▼用語詳細(電気工事用語集)
静電形計器
(セイデンガタケイキ)
静電形計器とは計器の1つで、固定電極と可動電極を組合せ、電圧印加時に発生する静電力を利用したものです。

高電圧の電極間に働く静電力による吸引を利用し、駆動トルクを発生させて指針を動かす機構を持ちます。

静電力による吸引を動作原理としており、外部磁界の影響を受けないため、高電圧回路の電圧測定に適している。
計測対象は交流・直流のどちらも可能です。
交流電圧の測定時には、実効値が表示される仕組みです。

静電力が働かない回路では測定できないため、100Vを下回るような低電圧回路での使用はできません。

電圧の2乗に比例するので、高電圧になるほど有利になります。