▼用語詳細(電気工事用語集)
通信衛星
(ツウシンエイセイ)
通信衛星とは、通信を中継する衛星のこと。
赤道上空36,000kmの位置にある静止軌道上に打ち上げられた人工衛星を活用し、通信が行われています。

データ転送やデジタル通信用にも利用されており、地上にある送信局から通信衛星に向けて情報を送信し、衛星から地上に向けて情報を返します。

電話線や無線を用いた通信は、その供給場所が限定的になってしまうことに対し、通信衛星を用いれば、限りなく広範囲に対し、情報を発信することが可能となります。

広域に対し同じ情報を送信できるため、災害時の通信網の確保にも活用可能です。
現在でも「衛星電話」という形で、災害時のネットワークの確保が行われています。

建築設備分野では、テレビ共聴設備における「衛星放送」を受信するために利用することが多く、
BSデジタル放送は「BSAT-2a」と呼ばれる衛星から受信していたが、現在は放送衛星システム(B-SAT)が運用する「BSAT-3a、3B、3c」と呼ばれる3基の人工衛星からBSデジタル放送が行われています。

CSデジタル放送は、スカパーJSATが保有する通信衛星からテレビ放送を受信します。
日本国内から受信できる衛星及び、テレビ放送を受像できる衛星(3衛星)は下記の通り。

◎SUPERBIRD-B2
◎SUPERBIRD-C2
◎JCSAT-1B
◎JCSAT-2A
◎JCSAT-3A(CSデジタル放送)
◎JCSAT-4A(CSデジタル放送)