▼用語詳細(電気工事用語集)
一種耐熱型分電盤
(イッシュタイネツガタブンデンバン)
一種耐熱型分電盤とは、火災時にも屋内で使用出来るように耐熱性を高めた分電盤の種類の一つです。分電盤に耐火試験を行い、30分加熱した際の最高温度(JISに定められている火災温度曲線)によって一種と二種に分けられています。


一種耐熱型分電盤の主な使用用途は、人が閉じ込められる可能性のある居室、炎症の恐れがある屋外や屋上、廊下や階段等の人が逃げる為の通路等です。それ以外のパイプシャフトや屋外非常階段、開放廊下には二種や一般形が使用されます。

特にデパートや駅、ホテル等の不特定多数の人が出入りする施設で火災が発生した場合に、スプリンクラーや換気設備、屋内消火栓等に使用する際の、非常電源を確保する為の分電盤としての役割があります。