▼用語詳細(電気工事用語集)
アッテネーター
(アッテネーター)
アッテネーターとは、減衰器の事を指し、内部に抵抗が入っており、大きすぎる信号を適切な信号レベルに落とす事の出来る電子部品(スイッチや可変抵抗器)の事で、ATT(Attenuator)と略されたりPADと呼ばれる事もあります。

減衰量の単位はデシベル(dB)を主に使用します。主な用途としては信号の減衰の他に、検波器と組み合わせて使用する測定器、インピーダンスマッチング、平衡・不平衡変換、等があります。

具体的には、地デジ対応テレビ等で電波が強すぎて映像が不安定な時にアンテナの電波を弱めたい場合や、オーディオやギターのチューブアンプ等の音量機器に使用される事が多いです。他には高周波無線用減衰器としても使用されます。

この場合の理由としては騒音を出せない環境で音量を絞りたい場合や、耐入力の低い測定器が故障しないようにする為です。また、この場合とは逆に信号レベルを増幅させる装置をアンプやブースターと呼びます。