低内圧ハロゲン球とは、ガラスグローブ内部にハロゲン元素やハロゲン化合物を充填し、フィラメントの消耗を抑制したハロゲン電球のことです。

ガラス内の圧を低く抑えることにより、安全性が向上するため、保護ガラスを省略できるため、小型化が可能とされています。

電圧は12Vの為、回路にトランスを組み込んで電源を供給します。
ランプ出力は10W、20W、35W、50Wなどが製品化されています。

定格寿命(ランプの平均寿命値)は3,000時間だが、ロングライフ対応のトランスを使用することで6,000~9,000時間まで寿命を延長することが可能です。

その上、調光が可能で輝度が高いため、商業施設などで使用されていたランプの1つである。

形状は片口金式でEZ10(ねじ込み)とG5.3(ピン)の2形状が多く、50~75Wの小型ランプを用いたスポットライトやダウンライト器具として製品化されています。

特に小型形状の器具を製作できるため、ディスプレイライトとしても利用されています。
赤外線反射膜などを塗布し、さらに高効率化を図った製品なども実用化されていました。

近年はLED光源の小型化・高性能化が進んでおり、新規物件における採用実績は少なくなっており、LEDへの置き換えが進められています。