▼用語詳細(電気工事用語集)
自動点滅器
(ジドウテンメツキ)
自動点滅器とは、周囲の明るさに応じて、照明器具のONとOFFを自動的に行う装置のことです。
周辺の照度によって接点を自動開閉するスイッチの1つです。

照度が設定値を下回ると接点を閉とし、上回ると接点が開となるため、明るさによって照明器具の自動点滅が可能となっています。

主に屋外照明や、外部階段照明に利用されることが多い。

外部階段にセンサー付き照明器具を利用する場合、センサーのみによる点滅とすると、昼間の明るい時間でも人が通ると点灯してしまいます。

自動点滅器とセンサーを組み合わせて、夜間かつ人が通った時に点灯するよう計画すると、より省エネルギーとなります。

街路灯や防犯灯では、照明器具本体に自動点滅器が付属されている機種があるため、別置きの自動点滅器を用意しなくても、完全自立した点滅が可能です。

ただし、自動点滅器付属の街路灯や防犯灯を多数並べると、自動点滅器の汚れや、雲や建物・植栽による日陰などの影響で、点滅がまばらになることがあるため、注意を要します。

一斉に照明器具を点滅したい場合は、照明器具個別に自動点滅器を設置するのではなく、明るさ検出の基準となる自動点滅器を代表器具として1箇所設置し、自動点滅器の信号をリモコンリレーやマグネットスイッチに送信し、接点の開閉をすると良い。

自動点滅器は接点を内蔵しているため、長期使用により劣化すると、昼間でも点灯したままになったり、夜間になっても点灯しないといった不具合につながります。

一般型でも5年程度、長寿命型では10年程度で不具合の頻度が増加するので、その期間を目安に交換を検討すると良い。